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フクトレさんは霊感持ちだからあたしが見えるんだった。 「デジトレから電話だ。何かあったらしいから直ぐに行ってやれ」 身体と一緒に放置してたスマホに掛かって来た留守電を聞いたのだろうか。フクトレさんの表情はからしてただごとではなさそうだ。 「わかりました!ありがとうございます!」 身体に戻ってトレーナーさんの部屋へ急ぐ。 扉を開けて中に入ると、トレーナーさんではなく見覚えの無いウマ娘ちゃんが座り込んでいた。直ぐ、それがウマ娘化したトレーナーさんだと気付いた。 「どうしよう、デジタル」 涙目で見詰めてくるトレーナーさん。その姿を見てあたしは、感動と興奮で意識を失いそうになっていた。 だって、ウマ娘ちゃんじゃないけどトレーナーさんは同じ志を共にする同士だ。その人がウマ娘ちゃん化したとなったらあたしの理性は崩壊寸前だ。 とりあえず話を聞く為に近付くと、急にトレーナーさんが抱き着いて来た。 彼女の体温や香りが肌から脳へと浸透し、一瞬失神しそうになるが、違和感に気付いて意識を取り戻す。 (震えてる……?) あたしの身体にすがりついて肩を震わせていて顔色も悪い。 「どうしたんですか?どこか苦しい所でもありますか?」 「わからない。起きてからずっと嫌な感じがしてて……」 「念のため保健室で見て貰った方がいいかもしれませんね」 「そうする……」 力ない足取りで立ち上がったトレーナーさんの手を取って外に出る。 震えが、伝わって来る。 ウマ娘ちゃんと手を繋ぐなんて冒涜的にも程があるが今は躊躇している場合じゃない。 (あたしがなんとかしないと……!) 47デジトレウマ娘化(リメイク)321/10/14(木) 07 40 31 廊下を一緒に歩いていると、テイトレさんと遭遇した。 変貌したトレーナーさんの姿を見て目を丸くしている。 「またウマ娘化……。いや、それよりどうしたんだ?随分と顔色が悪いけど」 「ウマ娘化してから気分が悪いらしくて、今保健室に向っている所なんですよ」 心配そうな顔のテイトレさんが懐からスマホを取り出した。 「先に連絡しておくよ。早く検査出来た方がいいだろし」 「すいません!ありがとうございます!」 テイトレさんにお礼を言ってから先を急ぐ。 黙っていたトレーナーさんも軽く会釈して歩き出した。 それから保健室に着いたあたし達はテイトレさんが先に連絡してくれていたお陰で検査は滞りなく進んだ。 休み休みだが保険の先生の質問に答えていくトレーナーさんだったが、血液の検査と言って注射器を取り出した途端に様子がおかしくなった。 呼吸がどんどん激しくなり、身体を震わせ始める。 「どうしたんですか……?」 「ひゅーっ!ひゅーっ!ひゅーっ!」 声を掛けても返事は無く、荒い呼吸を繰り返している。 心配になった先生が近付いて手を伸ばした瞬間____トレーナーさんが倒れた。 「トレーナーさん‼トレーナーさん‼」 倒れた身体を揺さぶるが反応しない。 失神している。なんで?何か悪い所があるの? 不安であたしの呼吸も不安定になって来る。心臓の鼓動が痛い。 「起きてよ……ねえ………」 その姿も声を掛け続けたが、トレーナーさんは目を覚まさなかった。 48デジトレウマ娘化(リメイク)421/10/14(木) 07 41 19 それから意識を失ったトレーナーさんはベッドに寝かされ、あたしは授業もあるので心配だが一旦先生に任せる事になった。 授業中もずっとトレーナーさんの事が心配でまったく身が入らなかった。 終わり次第、保健室に急ぐと眠っているトレーナーさんの他にスーツ姿のウマ娘ちゃん、フクトレさんが待っていた。 「お疲れ、朝振りだな」 「あっ、お疲れ様ですフクトレさん」 壁に寄りかかっていたフクトレさんがぶっきらぼうに挨拶する。 倒れたトレーナーさんを心配して来てくれたのだろう。 トレーナーさんに視線を移すと朝よりは呼吸も顔色も良くなっているが目を覚ますまでは安心出来ない。眠っている間にも色々検査しても特に悪い所は見られなかったそうだがこのまま昏睡状態が続く様であればもっと大きい病院で本格的な検査も必要になってくる。 「デジトレの事なんだが、話しておかなきゃいけない事があってな」 神妙な面持ちで話し始めるフクトレさん。 一瞬、名残惜しくトレーナーさんを見てから彼の方に身体を向けて話を聞く姿勢を取った。 「ウマ娘化したての人間は人とウマ娘の気配が両方あるんだが、デジトレのウマ娘としての気配が薄くなってる。そして人間の気配もウマ娘化している気配に近い所から薄くなってるんだ」 「……それって」 「気付いたか。流石に勘がいいな」 フクトレさんは霊能能力と言う特殊体質持ちだから周りとは見えている景色が違う。 だからあたしにはフクトレさんに何が見えていたかを完璧には想像出来ない。 ただ、何を言おうとしているのかは分かった。 このまま二つの気配が薄まって行けば、そのまま消えてしまう。 トレーナーさんが、二度と目を覚まさなくなると言う事だ。 「どうにかする方法は無いんですか⁉」 最悪の想像をしてしまい、思わずフクトレさんに詰め寄ってしまう。 フクトレさんも、苦々しい表情でトレーナーさんを見ている。 「俺も考えてはいるがさっぱりだ。心霊現象ならともかく三女神が起こした謎現象なんてどう対処すればいいんだか……」 49デジトレウマ娘化(リメイク)521/10/14(木) 07 42 02 あたしは必死に頭の中でウマ娘化現象に付いての情報を巡らせる。 今まで聞いた話によれば、ウマ娘化現象は人間の身体にウマ娘ちゃんの因子が入り、それによって身体がウマ娘ちゃんの身体に変貌してしまうと言うのが一番多い例だ。また、その因子の影響や身体が女性に変わった事により精神に不調を起こす人も少なく無い。 けれど昏睡状態に陥った人の話は聞いた事が無い。 「デジトレの中で何が起こってるのか知れると良いが、因子に干渉する手段なんてあるのか……?」 「因子に……」 因子はウマ娘ちゃんの魂の結晶の様な物だ。 相手の身体の中の因子に干渉するだなんて、それこそフクトレさんの様な得意体質か継承で自分の因子を送り込むでもしない限り不可能だ。 ______ん? ふと、あたしの中である可能性が浮かんだ。 あまりに馬鹿馬鹿しいが、これなら使えるかもしれない手段が。 「フクトレさん、因子に干渉する方法……見付かったかもしれません」 50デジトレウマ娘化(リメイク)621/10/14(木) 07 43 21 目を覚ますと、俺は真っ黒な空間の中に居た。 暗闇ではない。上も下も周りも全てが黒く塗りつぶされているのだ。 (さっきまで保健室にいた筈だよな……ここは何処なんだ?) どうも記憶が曖昧だ。 起きていた時もまるで他の誰かが身体を動かしている感覚がして、自分はそれを深い場所から眺めていた。 それで、俺の身体を動かしていた存在……恐らく、目の前でうずくまっている青毛のウマ娘だろう。 「ごめん」 そのウマ娘はゆっくりと立ち上がって話始めた。 「本当は自分だけで消えるつもりだった。でも気が付いたら表に出てきちゃって貴方の魂に近付きすぎてしまったんだ」 下を見ると、自分とウマ娘が白い影で繋がっていた。 「朝見た夢や、保健室での行動は君の物か」 「うん。『こっち』に来る前の記憶だよ。」 恐らく、あの夢はこのウマ娘の最期の記憶だろう。 あれが死の感覚。他人の記憶の追体験であるが、確かにあれ程の恐怖は二度と体感したくない。この娘の恐怖は、俺が体感した物の比ではないだろう。 「人間に生まれ変わりたかったんだ。自分の人生を自分の意思で選択出来る様に。でも、またウマになってしまって……また、同じ思いをするのかって考えたら怖くて消えたくなったの。だけどさっき言った様に貴方に近付いてしまった事で貴方の魂にまで影響が出てしまった」 ふと、自分の手を見ると指先から透明になっていた。 脚も影に繋がっている所から消えかけている。 「このまま離れれば、繋がりが切れて貴女は助かる。巻き込んでしまって、本当にごめんなさい」 そう言って頭を下げるウマ娘。 彼女の中では、俺を巻き込んでしまった罪悪感と、死のトラウマで埋め尽くされているのだろう。 51デジトレウマ娘化(リメイク)621/10/14(木) 07 43 57 俺は頭を下げたままのウマ娘に近付き、彼女の手を取った。 突然手を引かれた彼女は驚愕の表情を見せてくる。 「まって、違う!置いていってよ!」 「いいや嘘だね。本当は消えたくないんだろ」 「っ⁉」 「君の記憶に触れたから分かるんだよ。何も出来ずに死んで行ったのがどれだけ悔しかったか。もっと色んな経験がしたかったって。……じゃあウマ娘でも出来るぞ」 「また同じ事になったら、また走れなくなるかもしれないのに」 「ウマ娘の人生は走るだけが全てじゃない。普通に働いたり、別の競技に挑戦したりと選択肢は豊富だぜ?」 「でも……このままアタシと一緒に目を覚ましたら、貴方とアタシの意識が混ざって別人になるかもしれないんだよ?そしたら、貴方を待っている人がどれだけ傷付くか」 「俺を待ってるのがデジタルだからやるんだよ。アイツなら迷わず君を助ける道を選ぶから」 涙目で顔を歪めている彼女を見た。その表情からは、恐怖とその奥に隠れた期待の感情が読み取れる。口では消えたいと言っているが、本当は生きたいと願っているのはわかる。 だったら助ける以外に道はないし、たとえ他の道があったとしてもそれ以外は選ばない。 「デジタルはウマ娘が大好きでさ。どんな事があっても推し続ける生粋のウマ娘オタクなんだ。だから、性格や容姿が変わったぐらいであの子の心が離れる事は無いんだよ」 俺は今までのデジタルと共に過ごした日々を思い出していた。 多大な功績を残したウマ娘。報われなくても懸命に努力した姿を評価されたウマ娘。心も、身体も折れて立ち直れなくなったウマ娘。道を踏み外してしまったウマ娘。 いろんなウマ娘達を見て嫌な思いもした筈だが、それでもデジタルは変わらなかった。 「例え俺の意識が混ざって無くなったとしても、俺の存在は消えない。デジタルなら俺をちゃんと認識してくれるから」 「……いったいどんな人なの?貴方を待ってる人って」 「言ったろ?生粋のウマ娘オタクだって。アイツはウマ娘の為ならどんな場所にだって行くんだ。芝、ダート、海外と色んな場所に。…………まあ」 ______トレーナーさん見つけたあああ!」 本来聞こえる筈の無い聞きなじみのある声。こちらに走って来る小さな人影。 その姿を見てウマ娘は目を丸くしていた。 「まさか人の身体にまで入って来るとは想像してなかったけどな」 52デジトレウマ娘化(リメイク)721/10/14(木) 07 44 57 ____話は少し前に遡って。 「魂……因子だけになってデジトレの中に入る⁉」 あたしの提案に目を丸くするフクトレさん。 内容はあたしの尊みで身体から魂が抜けちゃう体質を利用し、魂=因子だけの状態になって継承と言う形でトレーナーさんの身体に入って中の因子に干渉すると言う方法だ。 「だがあまりにも危険だ。最悪、お前まで帰ってこれなくなるかもしれないんだぞ」 「はい、そこでフクトレさんの零体に触れることが出来る体質が要になるんです」 「俺の体質だと?」 「あたしは今からトレーナーさんの中に入って、中の因子と話して来ます。そしてあたしが合図したら、外からあたし達を引っ張り上げて欲しいんです」 「そんな事やった覚えもないし成功する可能性は低いぞ」 「大丈夫です。フクトレさんなら出来るって分かってますから」 「……無茶言いやがる」 頭痛を堪える様に眉間を抑えるフクトレさん。 確かに冷静に考えたらあまりにも馬鹿げている、あたしにはこれ以上の案は思い付かなった。もしあるとしたら、それこそ神頼みぐらいだろう。 暫く考えこんでから、スマホを取り出した。 「わかった協力する。だが少し待て」 「どうしました?」 「見張りを呼ぶ。集中力が必要になる作業だからな」 そう言って誰かに連絡をするフクトレさん。 今の内にあたしも気を引き締めておかないと……! 53デジトレウマ娘化(リメイク)821/10/14(木) 07 45 43 それから少しして、フクトレさんが見張りとして呼んだマンハッタンカフェさんとフクトレさんを探しに来たマチカネフクキタルさんが病室にやって来た。 フクキタルさんはたまたまとしてカフェさんはフクトレさんと同じ霊能力者だから事情が説明し易かったのだろう。 「状況は把握しました。見張りは任せて下さい」 「私も何か協力を……!そうだ!ここは得意の占いで!」 「余計なことせんでいい」 「えぇ……」 フクキタルさんがカバンから何かを取り出そうとしてフクトレさんに静止される。 一瞬落ち込んだ表情になったが、すぐに立ち直った。 ともかく、これで準備は整った。あとは実行するのみです。 身体から魂を抜くには極度の興奮状態にならなければいけない。 普段は不意打ちの尊みで起こっていたが、今はそれを超える衝撃が無いと出来ないだろう。 ____正直かなり恥ずかしいが、やるしかない。 眠っているトレーナーさんにゆっくりと顔を近付けて行く。 ウマ娘ちゃんにこんな事をするなんて普段なら切腹モノだが今回ばかりは目を瞑って欲しい。それに、この方法なら一発で昇天出来る。 眠っているトレーナーさんに、ゆっくりと顔を近付けて行く。 「お前まさか……」 あたしがやろうとしている行動を察したフクトレさんが目を丸くしているがもう後には引けない。 あたしは小さく開いたトレーナーさんの唇に自分の唇を、そっと重ね合わせた。 「なっ⁉」 「大胆ですね……」 デジタルがデジトレにキスをした。 突然の行動に見張役のカフェとフクはほんのり頬を赤くしている。 少し驚いたとは言え予想はしていたフクトレはそのまま失神したデジタルとデジトレの身体に手を触れる。目を閉じて、二人の気配に集中する。 「必ず戻って来いよ……!」 54デジトレウマ娘化(リメイク)921/10/14(木) 07 46 59 そして話は現在に戻り。 「トレーナーさん見つけたあああ!」 あたしは気が付くと立っていた真っ黒な空間をウマ娘ちゃんセンサーを頼りに駆け回り、ついにトレーナーさんと、彼の中に入った因子を見つけた。 二人ともウマ娘の姿になっているが、なんとなく驚いた表情の方がウマ娘ちゃんの因子だと分かった。 少し息を整えてから、ウマ娘ちゃんに話し掛ける。 「ここに来るまでにお二人の話が聞こえました。……トレーナーさんの言う通り、あたしは推しがどんなに変わったとしても、その子を応援し続けます」 「でも、今までの彼が消えちゃうかもしれないんだよ?」 「それでもです。今まで色んな路線変更したウマ娘ちゃんを見てきましたが、あたしには皆変わらず輝いて見えました。それはトレーナーさんも同じです。どれだけ見た目が変わろうと、人格が変わろうと、あたしが彼を認識する限りトレーナーさんは変わらず存在し続けます」 「なんで、そんな考えが出来るの……?」 「あたしはウマ娘ちゃんの為ならどんな苦難だって乗り越えられますから。勿論、貴女も対象ですよ」 怯える表情のウマ娘ちゃんに近付き、そっと手を差し伸べる。 「あたしは貴女に色んな物を見せてあげたいし色んな経験をして欲しい。だからお願いです。あたし達と一緒に来て下さい」 「俺も同じ意見だ。ここで君を見捨てる事は出来ない。俺と一緒に前世の分も生きよう」 55デジトレウマ娘化(リメイク1021/10/14(木) 07 48 14 トレーナーさんも彼女に向って手を差し出す。 ウマ娘ちゃんは恐る恐るだが、手を伸ばして来てくれた。 その顔には涙が流れている。 「本当に良いの……?アタシが混ざっても、彼が彼じゃなくなっても……」 「言ったろ。デジタルが覚えていてくれる限り、どれだけ変わっても俺は消えないって」 数秒、中途するウマ娘ちゃんだったが要約決心したのかあたしと、トレーナーさんの手を同時に掴んだ。 弱々しくも、意思の強さを感じる力で。 「と言う訳だデジタル。色々変わってるだろうけどよろしく頼むよ」 「言われなくてもそのつもりでっおおっと⁉」 後ろから強く引っ張られる感覚がした。 フクトレさんが呼んでる。そろそろ戻る時間だ。 身体が浮いて二人から話されて行く。 フクトレさんが、自分の霊力を繋げてあたしの魂を引き寄せているのだ。 「すいませーん!続きは外で!」 「気を付けて帰れよー!」 遠くから聞こえるトレーナーさんの言葉を最後に、あたしはトレーナーさんの中から引っ張り出された。 「この先ウマ娘としての人生が待ってる訳だから、末永くよろしくなアタシ」 「うん、こちらこそよろしくね。俺」 二人のウマ娘の姿がゆっくりと薄れて行き、光の球の様になった。 そしてその球は重なりあって一つになり、暗闇の中に溶けて見えなくなった。 56デジトレウマ娘化(リメイク1121/10/14(木) 07 49 11 目を開けると、デジタルがアタシの顔を覗きこんでいた。 彼女と混ざったからか、自然と一人称がアタシになっている。 二人で数秒間見詰めあってから、笑った。 「ただいま、デジタル」 「お帰りなさい。トレーナーさん」 安心した様に力なく笑うデジタルの頭を優しく撫でた。 少し震えている。本当は不安で仕方なかったのだろう。 でもアタシには 「魂だけで身体の中に入ってくるなんて、随分無茶をして。心配させないでくれよ」 「どの口が言うかよ」 横からツッコミを入れて来たのはフクトレ。 他にもマンハッタンカフェとマチカネフクキタルも居る。 「みんな、トレーナーさんを助ける為に力を貸してくれたんですよ」 「そう言う事だ。心配したはこっちの台詞だよ」 フクトレの言葉に同意する様に頷くカフェとフクキタル。 色々迷惑を掛けてしまったらしい。今度なにかお礼をしないといけないな。 「そういえば、どうやってアタシの中に入って来たんだ?」 その質問をした瞬間、周りのみんなが「あっ」って感じの顔になった。 デジタルに至っては顔が真っ赤になっている。 一体何をしたんだ? 「秘密です!これは絶対に言えません!!」 激しく腕と首を振るデジタル。 フクトレを見ると何故かニヤついてるし、他二人も薄っすら笑っていた。 「ま、あれは言えないよな」 「ですね」 「はい!」 ……色々解せないが、気にしない方がいいだろう。 57デジトレウマ娘化(リメイク1221/10/14(木) 07 49 57 「ねえデジタル。早速で悪いんだけどさ……一つお願いがあるんだ」 「……なんでしょうか」 まだ少し顔の赤いデジタルが返事をする。 これは、アタシの一番最初の願いだ。 「名前を付けて欲しいんだ。ウマ娘としての名前を」 「あたしが名付け親ですか!?また責任重大な!?」 「お願い、デジタル」 そう頼み込むと、名前を考えているのかベッドの前でうろつき始めるデジタル。 「これは違う」や「これも合わない」等と色々ブツブツ言っては唸っている。 きっと今、デジタルの中では様々な名前の候補が浮かんでは消えて行ってるのだろう。 「あ、いやでもコレは……」 「良いの思いついた?じゃあそれでお願い」 「でもちょっと露骨と言うか、恥ずかしいと言いますか……」 「デジタルがくれた名前ならどんな物でも嬉しいよ」 こう言うのは変に悩み続けるより、インスピレーションで決めてしまった方がいい。 どれだけ変わった名前になろうともアタシは喜んで受け入れるから。 「……わかりました。じゃあ行きますよ」 そう言うとベッド脇の椅子に座り、アタシの目を真っ直ぐ見詰めて来る。 期待に、胸が高鳴って来た。 「生まれて来てくれてありがとう______アグネスデバイス」 デバイスか。確かにデジタルの相棒に相応しい名前だし、照れるのは分かる。 ともかく、これで漸くアタシはこの世界に生まれる事が出来た。 感極まって思わずデジタルに抱き着くと、彼女は「きょっ」って奇声を上げたと思ったらそのまま白目を剥いて失神してしまった。 そうだった。ウマ娘オタクのデジタルが急にウマ娘に抱き着かれたらこうなるよな。 「締まらねーなあ」と言うフクトレの声を背中で受けながら、アタシは失神してるデジタルに声を掛け続けた。 ≫https //bbs.animanch.com/board/100017/?res=63 ≫https //bbs.animanch.com/board/100017/?res=65 ≫https //bbs.animanch.com/board/100017/?res=68 ≫https //bbs.animanch.com/board/100017/?res=85 ≫92乗るしかねえこのBWに21/10/14(木) 08 43 07 今日は体調不良でゴメン、休みでいいかな?というメールを受け取ったのが今朝の話 今は健康体だけど前のことから少し不安になってしまったためにトレーナーさんの部屋へ来たら 「あ、フジ。お見舞いに来てくれたのかな?ありがとう」 そこには、胸元を完全に開けっ放しにしてソファに横になっているトレーナーさんがいた。 「えーっと、トレーナーさん、どうしたのかな?その恰好」 私は、思わず露わになっている局部を見ながらそう聞かざるを得なかった 「あ、これ?胸が今やたら敏感になっちゃっててさ。色んなイミで仕事にならないから何もつけてないの」 「あー、成程。そういうことだったんだね……」 私のそんな心内を察したのか、トレーナーさんはその返事を聞いて微笑みながら言う 「気になる?」 「……それは、もう」 あくまでエンターテイナーとしても、一人の恋人としても、紳士的であろうとは思っているしそうできているとは思うけれど流石に恋人の魅力的な局部が露わになっていて完全に気にしないことはできない。 普段なら「そんなことすると貴方の魅力に充てられる人が出てきてしまうから隠してほしいな」というけれど、今回は事情が事情だからそういうわけにもいかない。 「好きにしていいよ」 「えっ」 そんなことを考えていると、爆弾が投げ込まれた 「だって僕とフジの仲でしょ?」 当たり前の様に。確かに健康になってから一線は超えたけれども。 「それに、ここ僕の部屋だし。他に誰も入ってこないから」 ね?と貴方は笑う。今回は完全に好きにしても(例え吸ったとしても)そのまま文句は言わないであろうことも分かる 「こういうとき貴方は本当に狡い」 「今は甘やかしたい気分ってことだよ」 そう言って腕を広げる貴方の胸元に、とりあえず埋もれに行く私だった ≫https //bbs.animanch.com/board/100017/?res=162 https //bbs.animanch.com/board/100017/?res=171 ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part227【TSトレ】 ≫10二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 10 06 44 対になるもの ーーーその日、ターフの上でキタトレは悩んでいた。 (そろそろ私では力不足かしらね…) トゥインクルにデビューしたサトトレとのトレーニングだが、担当と一緒に並走したり模擬レースに付き合っていたのだ。 私がレースに出ないことを生かして組めるトレーニングは他ではできない手法のひとつだった。 だが彼女がデビューしてある程度時は流れ、彼女は無敗のステイヤー、審判者という渾名をもらうまでに成長した。 そのため最近では特に模擬レース等で私が負けることも多くなり、実力が足りなくなってきていることを自覚していた。 (キタとダイヤちゃんはそう簡単に組めないけど、かといってこのままでは遠くないうちに限界ね) ちなみに彼女のトレーナーは私でもある。サトトレが競争バとなる時に名前だけ貸したからであった。 どうしようかと悩みつつ、私は今日の模擬レースの準備を始めた。 ターフの上で、ジャージに身を包む私とサトトレ、いやサトノジャッジ。 「今日もよろしくお願いします」 「いいわよ、足掻かせてもらうわ」 そう言いつつ考える。 (走法や脚質は既に色々試したし、今日は安定の 逃げで行くかしらね。…それでもきついけど) 4000m右回り芝、普通のウマ娘ならあまりしない距離だが私達は何度もやる距離だった。 タイマーをセットして構える、サトノジャッジの雰囲気が変わる。 11二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 10 07 46 ピピッ! タイマーのアラーム音がなった瞬間、二人揃って飛び出した。 彼女は追い込み、私は逃げ。早速ペースを上げることで持久力勝負と持ち込む。 この距離でそれについてける子は少なく、ジュニア期くらいの子ならステイヤーでもバテる程。 しかしサトノジャッジはステイヤー、中長距離無敗の彼女相手には微妙なものだった。 (食いついてくるわね…スパートまでに体力を削っておかないと) コーナーを超え、直線に入っていく そのペースを維持したまま気付けば半分を超えていた。 依然として彼女はついてくる。私も体力を切らすことはないがジリ貧だ。 (このまま負け続ける訳にはいかないのよ…!) 自分に叱咤しつつ脚を動かす、感覚がブレる。 後ろの彼女は楽しそうに口元に笑みが浮かぶ。 3000m地点、そろそろ仕掛けて来る頃合いだ。 チラリと後ろを見る、彼女はまだ余裕そうだ。 (また負けかしら…) ふと思う、諦めかけた瞬間だった。 「トレーナーさん!」 遠くでキタの声が聞こえる。練習を早く終わらして来たのだろうか。 (…そうね、情けない所を見せ続けるなんてみっともないわ。) (だからこの体、まだ引き出せるでしょう…!) ーーー私を制御する気か 「ええ、使わせてもらうわ。」 ーーー私は俗にいう気性難だぞ、お前ができるとでも? 「私はどんなものでも抑えてみせましょう。例え何でも。」 ならやってみせるんだな 12二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 10 08 44 ーーー私が無意識に掛けていた軛を外す。 その瞬間、暴れ狂うような本能が襲う。 人生で経験することのないであろう強烈な感覚 獰猛な獣の如きそれを理性で制御する、流れを上手く抑えるように。 綱渡りのようなそれを成功させ、限界を超える。 ーーーゾーンに入る、世界が塗り替えられていく。 ダークブルーの夜空の下で、彼女を中心に闇が広がっていく。 暗闇の中で紅く染まった眼を輝かせて走る。 それは全てを飲み込むように。 身体中が熱く感じるなかで速度を上げていく。 ジャッジを引き離していく、ジャッジも光として追い上げてくる。せめぎ合う互いのゾーン。 じりじりと詰められていくが、いつもとは全然違い光が追いついてこない。 (…私の勝ちよ!) 400mを切る、ジャッジはまだ追いつけていない。 200mを切る、追いつきかけてきた。 100m、私の背中に手が届きそうになる。 追いつかれる直前、ゴール板を踏み越えた。 レースが終わり、驚いた顔をするジャッジに笑いながら言った。 「まだ私も負けてられないわよ。貴方のためにもね」 「あはは…やっぱり貴方は強いや」 顔を見合わせ、二人で声を上げて笑った。 固有スキル「ヴァーティクト・デイ」のレベルが上がった! ≫19二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 10 15 50 ハロウィン仕立てのミートパイ、デザートにスイートポテトを添えて オグトレ 「ブライアンにかぼちゃを食わせたい?」 「そう!ハロウィンの時期だし、何かいい案ないか?」 そうか、もうそんな時期か。俺は一考し、ナリタブライアンのトレーナーに少し早めのハロウィン色の食事会を提案した。かぼちゃをメインにサツマイモもいいだろう。デザートはライスシャワーのトレーナーに少し相談しておこう。お菓子作りに関しては間違いのない相手だ。 「それはいいな!」 尾を大きく振り、耳を動かす様子はまるで大型犬のようだ。日程を相談し、ブラトレと別れた。学園内を歩きながら、レシピを構成する。ブライアンは肉好きだったはず、それならミートパイが良さそうだ。デザートについて相談するためにライトレのトレーナー室に入る。 ───コンコン。 「ライトレ、入るぞ」 「オグトレじゃないか、どうしたんだい?」 大きくはねた髪を揺らし、こちらを見る。手にはたくさんの絵本があった。ブラトレとの食事会について説明し、デザートの相談の旨を伝える。 「僕なら、そうだね…スイートポテトはどうだろうか」 「スイートポテトか」 「ジャック・オ・ランタンやおばけの形にするだけでも雰囲気も出せる。甘いから野菜の食べないブライアンも食べるんじゃないかな」 「なるほどな…ありがとな、ライトレ」 俺はライトレのトレーナー室をあとにし、当日までの準備を始めた。 20二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 10 16 13 食事会当日。 ハロウィン仕様に飾られたテーブルに、オグリとブライアンが鎮座する。 「ハロウィンか…」 「楽しみだな、ブライアン」 眼を輝かせる2人を見つつ、俺たちも調理を始める。エプロンを身に着け、並べられた食材と調理器具。 「この前教えた通りによろしく頼む」 「もちろんだ!」 ブラトレと息を合わせながら、パンプキンミートパイを作る。一度事前打ち合わせとして2人で作ったが、飲み込みの早いブラトレは手際がよく、とても助かる。ジャック・オ・ランタンの顔に焼かれたパンプキンミートパイが出来上がる。 「よ、よし…!」 「この前できていたから、落ち着いてやればいい」 ブラトレは料理はできるが、お菓子作りは苦手のようだった。打ち合わせの際はミートパイのようにいかず、何回か作り直しをしていた。料理と異なり、適切な量をしっかり守らねばならない辺りが苦手意識を生んでいるのだろう。 「おばけの形に整えて…」 「問題なさそうだな」 ブラトレがおばけの形に整えられたスイートポテトにチョコペンで顔を描いていく。ハロウィン仕様に可愛らしくできたパンプキンミートパイとスイートポテトを並べる。眼を更に輝かせる2人に俺たちは召し上がれ、と声をかけた。いただきますと料理を口にする。満足そうな笑顔で料理に舌鼓を打つ2人に俺たちは眼を合わせ、拳を合わせた。 ≫107ガンギマリ頭スズトレ21/10/14(木) 11 04 22 「…うわぁ、完全に降ってるね…」 「近くに店なかったら危なかったですね…」 コンビニの入り口でスズカと窓から外の様子を伺いながらそう呟く。 外は数十分前からビックリするほどの大雨となっており、今もザーザー音が室内に大きく響いている。 「しばらく止みそうにないですし、どうしましょうか…」 「門限近いから止むまで待つ、はできないしね。…傘買ってこうか。私が出すから。」 「すみません、お願いします。」 「気にしないで。コンビニ傘も実はかなり使えるし買い替えの手間が省けたと思おう。」 スズカを慰めながら傘の売ってそうな場所へと歩を進める。しかし… 「まさか1つしか残ってないなんて…」 「言われてみれば、入店した時お客さん多かった気がしますので多分同じこと考えてたんでしょうね…」 買えたのは辛うじて1本のみ。私もスズカも折りたたみは持ってきてないから、これでなんとかするしかない。 「相合傘する?」 「ですね。」 あっという間だった。 108ガンギマリ頭スズトレ21/10/14(木) 11 04 45 すっかり暗くなり、雨音だけが響く街中を2人で1つの傘の下、共に歩く。肩に当たる雨がちょっと冷たい。 「…トレーナーさん、肩少し出てますよね?」 「うん、身長差あるからどうしてもね。」 前より身長差は小さくなったけど、それでも7cmはある。どっちか濡れるなら私の方がいい、そういう判断だ。 ただ、当然スズカは不満そうにしている。表情に変化がないくらい些細だから、わかる人は少ないと思うけど。 うーん、どうしたものか。仕方ないこととはいえこの状態で別れたくないため、少し考え込む。 考え込んで、閃く。 「…ねえスズカ。」 「なんですか?」 「もう少し私の方に寄れる?」 「…!分かりました。」 すぐに私の意図を察したのか、スズカがその体を私にくっつける。 よし、これで… 「…うん、ギリギリいける。スズカの方は当たってない?」 「はい、大丈夫です。これで行きましょう、トレーナーさん。」 一度止めた足を再び動かす。スズカと接してるところから彼女の温もりが私に伝わり、肩から入ってくる寒さを消し去る。 「暖かいですか?」 「…うん、あったかい。」 「ならよかったです。」 夜の冷気が世界を包む。だけど、あるところにはやんわりとした温かさが、道のように残っていたという。 ≫147二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 12 02 34 『げーみんぐブラマル~メト〇イドぜろみっしょん編~』 「えっなにこの収録部屋。いつものところじゃないんだけど」 「ようこそ…アホの部屋へ。いや誰がアホだ!…本当に導入これでいいのか?え?結構評判よかったの?」 「ブラトレ?あー、もしかしてトレセンTVの差し金?」 「いや、それとは別件。いや前にメト〇イド最新作やってたじゃん。TVの範囲で終わっちゃったから途中で切り上げになったけどその後どう?」 「……頑張ってクリアした」 「おおー。どうだった?」 「いや怖い!楽しかったけどめちゃ怖かったんだ!ああいうシリーズなの!?」 「あそこまで恐怖体験!って感じのシリーズじゃあないんだけどねー。…っていうわけで」 「え?」 「せっかくなんで2Dメト〇イドを全部やってみましょーっていう。ついでに好評だったら別のゲームもだらだら遊んでいくよっていう企画」 「成……程……?」 「題してブラマルのんびりゲーム実況ってやつだー。イエーイ」 「イ、イエーイ?これ大丈夫?あっちと収録かぶって忙しくなりすぎない?」 「まあ大丈夫っしょー。さて今回やるのはー?これー。メト〇イドゼロミッション。初代リメイク!遊びやすくなったぞ!」 「えっこういうのって初代そのものからやり始めるんじゃないの?」 「あーそれなあ……フクトレと相談したんだが、操作性とか諸々考えてやりやすいほうがいいだろってなった」 「なるほどねえ……ちなみにそのWi〇Uは?」「俺の私物」「ええ……」 ~~~~~~~~~~~~大体3時間目くらい~~~~~~~~~~~~ 「み゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛離゛れ゛て゛離゛れ゛て゛離゛れ゛て゛!゛」 「ビーム撃てビーム!あっ違うボムだ! 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛体゛力゛が゛ひ゛ど゛い゛こ゛と゛に゛!゛あ゛っ゛毒゛液゛ぎ゛ゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!゛」 「ああああああ耳ィィィィィ!」 148二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 12 02 58 ~~~~~~~~~~~大体5時間目くらい~~~~~~~~~~~~~ 「終わったなあ。感想どう?」 「フリーエイム無いの地味につらい!あとメト〇イドめっちゃ怖いんだけど!?」 「マイクがお釈迦にならなかったのはEMMIさんに感謝だな……」 「あーでもシンプルに遊びやすかったね。ボスそんなに強くなかったから助かる」 「いやまあ初手ドレッドしたから余計そう思うだろうなあ」 「ドレッドは何十回GAMEOVERしたか覚えてないからねぇ」 「ちなみにこのころのはかなり自由に攻略順決められるからリドの字からぶちのめしてもいけるぞ」 「嘘ぉ……」 「ま、それくらい自由だけどある程度導線がしっかりしてるのはいいところだな」 「そうねー、誘導少ないけどあんまり迷わなかったし」 「ギリギリまで縛るとアイテムもほぼ取らずにクリアできるのがこのシリーズのいいところだな」 「まあそれすると滅茶苦茶大変だけど!」 「ま、そんなところかな。楽しめたみたいで何よりだ」 「うん、これ結構好きなシリーズかも」 「んじゃあ次回作のリターンズもやってみようそうしよう。…ところで、リメイク版がいい?原作版がいい?」 「どういうことで?」 「いやほら、撮影機器的な意味で」「ああー……」 「というわけで次回もよろしくぅ。あ、トレーナーTVと違って不定期だからなー」 ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part228【TSトレ】 ≫11二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 14 50 01 三人の酒宴 夜、ファイトレの部屋にて 予定が合った私ことファイトレとドベトレとカフェトレ(ケツ)で飲み会をしていた。 最初こそ落ち着いて呑んでいた三人だが、私がファインの家から届いたバーボン等を開けてから、酔いまくった結果 カフェトレは気に入ったのか注いで割らずに飲み、ドベトレは甘えるようになった。 「えへへ~ふぁいとれしゃん…」 ポワポワした顔で名前を呼んでくるドベトレ。正直かわいいと思いつつ頭を撫で、カフェトレに話しかける。 「カフェトレ」 「ん…なんだい?」 アルコールが入ったお陰で敬語が崩れてきているカフェトレに、 「注いであげるからグラスをこっちに。」 「おお、ありがとう。美味しいなこの酒…」 「あちらから送られてきた年代物だからね、割と高価なものだよ。」 「それにしては5本以上あるみたいだが。」 「宴会とかで出してもらうつもりなんだろうね…度数高めだから大量にあっても潰れる人多いと思うけど」 「あ〜わたしにもちょうだい〜」 「…分かったから少し待ってね」 そう言った後に水で割ったそれを渡す。ドベトレはそれを一息に飲み干した。 「おいしい〜」 「そうだね、ゆっくり飲もうか」 「…親みたいだな」 ボソリと呟いたカフェトレのそれに思わずクスッと笑ってしまう。 「…可笑しいのか?」 「いや、そう言われたことはあまりなかったものでね。」 「あなたが世話をやいたり手助けする姿を見るとな、そう見えなくはない。ちょうど今みたいに」 「はははっ、ほっとけないだけだよ。助けないことの方が多いからね」 「あれだけ手伝いを頼まれといてそんな訳はないな」 「ふぁいとれしゃんは〜いつもてつだってるすがたをみるよ〜」 12二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 14 50 29 二人から押される、反論しようかと思ったがやめて 「…そうだね、君たちもだけど」 二人はアルコールで赤い顔を更に赤くした 「!…そうかな」 「えへへ~」 「さて、まだあるし飲もうか、時間は忘れていいからね」 あれから更に数本を空にして、一時間以上たった後、やはり酔いがまわったのか二人とも夢の世界に旅立っていた。 後片付をしつつ、眠る二人を送ろうかと思ったが、幸せそうに眠る顔を見るとその気も失せてしまった。 あまり使っていないシーツを取り出してかける。 「今日くらいなら構わないよ」 聞いているはずもないが言っておく。 (さて、残りは飲みきっておこうかな) 残った瓶を片手に座る、隣には二人が眠る。 ーーーそのまま夜は飲み明かしたのだった ≫23二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 15 03 28 相合傘 「私とした事が…失敗したな。」 一通りのトレーニングを終え、帰ろうとした矢先、 雨が降り出してしまった。 「たまたま会った ナカヤマフェスタとか言うウマ娘に、 今日は降らないと聞いていたのだが…」 どうしたものかと考えていると、 「ん?どうしたんだ?マーチ。」 「お、トレーナーか丁度いいところに。 実は傘を忘れて来てしまってな、 どうしたものかと悩んでいたんだ。」 「…それなら」 トレーナーは折り畳み傘を渡して来た。 「これを使って帰るといい。 俺は走って帰るから。」 「でもそれじゃ、お前が濡れてしまうだろう。」 「いいからいいから、気にすんな。 そんじゃ、また明日な。」 そう言って走って帰ろうとするトレーナーの 「まて」 腕を掴んで引き止めた。 24二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 15 04 08 「うわっ、ど、どうしたんだマーチ?」 「一緒に使って帰るぞ。」 「え?」 「2人で濡れずに帰れる、その方がいいだろ。」 「…いや、大丈夫だって。 走って帰れる距離だし、 俺バカだから風邪とか引かないし…」 「貴様がそのまま帰るつもりなら 私も差さずに帰る。それでもいいのか?」 「…それはずるいぞマーチ…」 「何とでも言え、さっさと行くぞ。」 帰り道 慣れない事で恥ずかしいのか 顔を僅かに赤くしているマーチトレと、 少し嬉しそうに尻尾を振っている フジマサマーチがいたらしい。 ≫30二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 15 22 52 「うーん。中々良い感じに撮れないなぁ……? やっぱり私じゃ、お姉ちゃんに手伝ってもらわないとだめなのかな……」パシャパシャ 「……なあ、カレトレ」 「あ、お兄ちゃん! なーに♡ もしかして、私の顔が見たくなっちゃった? なんて♪」 「カレンチャンはどこに?」 「……お姉ちゃんは、しばらく部屋で一人にしてほしいって。何か嫌なことがあったみたいなの。私も、何かしてあげられたらいいんだけど……。でもでも、お姉ちゃんはきっと大丈夫だよ! 昔からお姉ちゃんは一人で何でも出来ちゃうんだもん!」 「……そうか」 「ねえお兄ちゃん……。もしかして私、何かしちゃったのかなぁ。お姉ちゃん最近変なんだよ? だって──」 「……カレトレ」 「私のこと、急にお兄ちゃんなんて言うんだもん。私はずっとお姉ちゃんの妹だったのに……」 「…………」 「それでね! カワイイ写真を撮れば、お姉ちゃんも喜んでくれるかなって思ったんだけど、やっぱり私だけだと上手に撮れないの! もしよかったらなんだけど、その……、お兄ちゃんにも手伝って貰えると嬉しいかな……」 「そうだな……。よし分かった。手伝うよ、カレトレ」 「ほんと! えへへ……、お兄ちゃんだーいすき! ……なんちゃって♪」 「…………」 「お兄ちゃん、大丈夫? さっきから様子が変だよ……? すぐ黙り込んじゃうし……」 「いや、なんでもない。なんでもないんだ、カレトレ」 「ほんとかな―? 無理しちゃ駄目だよ? お兄ちゃん、昔からいっつも自分一人で抱え込んじゃうんだもん」 「…………なあ、カレトレ。俺の名前、ちゃんと覚えてるか?」 「うん? お兄ちゃんはお兄ちゃんでしょ?」 「…………」 「ほら、また黙り込んじゃった」 「…………そうだな。じゃあ撮るからな、カレトレ」 「うん! お兄ちゃんありがと♪ じゃあカワイく撮ってね♡」 うまぴょいうまぴょい こんな感じ? でもこれ記憶喪失っていうか記憶汚染だな ≫46二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 15 56 58 いま頑張って書いたけどちょっとこれ以上は思いつかないっす うーん……あ、クリークおはよう。 ああ、これ?部屋で資料探してたら出てきたんだけど、不思議なんだ。 アルバムみたいなんだけど、どこにも僕がいないんだ。 ……ううん、僕どころか、ウマ娘が家族らしく写ってもいないんだ。 ほら、僕ってすごくクリークに似てるでしょ? だからもしこれが僕に関する誰かのアルバムなら、すぐわかると思うんだけど……うーん。 このアルバムの本当の持ち主が見つかったら、返してあげなきゃね。 それにしても、不思議な家族だよね。お父さんとお母さんが二人ずつ、なんて。 途中で一人ずついなくなっちゃうのは、きっと。そういうこと、なのかな。 真ん中のこの男の子、辛かっただろうね。 でもその後の写真を見ると、とっても元気そうなんだ。ちゃんと四人ぶんの愛情をいっぱい受けて育ったんだね。 ねえ、クリーク。 上手く思い出せないんだけどさ……僕のお父さんとお母さんって、どんな人たちなんだろうね。 分からないときは昨夜のSSをチェック!(ダイマ) ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part229【TSトレ】 ≫54二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 18 12 08 「…トレーナー、なにそれ」 「ん…これ?トレーナー室に置いてあってさ、膝に乗せとくと落ち着くしこんなふうに抱っこすると暖かいんだ」 「ふーん…なんでそんなやつ…」 「ふふ…愛嬌があって可愛いね…テイオーも抱っこする?」(小首傾げ上目遣い) 「うっ…いや…そいつじゃなくて…トレーナーを…(小声)」 「そうか?可愛いのに…ね」 「あっこいつ!ボクを見て勝ち誇ったように笑った!トレーナーそいつ貸してよ!燃やしてやる!」 ≫58二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 18 15 15 クレーンゲーム前 「フジーこれ可愛くない?」 「確かに。ポニーちゃん達の中に欲しい子がいたらプレゼントしてあげようかな」 「おーけー。おじさんがんばっちゃうよー」 ≫66二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 18 25 49 「う〜ん、なんでしょうか……」 「あら、トレーナーさんどうかされましたか?」 「あぁグラス、良いところに」 「……龍? ……の、ぬいぐるみですか?」 「蟷螂獅子龍……との事ですが……巷では流行っているのでしょうか?」 「いえ、見ないですね〜……貰い物ですか?」 「トレーナー室に来たら置いてあってね」 「そうなんですか?」 「グラスも誰が置いたか心当たりは無し……と?」 「はい、そうですね」 「…………ふむ」 「……? トレーナーさん? 短刀なんか取り出してどうするんですか?」 「仮にも女子校だからね……盗撮や盗聴の疑いが無いか調べないと……」 「……そうですね……中身を確認しておかないといけませんね」 「では…………えっ!?」 「ぬ、ぬいぐるみが逃げましたよ!?」 「お……お、追うぞグラス!!」 「はっ、はい!!」 残念ながら見失ったとさ…… ≫74キングの人21/10/14(木) 18 31 44 「なあキング、クレーンゲームの中にぱかぷちと一緒にこんなんあったから取ってみたんだけど。」 「何かしらこのデザイン、龍のような身体だけど頭が獅子で腕がカマキリみたいね。」 「あ、製造業者の名前乗ってる、えー・・・と。」 「・・・お母さまぁぁぁぁぁぁ!?」 それはそれとして自分のぱかぷちを抱きしめているトレーナーに相変わらずキングの自信以外の何かが壊れた ≫75二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 18 32 35 では 昼過ぎからぽつぽつと降り出した雨は、トレーニング終了1時間前から突如滝のような雨に変わった。 「雨が強くなってきたし、さすがにトレーニングは終わりにしよう」 走っているヒシアマゾンに、ゴールと書かれた看板を傘にしながら声をかける。 (ピカッ……ゴロゴロゴロ……!!) 「うわあっ!?」 「ひゃあっ!?」 声を上げ、トレーナー室へ走る。 「いや~、びしょぬれだな」 ぬれねずみになった相手を見て、互いに笑みがこぼれる。 「着替えはあったはずだから、シャワー浴びてきなよ」 「トレ公だってずぶ濡れじゃないか、アンタが先に……」 「いいから、ヒシアマが早く出れば俺も早く浴びれるんだから」 無理やりシャワー室へ押し込む。着替えはこっちに……、彼女の着換えはあったが俺の服がない。 ウマ娘になる前の服はあるがさすがにでかすぎる。そのうえ、下着がない。 そうしているうちに、彼女が戻ってきた。 「ほら、早くあったまってきな」 「どうしよ、ヒシアマ。俺の着換えがない」 「……アタシのジャージ着るかい?」 「そうする……」 76二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 18 32 53 窓の外は雨がざあざあと降り、時折雷が光っている。 「あと1時間ぐらいで、小雨になるって。それまでここで雨宿りしよう」 ノートパソコンを取り出す。明日やるはずの書類を、この時間に終わらせよう。 画面と向き合って数分、ふと顔を上げると、彼女はウロウロとして手持無沙汰なようだった。 「そうだ、ヒシアマ。料理本があるけど読む? 俺が初めて買ったやつなんだ。」 昨夜懐かしくなって鞄に入れていたことを思い出す。 「小説に出てきた料理を再現するってやつなんだけど」 「へぇ、アンタが……。面白そうだね」 本を受け取った彼女は、ソファに座る。 ──閃光が落ちる。直後どぉーんと腹に響く音が鳴る。 「「うひゃあ!?」」 慌てて窓のそばの机から離れて、ノーパソを持ったまま彼女のとなりの座る。 「相変わらず、雷苦手なんだな」 「そういうアンタだって。前は平気だったろ」 「耳が良くなったからさ、急に大きい音が鳴るとね……」 キーボードを打つ音と本をめくる音が流れる中、2人の時間は過ぎていった。 ≫81二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 18 42 44 「おい、トレーナー。何だこのぬいぐるみ」 「なんだろうなこれ。よくわからんがいつの間にか流行ってるやつだ」 「……不思議なオーラを感じる」 「奇遇だな、俺も感じる。でもなんかネイトレさんがせっかくだからあげましょうかって言われちゃねえ」 「……もふもふはしているな」 「案外悪いもんじゃないのかな……?とりあえず綺麗にはしておこう、っておーいブライアン、もふもふから戻ってこーい」 ≫85二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 18 50 43 (ケツカフェです) 「おはようございますカフェ……なんですかそれ」 「……昨日クレーンゲームで取りました」 「……」 「……」 ソンナニミナイデー 「……愛嬌ある顔してますね」 「……トレーナーさんも……そう思いますか?」 「……」 「……」 アナガアイチャウー ≫89二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 18 58 23 「おはようございますマックイーン、今日もいい天気ですわね」 「ええ、おはようございますトレーナーさん。そうそう、こちらをご覧くださいまし!」 「へえ、何が────ッ!?」 「トレーナーさん?」 ≫90二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 18 58 34 「ルドルフー、なんか取れたよ」 そう言いながらトレーナー君が持ってきたのは……どことなく殺意と自省を抱かざるを得ない風体の……竜だろうか?そんなぬいぐるみだった。 「トレーナー君、これは?」 「カマキリライオンドラゴンだって、なんだろうね?」 そのゆるい顔とふわふわした鬣が気に入ったのか、胸の辺りで抱き締められているそれは、どことなく反省を促しているように思える。 「……少し私にも触らせてくれ」 「いいよー」 そう手渡されると突然景色が変わる。いや、これは幻覚だろうか? その空間はピンク色の空、白い草、そして大きな龍があった。 『……トレーナーいいよね……』 「……言いたいことはわかる。だが……」 "彼女は私のものだ。ただ、抱きしめられたまま寝る権利は赦そう"と続けると、その龍は笑顔になる。……いいのだろうか、それで。 そして意識が戻ると、先程と10秒も変わっていなかった。 「……ルドルフ?どうしたの?」 「……ああ、問題ない。少し疲れていたようだ。抱きしめているとついつい気持ちよくなってしまった……」 ふと、龍の顔を見ると"自制心ついたな"と言ってるような気がした。 ≫95二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 19 01 34 「あら~?トレーナーさん、この子はどうしたんですか~?」 「あ、その子はね、福引の景品で貰ってきたんだ」 モラワレター 「そうなんですね~。名前はなんていうんでしょう~」 「えっとタグに書いてあるはず……カマ、ライ、ゴン?」 「う~ん……聞いたことがありませんね~」 「クリークも?うーん、でも一人ぼっちは寂しいだろうしな……」 トモダチホシイ 「それじゃあ、以前取ったぱかプチの子たちに、お友達になってもらいましょう~!」 「おー!賛成!早速いい感じの子を探しに行こっか!」 イッショニサガスー ≫103二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 19 08 12 「トレーナー、これ何か知ってる?」 「何それベガ、なんのキマイラ?闇文明のクリーチャー?」 「文明?く、クリーチャー?いや、なんかオペラオーが渡してきた……」 「よくわからんけど妙な可愛さがあるわね。あとアルは気に入ってるみたいだよ」 「ううーん……?ま、まあそれならトレーナーに渡しておこうかしら」 「そう、ありがとね」 「……どうして頭の上に?」 「なんとなくこうした方がいい気がした」 タカイタカーイ 「…‥なんか喋ってない?」 「気のせいでしょ?」キノセイダヨー ≫107二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 19 10 40 「なんか変なぬいぐるみを手に入れてしまった… 流石にマーチにあげるのもなぁ。」 「!トレーナー! その小脇に抱えているぬいぐるみは、一体どうしたんだ!」 「え?これか? なんか暇つぶしにクレーンゲームやってたら取れてな。 見た目もよくわからんし飾っとくのも…」 「欲しい!トレーナー! そのぬいぐるみ私にくれないか?」 「…え、これ?いいけどもっと良いのが…」 「いや、これが欲しい!」 「そ、そうか…ならほら。」 「感謝するぞ!トレーナー!」 「………あれそんな人気なものなのか?」 ≫111ドベトレとスペトレの人21/10/14(木) 19 16 11 ドベトレ「キモッ!!!!」ヌイグルミポイー ドーベル「兄さん!!(半ギレ)」ドゴォ ドーベル「可愛いっていいなさい。」 ドベトレ「カワイイ。……やっぱキモイわ……」 ドーベル「兄さん!!(全ギレ)」ボコォ ≫116二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 19 23 17 「...!ブルボン、それは?」 「これでしょうか?このぬいぐるみは先程商店街の福引で取得した最近流行しているカマライゴンぬいぐるみです、マスター」 「ぬいぐるみ、ですか...」ソウダヨー (前に何処かで見たような...) 「・・・」スッ 「?どうかなさいましたか?拳を突き出して」 「いえ、何でもないです。良かったですね」 「はい、マスター。今日からウサギと共に留守番を任せます」 (多分気のせいです。ただのぬいぐるみですよね) ...アブナカッタ ≫117二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 19 23 38 タマトレ「うーん?」 タマ「トレーナー?どうしたんや?」 タマトレ「さっき大学の同期から荷物届いてな...」 \メカカマドラゴン/\カマドラゴン/\アコウカマシシサイ/ タマトレ「自衛隊のマスコット候補だって...」 タマ「かわええ...トレーナー?要らないなら貰ってええか?」✨✨ あんなに目を輝かせて...kawaii タマトレ「ああ、いいぞ可愛がってやれよ」 タマ「おおきにな!トレーナー!」 (かわいいか?) ≫119二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 19 25 49 「見て、ヒシアマ!これ可愛い!」ドヤァ 「あっ、ここほつれてる……」 「ほら、ちょっと貸しな!チャチャッと直してやるよ」 「ありがとう」アリガトウ ≫135二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 19 41 01 DK組カマライゴン 「なんだこのぬいぐるみ…」 「カマライゴン…へー…可愛い」 「いやめっちゃ腹立ちますわ」顔面横に引っ張る ノビルー 「すげぇ伸びるなこいつ…」 「感心してんなフクトレ!やめろ何でそんな事すんだ!」 「私の魂がこいつの存在を許しませんの…」 「ブライアンとかは地味に気に入りそうだが…俺は分からん」 「なんで!よく見てみろこの鎌みたいなの!柔らかくて可愛いじゃんか!」 「ふーん…確かによく見てみると…やっぱりクソ腹立ちますわこいつ」両方の鎌を握ってぐるぐる回す メガマワルー 「やめろ!やめて!いじめるな!」 「なんでテイトレはそんなにこいつ気に入ってんだ…」 ≫147ロブトレヒロイン概念21/10/14(木) 19 55 03 ロブトレとカマライゴン 机の上に置かれたカマライゴン ロブトレ「……」 キョロキョロ ドシタノー スーッ……キョロキョロ……スッ……ギュッ ワー モフ、モフ…… キモチイー ロブトレ「……可愛いですね……」 ロブロイ「こんにちは、トレーナーさん」 「!!」後ろに隠すロブトレ ロブロイ「あの……どうしたのですか、トレーナーさん?」 ロブトレ「いえ、なんでもありませんよ、フフ」 ロブロイ「?そうですか?その……トレーナーさん、ここに置いてあったぬいぐるみ……その、知りませんか?」 ロブトレ「え、ぬいぐるみ、ですか?」 ロブロイ「はい……その、ライスさんと一緒にUFOキャッチャーでとったんです」 ロブトレ「あ、そうだったのですね……もしかして、これのこと、でしょうか?」 ココダヨー ロブロイ「あ、この子です!ふふ、なんだか独特のデザインで可愛いですよね」 ロブトレ「ふふ、ええ、そうですね、とてもかわいらしいですね」 ロブロイ「あの……なんでトレーナーさんが持っていたのですか?」 ロブトレ「いえ、その……私も、この子がかわいく思えて、先ほどまで、抱きしめていたのですよ」 ロブロイ「あ、そうだったんですね、フフ……なら、トレーナーさん、どうぞ」 ロブトレ「え、いいのですか?」 ロブロイ「はい、どうぞ、受け取ってください」 ロブトレ「ええ、ありがとうございます、ロブロイ……」モフ、モフ…… ロブロイ「ふふ、トレーナーさんが喜んでくれてうれしいです」 その後、二人でカマライゴンをなでなでしていたのでした。 (ロブトレこそこそ噂話。ウマ娘になる前から可愛いものが好きです。でも恥ずかしくてなかなか明かせないままでいたのでした) ≫170二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 20 03 42 彼女が選ぶもの あくる日、キタトレの部屋にて 私キタトレは話をしていた。 「さて質問もないみたいだし、とりあえずこれで解散ね。一旦自分の部屋に戻ってもらうわ。」 「「「はい(!)」」」 チームに入る際の説明を終えて、出ていく三人を見送った私は椅子に座り端末を叩く。 キタは気になったのか問いかけてきた。俺も答える。 「ねえ、トレーナーさん。なんであの三人を選んだの?他にもたくさん来てたのに」 「ああ、それか。なんでだと思う?」 「う~ん、ステイヤーだけのチームの穴を埋めるため?」 「違うな、確かに穴はふさがったけど結果的なものだよ」 「え、・・・分かんない。教えてトレーナーさん!」 「そうだな、主に二つある。一つ目は俺のウマソウルがピンときたから」 「どうやら一部の子に反応するみたいでな、巷で言われてる不思議な感覚って奴かな」 「そうなんだ、私がバクシンオー先輩に感じる縁みたいなものなのかな?」 「それだな、あともう一つの理由は俺の近くにいてほしいからだ」 「例えばセラタプラタちゃん、スプリンターの彼女は恐らく右足に爆弾がある。」 ———ええと、よろしくお願いします?トレーナーさん。 少しおどおどしてる彼女を思い出しながら話す。 「面接の時に歩いてもらったけど、ほんの僅かだけど右の踏み込みが弱いんだ」 「おそらく無意識に右をかばっているんだろう。立ち振る舞い的にも分かりにくいはずだ」 「後で彼女の身体データや彼女の友人から話を聞いたけど、やっぱりだったよ。」 「いつも細かいところまで見てますよね、トレーナーさん。」 「そういうものだよ、次はクリスタルスチルちゃん」 171二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 20 04 30 ———よろしく、トレーナー。 寡黙で冷たい彼女を振り返りつつ話す。 「マイラーの彼女はサトトレと同じで不器用な子だね、あまり他人を信用できてない」 「クラスで浮いてたりするのは担当している教員の方から聞けたよ」 「経歴と反応からするに原因は恐らく昔のいじめかな、親しい人相手なら話すみたいだし」 「そういえば、面接の時にスチルちゃんは私に喋りかけてこなかったね・・・」 「そういうことだろうさ、最後はアイネスワールドちゃん。」 ———よろしくお願いしてもいいですか、トレーナーさん。 自信なさげに聞いてくる彼女を思い返して話す。 「彼女は地方から上がってきたけど、結果が出なくて苦しんでる子だ。」 「ここまでなら仕方ないとはいえよくある話だけど、彼女は違う」 「地方でのレースを集めてきたけど、彼女は本来ダートが向いてるんだ」 「地方では負けなしだったから気づかなかったし、そのせいで芝を走ってる」 「足の踏みしめ方とかを考えれば、ダートで練習させれば強くなれるはずだ。」 「そんなに気づかれないものなんですね。」「意外とあり得るんだ、適性が分からないのは」 「とまあ、長々と説明したけど、彼女らをチームに入れるのは、三人とも俺が近くで見続けないとまずいからなんだ。」 「練習ならいくらでも、なんならついてあげなくてもできる。だけどこの子たちは誰かがみてやらないと破綻するんだ。それが彼女達を入れた理由かな」 「そうだったんですね・・・ってちょっと待って。」 「それじゃあトレーナーさんが最近キタトレさんとのお茶会やウラトレさんのお見舞いに行ったり、職員会議や学園のあちこちに行ってたのって」 「全部彼女達のためでもあるよ。故障を避けるトレーニングや彼女たちのメンタルケア、 トレーニング器具や場所の調整とかを相談したり交渉してきた」 「交渉はトレーナーになってから相手方とずっと交流してきたから楽だったよ」 「そんなにしてたんですか・・・?」 「いいか、キタ。折角だから言うけど俺は手段を選ぶ気はない。コネも、金も、経験もすべて担当のために使い潰してなんぼだと思ってるんだ。それが俺、トレーナーなんだ。」 172二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 20 05 06 「だから俺は例えどんな娘でも見捨てない、最後まで手放したりはしない。」 「俺は生きている間はトレーナーを続けるつもりだからね。まだまだすることばかりだよ。」 「さて、長くなったな、そろそろ夕食を食べようか。」「はーい!」 ———その後、キタトレが率いるチーム「プロキオン」は学園でもトップのチームになっていくがそれは別のお話。 駄文長文失礼しました キタトレが筆が乗って書いてるうちに有能以上の何かとなってます。 数十年後には第二のウラトレかじじぴになってそう。 ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part230【TSトレ】 ≫28二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 20 22 09 前回までのあらすじ・トレーナーさんをあたしにください。 頭を下げてから10秒以上、タブレットの向こうから応答はない。すぐ横からはトレーナーさんが堪えるようにすすり泣く声が聞こえる。 トレーナーさんをください。内なる声に後押しされて勢いでここまで言っちゃったけど、諸々の過程をワープしちゃった気がする。……待って、このままだと頭が冷静になってっちゃう。早く誰でもいいから声をかけてほしい。 『……どーしよっか?』 困ったような、でもにやけた声でおふくろさんが親父さんに尋ねる。親父さんはこれにも応えずにずっと黙っている。……多分、まだ頭を下げてなきゃいけないんだと思う。 『……そのままで聞いて』 ようやく親父さんが落ち着いた低い声で話し始めた。ぐ、姿勢キープとは。 『……うちの娘を想ってくれているのはわかりました。一朝一夕の気持ちでないこともわかりました』 「……はい」 こんな時に先生にならんでもええがんに、というおふくろさんの嘆く声を気にかけることなく親父さんは続ける。 『うちの娘が似た気持ちなのも、見て分かります』 「……うん。同じ気持ち」 トレーナーさんがぐずりながら肯定してくれた。……ありがとうトレーナーさん。それだけで言ってよかったと思えた。 『……顔を上げて』 ようやく許しを得て親父さんの顔を見上げた。瞬間、頭を下げていればよかったと後悔した。 ……落ち着いた声色からは想像もできないほど険しい表情がそこにあったから。 『それでも貴方は非常に若い。男も、女も、社会も、知らない事がまだ多いはず』 「……」 『大人になっていくと同時に薄れていく気持ちかもしれない。飽きてよそに移るのでは、そのときどれだけ娘が傷つくだろう、という不安が今とても大きい』 「そんなことありま『懸念の話』」 有無を言わさない態度だった。 ……こんなの小学生だって分かる。親父さんは認めなかった。あたしは親父さんに認めてもらうことができなかった。じわじわと頭が重く感じられる。うつむいていく自分を止められない。 「駆け落ち」という単語がなぜか頭をよぎった。もうレース出れなくなっちゃうかな……。トレーナーさんはついてきてくれるかな……。 『……ま、どんな男の人連れてきても同じような事言ってたと思うけどね。このお父さんは』 29二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 20 22 27 おふくろさんが入れた茶々からまたしばらく沈黙が続いた。 …… ……え?この止まった時間はなに?思わずまた顔をあげると画面の向こうに。 『……』 『……♪』 もうどうにでもなれといった投げやりな顔をした親父さんと、ムードメーカーというかムードブレイカーを満喫してる笑顔のおふくろさんがいた。ピースサインまでこっちに向けてくる。 『……続けていい?』 「あ、お願いします……」 緊張感を再演出する気力は親父さんにも残ってなかったみたい。あんなに怖かったのに、今はほんの少しだけ同情します。 『……君の横にいる子は我々の娘で、他に子はない。かわいい一人娘です』 「はい……」 『だから嫁ぐにせよ婿養子を取るにせよ……たとえ愛らしいお嬢さんだったとしても、娘を持っていこうという輩には一発くれようと思っている』 拳がゆっくりと握られていく。大きな拳。……わー、あたしあれで殴られるのかー……。 「……甘んじて受けます」 『ありがとう。たとえ君でも容赦しない』 『なーん気にせんといでね?いいとこデコピンやから』 真面目な雰囲気を徹底して破壊しにかかってくるおふくろさんに親父さんが渋い顔をしてる。……見覚えのある、トレーナーさんが重なるようなどこか懐かしい表情だった。 『……それで、お前がそんなことでどうする。お前のが年長者だろ』 親父さんがまだ少しぐずぐずしてるトレーナーさんへと説教の狙いを変えた。おずおずと前に出ていくトレーナーさん。 「……はい。そう、そうです」 『ただでさえ茨の道だ。お前がその子を守れないんなら、その子の親は絶対に一緒になることを許さんと思う』 「……はい」 『だから、せめて泣くな』 「……はいっ!」 ようやくトレーナーさんが泣き止んだ。涙をぬぐって、すこしだけキリっとした表情になったのがちょっとだけ頼もしく思えた。 30二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 20 22 42 『……しかしよく泣いたな。そんなに泣くほど嬉しかったのか』 「はい……うん。……どうお父さん」 「うわわっ!?」 トレーナーさんが横によけていたあたしの肩を引っ張って、画面内に再登場させた。 「私のお嫁さん。……すごくかっこよくない?」 『……ぶっ飛ばしたくなるほどかわいいな。ちょっとこっちに寄こしてくれ』 「えー?あげない」 あたしを自分の方に抱き寄せるトレーナーさん。そして親父さん、やっぱ本気で殴ろうとしてるよね。 『その子はお前のもんじゃない。お前がその子のもんなんだ。勘違いするな』 「……はい」 『……ナイスネイチャさん?』 「は、はい!」 親父さんに呼ばれてタブレットの前で改めて正座する。 『……娘をよろしくお願いします、とは言いません』 「……はい」 『ただ、温泉旅行楽しみにしてます』 「! はい!」 『出会った際は覚悟していてください』 強く深い、漆黒の眼光から「絶対に殴る」って意志を見せて親父さんは画面外に立ち去っていった。……これが普通の親?なのかもしれない。いやどうなんだろう。 31二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 20 22 53 『……じゃ。もうこの辺で切る?』 おふくろさんが大きく伸びをして欠伸をする。 「え、もうなの?お母さん」 『いっぱい話したいことあったけど、あとは温泉でね?大体電話してくんの遅いんよー。「ウマ娘になったー」の報告から何ヵ月経ったぁ思ってんの?』 「……ごめんなさい」 『あと母さんらもう眠くなっちゃったから』 「でも、こっちもまだ話したいことが」 『なんけ?「ダースベイダーのテーマ」の話する?』 「ごめんなさい!……うん、じゃあ長いこと付き合わせちゃってごめんね」 『はいはい。じゃあ次は温泉でいっぱいねー。ジスラー。あ、ネイちゃんもまたねー』 「え、はい!またよろしくお願いします!」 「はーい温泉でね!ジスラー!」 怒涛の親子のやり取りであたしはろくに口をはさむ暇もなかった。あたしも色々聞きたかったのに、というか本当に今のはなんだ。 「あの、トレーナーさん」 「……ダースベイダー以外でね」 「えええ……じゃあ、『ジスラー』ってなに?」 「……ジス・レヴィード、略してジスラ。エスペラント語で『さよなら』って意味だよ」 「ジスレビー、え?」 「私もそれ一つしか知らない。それしか教えてもらってないから……ふふ」 ……おふくろさん、日本人じゃなくてエスペラント人なの?普通の両親って事前に聞いていたんですけど?でもいたずらっぽく笑うトレーナーさんを見て急に力が抜けてきた。 32二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 20 23 06 「あはは、なんかもう、体力一桁って感じ……」 「……おつかれネイチャ」 トレーナーさんが正面から抱きしめてくれる。……あれ、さっきもそうだったけど、もしかしてトレーナーさんから抱きしめてくれるのって初めてかも。 「かっこよかった。ほんとかっこよかった。……でもね、ちゃんと言おうとしてたんだよ」 「……何をー?」 「お父さんに。ネイチャが『あたしです!』って言う前に。……私がこの子を選びましたーって。一緒に温泉旅行に連れていきたいのはそういうことなんですーって」 「じゃあセリフ横取りしちゃってたんだ。でもほら、まずは外堀から埋めようと思いまして」 「本丸と同時攻略じゃん……」 「徹底した効率プレイやっちゃったかなー。……それで隊長、本丸は落ちましたか?」 口がすべるままにふざけているとさらに強く抱きしめられる。いつかに感じたときと同じくらい早いトレーナーさんの鼓動。そしてトレーナーさんの胸を通じて、自分の鼓動もやっぱり同じくらい早いのが分かる。 「うん。落ちちゃった」 ……耳元でささやかれた声に全身が震えた。 33二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 20 23 20 ……私、多分これからも真面目だと思う。 本当に?……まぁ、そうだと思ってるけど。 そんなにイチャイチャできないよ? そんなこったろうとネイチャさんも思ってるし。なんならそれはウソになると思う。 ……そっか。そうかも。 よっしゃ。 ……あと、あんまりおいしいご飯作れない。 そこはあたしの得意分野だし。 よかった。じゃあお願いします。 うむ。でも少ーしずつ覚えてってもらうからね? ……私の一番はネイチャだけどさ。 おおう!?おう……はい、ネイチャだけどさ? ……ネイチャの一番は私?……痛い!痛い!え、なんでチョップ!? 一番じゃ!ない人の親に!くださいとかいうか!!バカ!!! 痛い!ごめん!ごめんなさい!! ……ほんのちょっとのろけたかっただけなんです。 なんなの?面倒くさいのに素直とかあざとかわいいに振り過ぎじゃない? ……。 ……トレーナーさんが一番です。 ……ふふ♪ こいつっ……! いいのいいの。今日は時間が許す限り甘えようって決めたから。 こっちはしょっちゅう甘えられてる気してるんですけどね?まぁ時間が許す限り── 34二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 20 23 32 時計「……どうかお気になさらず」 「……門限!!!」 「え!?あ、ほんとだもうこんな時間!!?」 に゛ゃーーー!!なんで口にしちゃったんだあたしの間抜け!! 「ネイチャもつくづく真面目さんだねぇ……甘えタイム早くも終了かぁ」 「なんでそんな切替え早いのぉ……うぅ、くぅぅ……!」 「ウソ泣きなんて器用な真似、ネイチャにだってできないんだから。ほら帰る準備準備」 「うぅぅ!いやーー!あたしもう動けないし寮に帰らない~ぃ~~!!」 「……そうだね。ネイチャも今日はへとへとだろうし」 「え、ウソ!?いいの?」 やった!トレーナーさんマジちょろかわ!!大好き!! 「栗東寮長のフジキセキさん、お迎えに来てもらえないか連絡するね」 「トレーナーさんのいけずー!」 「駄々こねないの。途中までなら私が抱えていってあげるから」 「……おんぶで?それともお姫様抱っこ?」 「俵担ぎで?」 「お米様抱っこはいやーーー!!!」 どこまでも大きな一歩を踏み出したはずなのに、あたしとトレーナーさんのバカみたいなやり取りは止まる気配がなかった。 ──ちなみにこのあと予定通り行われたダストレさんとのペアインタビューでさ、無事配信に乗っちゃったうちのトレーナーさんの奇行があったじゃん?これのせいで親父さんから怒りのTV電話が飛んできた話は……うん。なかったことにしよっか。 (続) ≫44二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 20 29 18 すこしだけ幕間 ■お持ち帰りされるネイチャ 「ポニーちゃん。そろそろ顔を隠すのはやめたらどうだい」 「いえ……ちょっとフジさん相手でも見せられないっていうか」 「片手で顔を隠してる方がいかがわしく思えるんだけどね。トレーナーさんにしてもらうお姫様抱っこはそんなに恥ずかしかった?」 「あの人……俵担ぎとか言っておきながら、無茶しやがってぇ……」 「ははっ、こっちもお姫様抱っこで受け取ったときはさながら贈呈式のようだったよ……しかし」 「……なんでしょうか」 「いやいや、ちょっとだけとは言えネイチャから波動を感じてね」クンクン 「ひぃっ!?な、なにをぉっ!」 「……これはまた。つよいラブコメ臭だね」 「ラブコメ臭!?」 「しかし足腰が立たない、立ってるのもやっととなると……相当アダルトな方向に行ったかな?」 「違います!今日は全然そこまでには!……あ」 「……そうかそうか、『今日は』、かぁ!」 「聞かなかったことにしてくださいぃ……」 「うーんどうしようかな?」 「どうか、どうかお願いします!!」 寮までの道中からかわれ続けるネイチャさんでしたとさ。 うまぴょいうまぴょい ≫58無敗の終わり前編・大阪杯21/10/14(木) 20 38 04 大阪杯。阪神競馬場で行われる2000m内回り。中距離戦のスペシャリスト達が集う春の古バ戦線G1だ。春三冠という誰の成し遂げたことのないの偉業の一つ目の冠でもある。特に今回の大阪杯では世間を巻き込んだ盛り上がりを見せている。多くの有力古バ、クイーンマクレー、アマノガール、そして最強と名高いシンボリルドルフがこの仁川の地に名乗りをあげているのだ。有マでのマルゼンスキーの差し作戦の手伝いもしてくれた皇帝が最強の敵として立ちはだかる訳だ。 「マルゼンスキー。今回の大阪杯、小難しい作戦は無い」 「あら、そうなの?トレーナーちゃん」 「ルドトレの情報収集力と観察眼はトレーナーでも最高峰、あらゆる可能性を精査した上で勝ち筋をしっかりと掴んでくる。それにこっちが小細工を弄してもルドルフは冷静に対処して、処理してくるはずだ。"絶対の皇帝"と"伴侶"の名前は伊達じゃ無い。なら────」 「真っ正面からブットビね!」 マルゼンスキーが笑った。とても楽しそうなその笑みにこちらも気合が入る。 「そういうことだ。距離は2000。皐月賞の時と違ってもっと負荷の高いトレーニングメニューを組んである。開始したらマルゼンスキーは車で外出禁止」 「えぇー!」 マルゼンスキーが尻尾を持ち上げて驚いている。すまない必要なことなんだ。 「えぇーじゃないよダメだよ。それくらい疲労困憊になるって想定だからな?そんな状態で運転して事故でも起こしたら大変だろ。車乗らなくなって車検やってないから暫くはバイクの後部座席で我慢してくれ」 「わーい!ハネウマライダーね!トレーナーちゃんの後ろなら大歓迎よ!」 世に絶望したみたいな顔をちょっとしてたけど元気になってくれてよかった。運転で俺も事故を起こさないようにせねば。そんなわけでトレーニングが始まった。 60無敗の終わり前編・大阪杯21/10/14(木) 20 40 15 「トレーナーちゃんこれは?」 「坂路トレッドミル。理事長にお願いして改造してもらった。阪神競馬場再現の勾配にできるようになってるぞ」 「ちなみに周りの大量のマットは?」 「マルゼンスキーが吹っ飛んだ時に怪我しないようにと思って」「え?お姉さんそっちでブットビーしちゃうの?」「いや念のためだから」 流石のマルゼンスキーも長時間トレッドミルをやるとだいぶ疲れていた吹っ飛ばなかったのはマルゼンスキーの意地だろう。一旦ストレッチをして体を冷やさないように休憩を取り外へと出る。 「「「「「マルゼンスキー先輩! よろしくお願いします!」」」」」 そこには準備運動を終えているウマ娘、マルゼンスキーに憧れるルナナルカタカ以下五人のウマ娘がスタンバイしていた。彼女達には自分のトレーニングついでにマルゼンスキーのトレーニングを手伝ってもらうことになっている。どの子のトレーナーもマルゼンスキーと併走できるならと許可は二つ返事だった。 61無敗の終わり前編・大阪杯21/10/14(木) 20 40 50 「トレーナーちゃん?」 「ウッドチップ坂路併走五本❤︎」 限界まで体力を削っておいてのこれなのでちょっと申し訳なく思い可愛く言ってみた。 「わーい!楽しんでくるわね!(ヤケクソ)」 マルゼンスキーが五本連続で走るのをルナナルカタカ達五人がそれぞれ一本ずつ全力で行うことでカバーする。一走ごとにフォームの乱れを修正しながら疲労困憊で動けなくなくなっているマルゼンスキーの体にマッサージとストレッチを施し、「動けなーいトレーナーちゃん着替えさせて〜」と言うマルゼンスキーになんかもう同性みたいなもんだしいいだろうすまぬマルゼンスキーに風邪を引かせるわけにはいかないのだと自分に言い聞かせ、服を脱がして悪戦苦闘しながらも着替えさせ、寝落ちても大丈夫なよう腰を縄で繋いでバイクの後部座席に乗せ、自宅まで送迎する。暫くして車検も通って車が復活したのでマルゼンスキーを後部座席に乗せ(助手席だとなんか酔うらしい)てトレセン学園に通うようになった。 「トレーナーちゃんこれは?」 「ゲキ重蹄鉄。これ履いてあのミニハードルで腿上げ走り十往復ね」「ひえ〜!」「疲れてくるとフォームがちょっと乱れてるよ。しっかり腕振って脚上げてね」 「トレーナーちゃんこれは?」「ゴールドシップが持ってたバスケットホイールエクスカベーターのレプリカミニタイヤ。これ引こう」「ひえ〜!」 「と、トレーナーちゃん今日のトレーニングは……?」 「今日は休息日だ。ゆっくりしよう」「うぇ〜ん膝枕して〜!」「いいよ。ゆっくりおやすみ」 「ぶっとびよー!」「ひえ〜ムリィ〜!」 「うん。前よりトモが良くなってる。……併走が併走になって無いな……どうだ?うちのマルゼンスキーは」 ウマ娘化した故に耳が良くなり離れていても会話が届く。俺は少し離れた所でこちらを観察していたルドトレに声をかけた。 「有マの時よりパワーが上がってる。アメリカのパワーの要るバ場でもやっていけそうなくらい。それにフォームも無駄が削げ落ちてエネルギーのロスが無くなって、間違いなく強敵だと思ってる。……それでも勝つのはルドルフよ」 「そこは、お互い様だ」 この反応は当然だ。皆が皆、自身の担当が一番強いと思っている。俺もそうだから。 62無敗の終わり前編・大阪杯21/10/14(木) 20 41 29 『さあ秋のGⅠ戦線の始まり、大阪杯です。今回あいにくの雨ですが目玉はなんと言っても"天馬""スーパーカー"そして"皇帝"の三強対決です! 一番人気にはシンボリルドルフ、二番人気はマルゼンスキー、三番人気にアマノガールとなっています。さあゲートインが完了しまして……大阪杯スタートしました!』 マルゼンスキーはいいスタートを切った。先頭争いで競り合おうとしたアマノガールを最初の坂で振り切ってぐんぐんと加速していく。アマノは切り替えて先行策。その後ろにクイーンマクレー、ルドルフの三人が先行勢として団子になっている。本来であればその後ろに差し追い込み集団が付く筈だが、ぐんぐんと間が空いていく。理由は単純だ。 『マルゼンスキー速すぎる! 大逃げの様相だ! かなり縦長の展開!』 重馬場にも関わらず前半タイムが従来より一秒程早い。本来であれば破滅逃げと言える異常ペースだ。これに付き従えばスタミナを持っていかれる。そう気づいたアマノガールとクイーンマクレーが一息入れるように位置を下げ二番手にシンボリルドルフが突き出た。二人に対してルドルフは速度を落とさない。それどころかまだ直線に入る前から加速を開始した。こちらから見てもアマノガールとクイーンマクレーがルドルフに怪訝そうな顔を向けているのがわかる。常識的に考えればこんなペースで走ればマルゼンスキーは垂れるだろう。だがマルゼンスキーと同じく非常識の側にいるシンボリルドルフは気付いているようだ。重馬場で跳ね飛ぶ水飛沫はマルゼンスキーとシンボリルドルフ二人のものが他に比類する事なく大きかった。 マルゼンスキーもシンボリルドルフも、顔が蒼白だ。ウマ娘の、それもその内で最高峰と言っていい二人の強靭な心肺機能を持ってしても酸素供給が追いつかずチアノーゼを起こしている。雨も相まって深海の底に居るようなものだろう。それを想定しマルゼンスキーにはトレーニングで酸素ボンベを増設した。だがそれを使い切ってなおマルゼンスキーは深海の底に引き摺り込まれた。恐ろしいのはこの状況を読んでいたルドトレとこの状況に引き摺り込んだシンボリルドルフだ。 深海の底で酸素を使い果たし呼吸困難で非常に苦しい筈のレース展開。 "それでも笑っていた" 「……がんばれ、マルゼンスキー……!」 俺はマルゼンスキーに貰ったサングラスを壊れないよう、それでも強く握りしめた。 63無敗の終わり前編・大阪杯21/10/14(木) 20 42 02 『おっとシンボリルドルフまで早くも加速! 掛かってしまっているか!?』 背後でルドルフちゃんが迫ってくるの、ビンビンに感じちゃう! でも、勝つのは私よ! 『なんとマルゼンスキー垂れない! これではもう皇帝以外は勝負の蚊帳の外だ! "皇帝"はこの"怪物"を討ち取れるのか!? 坂を登る! まるでエベレストのデスゾーンを全力登頂するかのようだ!』 呼吸が苦しい。でもそれはルドルフちゃんも一緒。ペースを作る私はここまで想定してトレーニングしてきた。本音を言っちゃえばルドルフちゃんでもついて来れないって思ってた。でも……でも! ルドルフちゃんの足音が後ろから離れない! (読んでいた。彼女はここまで全て読んでいた。だが、あまりに定石外れ、奇策縦横すら生ぬるい非常識なペースにわすがに躊躇いがあった。あと100いや50早く仕掛けていればと言うのは……詭弁だ!) ルドルフちゃんの足音が1ミリ近づけば、私は1ミリ引き離す。少しでも、半バ身でも並ばれたら抜かれる。その恐怖と、半バ身まで絶対に詰めさせないって興奮が────楽しい。 『鍔迫り合いを避けるマルゼンスキー! 鍔迫り合いに持ち込みたいシンボリルドルフ! 両者意地のぶつかり合いだ! 差は一バ身! 縮まらない! 縮まらない! 今ゴール! マルゼンスキー先着! 怪物が皇帝を食い破った! 一着はマルゼンスキー! 二着シンボリルドルフ! 三着以下を大差で引き離してのゴールです! 三着はアマノガール! マルゼンスキーとシンボリルドルフ、互いに立ち上がれません! 持てる力を全て出し切りました!』 64無敗の終わり前編・大阪杯21/10/14(木) 20 42 30 全員のゴールを確認して、俺は飛び出した。ルドトレが飛び出したのも同時だ。大歓声の中ウィニングランも出来ないほど消耗したマルゼンスキーと片膝をついてしまっているシンボリルドルフの元にそれぞれ駆け寄った。二人とも少し肌寒い雨とは言え、まるで熱した鉄のように湯気が立っている。 「マルゼンスキー!」 マルゼンスキーは俺を見て微笑んだ。 「……どう? 見てたトレーナーちゃん」 「……ズクッああ、見てたとも! すごかったぞ」 マルゼンスキーの微笑みに泣きそうになるが、それどころではないと堪えて俺がカバンから酸素缶を取り出して吸わせようとするとそれを手で制された。 「ふふ、トレーナーちゃん見たらナイナイだったのが湧いてきちゃった。みんなの声に応えないとね!」 マルゼンスキーが俺の手を掴んで立ち上がる。 「イェーイ! みんな応援ありがとう! ピース!」 再び歓声が巻き起こる。そこへルドルフがルドトレの肩を借りてやってきた。ルドトレも酸素缶を持っている。 65無敗の終わり前編・大阪杯21/10/14(木) 20 43 13 「マルゼンスキー」 「ルドルフちゃん」 「"今回は"負けたよ。私が背中を見ながらゴール板を駆け抜けるとは思っていなかった。……臥薪嘗胆、次の天皇賞春で捲土重来させてもらうとしよう」 「っ」 いつものシンボリルドルフと違う。その姿は威厳ある皇帝でなく獰猛な飢えた獅子のそれだった。気圧されそうになる俺をマルゼンスキーは片腕で抱きしめてくる。 「次回も勝つのは私よ。"シンボリルドルフ"。天皇賞春、楽しみにしてるわ」 「ああ、また走ろう」 二人が強く握手を交わす。会場は再びの大歓声に包まれた。 マルゼンスキーを担いで控室まで戻る。こんな時はウマ娘化した事に感謝した。苦も危険もなく運べる。その最中にマルゼンスキーが写真を撮って欲しいと言うので自撮りして、クールダウンとストレッチを終え、シャワーを浴びて雨だく汗だく泥だらけの勝負服から一旦ジャージに着替えた。ちなみに俺も雨の中に出てマルゼンスキーを抱えてびしょびしょになってしまったので着替えた。 「ふぅ〜! 今回も楽しかった!」 「それは良かった」 「ねえトレーナーちゃん」 「ん?」 「次も私、勝つからね」 「……ああ! マルゼンスキーなら勝てるよ!」 なんだかマルゼンスキーが少し無理をしているように感じる。もしかして足に何かあったのか? 「マルゼンスキー、何か無理してないか? 足に違和感とか……」 「え? そういうのは無いわよ。ただ勝ちたいな〜ってお姉さん思ったから、まずはトレーナーちゃんに表明演説してみたの!」 「本当に足は大丈夫なのか?」 「足はトレーナーちゃんのおかげでバッチグーよ! でも疲れちゃったからトレーナーちゃんに膝枕してもらいたいな〜」 甘えるような仕草に思わず笑みがこぼれてしまう。 「いいよ。この膝はマルゼンスキーの物だからな、好きなだけ使ってくれ」 「やったぁ! それじゃトレーナーちゃんのお膝もーらい!」 控室の座敷に移動して座布団を挟んで痺れないようにしてからマルゼンスキーの膝枕をする。本当に疲れていたのか、マルゼンスキーはすぐにスースーと寝息を立て始めた。俺も疲れてウトウトとしてき──── 「ちょっとお!!? もうすぐウィニングライブですよ何してるんですか!?」 「わふぅ!?」 「しまった!!」 いつの間にか寝落ちして、URAの職員に叩き起こされることとなった。 おわり ≫71ネイトレ発案者兼フジトレの人21/10/14(木) 20 47 45 「ねえネイトレちゃんネイトレちゃん、フジから聞いたよ?ネイチャちゃんと関係が進展したんだって?」 「どこから聞きつけたんですかねフジトレさん、ってうわあ見たことないくらい目がキラキラしてるぅ!!」 「話によるとお姫様抱っこして帰ってきたとか、プロポーズもされちゃったとか!きゃーっ!どこまで噂でどこまでホントかおじさん気になっちゃう!」 「あのどこから聞きつけたんです!?怖いんですが!!??」 「いやもうトレセン中の噂だって!いやーあの引っ込み思案のネイトレちゃんが一気にここまで進展するなんて、ねえ!」 「あの、フジトレさんテンション高くないですか!!なんか未だかつてないくらい高くないですか!?」 「そりゃもうずっともだもだしてるの分かってたんだから!ずーっとヤキモキしてたんだから!!なんなら僕は君がウマ娘になる前から!!」 「そ、そんな前から察されててたんですか私!?」 「うん!!!だから、ヤキモキしてた皆に!ご馳走を!頂戴!!」 「あ、あの、誰かタスケテーッ!!!」 以上、勝手に 44の別サイドでしたー ≫83二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 20 54 25 「ほら貸してやるよバケットホイールエクスカベーターのレプリカミニタイヤ」 「ありがとう。ありがたくバスケットホイールエクスカベーターのレプリカミニタイヤ借りるよ」 「いやバケットホイールだよ」 「ごめん間違えた。バケットホイールだな」 「そうだもう一回言ってみろ」 「バスケットホイールエクスカーベーター」 「もうそれでいいぜ!!アタシは今からそれを真実にするためアメリカに飛ぶからよ!!」 ≫93ガンギマリ頭スズトレ21/10/14(木) 20 56 33 ────あ、オレ死ぬわ。 スズトレについに捕まった時、オレことドベトレが一番最初に思ったことだった。 みんなの力を借りて、新しい体になってから1週間。オレはずっとスズトレを避け続けていた。 スズトレにはオレの尻尾で指輪を作ってもらったり、その指輪をドーベルに渡してもらったり、一連の流れの中でもかなり世話になった相手だ。 だから真っ先に礼を言うつもりだった。それで会いに行ったのだが… 明らかにキレてた。声の圧がいつもの十倍はあるし、いつも出してる落ち着いた、接しやすい雰囲気が完全に身を潜めていた。 ヤベェ。その本能に従って、オレはスズトレからずっと逃げ続けた。 そして今日、ネイトレさんとのコンビネーションによってその逃亡劇には幕が降りた。 「はい、到着。私ちょっと出すものあるからクッションにでも座って待ってて。」 「ア、ハイ。」 「…大丈夫?」 スズトレが心配そうにこちらを伺う。頑張れオレ。平常心だ、平常心。 「いや、あんまし寮の部屋に邪魔する事無かったからな。少し緊張しちまった。」 「あーそっか…飲み物いる?麦茶あるけど。」 「頼むわ。」 それを聞いてスズトレは冷蔵庫から麦茶を出し、コップに注いでからクローゼットを探し始める。よほど厳重にしまっているようだった。 正直怖ぇ。幾分かマシになったが滲み出てるお怒りオーラは未だ健在。そんな中出される物となるとまるで想像がつきやしない。あ、麦茶うめぇ。 「あった!!っと。」 そんな事を思ってたらスズトレがクローゼットから出てくる。その手にはホールケーキが入ってそうなサイズの黒い箱。 「…デカくねぇか?」 「まあ簡易とはいえ中身が中身だし。」 そして、箱から中身が出てくる。 「──コイツは、まさか。」 「うん、ドベトレのお墓代わりにしてたもの。」 94ガンギマリ頭スズトレ21/10/14(木) 20 56 57 まさかの展開に、言葉を失う。オレの墓代わりってのも驚きだがそうじゃねえ。 完全に記憶から消されてたはずのオレの墓を作ってた、っつーことは… 「…覚えてたのか?オレの事。」 「他より早く思い出した、が正しいよ。」 その言葉を始まりとして、スズトレは過去を語り出した。 「…何これ?」 大規模な掃除中、クローゼットの奥から現れた箱を見て呟く。 あまりにキレイすぎる。少なくとも私はこんな高そうなものは買わないはずだ。箱に貼られた紙が問題だった。 「"メジロドーベル宛"…」 なぜか、スズカの友人のドーベルが指されていた。確かに彼女ともスズカ経由でかなり話すけど、彼女宛のを代わりに受け取るほどではない。仮にもらったとしても、すぐに渡すはずだ。 だけど、そうはなってない。…明らかに不自然、捨てるべき。…だけど。 「スズカのトレーナーさん!お久しぶりです! でも、どうしたんですかいきなり?」 「そのことなんだけど…」 私は、ドーベルに渡す選択をした。そうしないと後悔する、そんな気がしたから。 そこからはもう、あっという間だった。 尻尾の毛で作られた指輪、"兄"という者からの手紙、それを読んで涙を流すドーベル。 消えた者の存在を悟るには、十分すぎるほどだった。 「──それが起点で、私もドーベルほどじゃないけどいくつか記憶が戻った。けど人を存在ごと抹消するなんて超常現象、誰かにどうにかできるものじゃない。 だから他の人には言わずに、アクセに使わず残ってた毛をこれに入れて墓がわりにしてたの。ドーベルの写真とか結構お供え物にあげてたんだよ?」 95ガンギマリ頭スズトレ21/10/14(木) 20 57 23 「マジかよ…でも言われてみりゃあ兄貴主体でノートに集められた情報、兄貴除けばスズトレの筆跡が1番多かったな…」 ドベトレが納得したように言う。そりゃそうだ、みんなが0+1なら私は1+1だったんだから。…いやまあ、それでもマクトレには負けたんだけど。 「そうなら安心したぜ…てっきりめちゃくちゃ怒られるもんだと…」 「あ、怒ってはいるからね?????」 「エッ。」 ドベトレの顔が凍りつく。あれだけビビってたのに、なぜ怒ってないと考え直しちゃうのか。 「いなくなった事はいい。アレはドベトレ悪くないし。だ、け、ど、さぁ…なんっで指輪直接渡さないかなぁ。 実際私もかなりの間気づかなかったし危うく捨てかけたし、ちゃんと自分の手で渡しなさいよ。」 「仕方ねえだろ!?オレ作ってもらった次の日には消えたんだぞ!?」 「でもドベトレならドーベルの部屋の押し入れとかに入れとくことも出来たよね??」 「いや、それじゃドーベルが怖がるだろ!?」 「でも確実に指輪は渡ってたと思うよ。だから私的には助かったけど許さない。もっとドーベルにとっての自分の存在を信じなさいよ…」 ため息混じりに言い切る。 それを受けてドベトレは少し黙り込む。そして… 「…すまねえ、けどありがとよ。ドーベルに届けてくれて。」 そう、言葉を発す。 …全く、別にお礼は求めてないのに。 「どうもいたしまして。」 仕方ないなぁと思いながら、笑顔で答えるのだった。 97ガンギマリ頭スズトレ21/10/14(木) 20 57 45 「さて、じゃあ本題に入ろっか。」 顔を元に戻したスズトレがケロッと言う。 「…え、まだあんの?」 「うん、あるよ?ということでドーベル、カモン。」 「分かりましたスズトレさん!」 「エッ。」 スズトレの言葉と共に扉からドーベルが入ってくる。なぜ?という疑問と共に猛烈に嫌な予感。 「ドーベルに尻尾アクセの話したらドベトレに送る分も作りたいって言ってね?やり方は前に見せたから今回はドベトレ本人にやらせようかなーって。」 「…自分に贈られるモノを自分で作らされるって拷問だと思うんだが。」 「でも兄さん2回もいなくなったよね?」 「ぐっ!?」 どぎつい一撃が直撃する。やめてくれドーベル、それは言い逃れできない。 しかもその隙を逃さずスズトレがオレの腕をガッチリと掴む。 「…拒否権は?」 「ない。覚悟、決めようね。」 その後、ご満悦のドーベルとボロボロのオレが学園内で目にされたのは言うまでもないだろう。 ≫109二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 21 06 14 8話 あれから数日が経とうとしていた。 「足りない…足りない…」 調べ尽くした資料。 最大まで効率化したトレーニング。 トレーナー達に教えてもらった大切な事。 それらが集まっていても、俺には何か、 決定的な何かが足りていなかった。 「……クソッ! いくら走っても、いくら調べても、 足りない何かが全くわからない!」 「一体…一体何が足りないって言うんだよ!」 「どうすればいい…このままじゃマーチが…」 「俺は…『私は』…また…」 頭の中ぐちゃぐちゃになる。 わからない、わからない。 不安と絶望でおかしくなる。 「駄目だ…一回頭を冷やしてこよう…」 そう言って洗面台の前に行き、鏡をみた。 そこには、 とあるウマ娘に似た自分の顔が映っていた。 「…もしかしたら」 そう言って俺は家を飛び出した。 110二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 21 06 47 「いきなりで申し訳ない… どうしても話したいことがあったんだ。」 「あぁ…問題はない。 ちょうど時間が空いていたし、 オグリのライバル、 フジマサマーチのトレーナーからの話となれば、断る訳にはいかないだろ?」 俺は最後の望みをかけて、 マーチのライバルであり、 マーチがレースで初めて負けた相手、 『芦毛の怪物』オグリキャップ。 そのトレーナー、 オグトレさんに相談を持ちかけた。 「それで、相談の内容を教えて貰ってもいいか?」 これまでの経緯を話した。 111二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 21 07 36 「それで…マーチが…カサマツに帰るって…」 「!…」 「でも、今の俺じゃ止められない… 調べた事も、試した事も、 せっかく教えて貰った事も、 全部無意味にしてしまう…」 「一体俺はどうすればいいんだ…? そもそも、最初から 中央なんて目指さなければ、 こんな事には…」 「それ以上は、言ってはいけない。」 「…え?」 「お前さんが紡いできたものを、 築き上げできたものを、 お前さんが否定しては駄目だろう。」 「!…でも!でも俺はッ!」 「一旦落ち着け、少し待っていろ。 暖かいコーヒーでも淹れてくる。」 渡されたコーヒーを一口飲んでみる。 ぐちゃぐちゃになってた頭の中が、 少しずつ、落ち着いて行くのを感じる。 112二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 21 07 59 「大丈夫か?」 「すまない…取り乱していた。」 「しょうがないさ、 次のレースで勝てないと地方に戻される危機的状況で、 いきなりウマ娘になってしまった。 さらに担当はカサマツに帰ろうとしている。 普通こんな多くの事が一遍に起きたら、 誰だってそうなるさ。」 「でもわからないのは本当なんだ… もう…全部が手詰まりで…俺は…」 「…なら、何もしなくてもいいんじゃないか?」 「…は?な、何言って…」 「だって、お前さんはこれまで、 何もやってこなかったか?」 「そんなはず無い!やれる事は全てやった!」 「それじゃあ、お前さんはこれまで、 全力でやってこなかったのか?」 「いつだって全力だった! あの娘達に…勝って欲しかったから!」 「最後に、 お前さんはここまで、フジマサマーチの事を 何も考えていなかったか?」 「…そんな訳…無いだろ。 マーチは…こんな俺のところに残ってくれた。 …大切な担当だ。」 113二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 21 08 23 「わかっているじゃないか。 お前さんは出来る事を全てやった。 確かに失敗した事もあったが、 それでもお前さんは全力だった。 そして、今それを大切な担当の為にしている。 それで十分じゃないか?」 「で、でも俺は…怖いんだ… またあの背中を見るのが… またあの言葉を聞くのが…俺は…」 「…お前さんはマーチが負けると… そう思っているのか?」 「ッ!そんな事思うはずが「なら信じてやれ!」 「!」 「やれる事は全てやった。 なら、あとは自分を信じて、担当を信じろ。 どちらも信じれないトレーナーがどこに居る?」 114二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 21 08 53 「…そうか…そうだよな。」 負けて、負けて、負けて わからなくなっていた。 そうだ、いつだって全力だった。 いつだって出来る事は全てやった。 …いつだって信じて進んできた。 「…ふふ、いい目になった。」 「え?」 「もう大丈夫、お前さん達ならきっと勝てる。」 「だから信じてやれ。 私達に出来る事はそれぐらいだが、 彼女達に一番必要なのはそれだ。 トレーナーぐらい、 なにも変わらずに担当の勝ちを信じてやれ。」 「…わかった! 相談に乗ってくれてありがとう!オグトレさん!」 そして俺は、マーチを探しに行った。 ≫126二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 21 18 13 ダイタクヘリオスのサブトレーナーは、さる大物トレーナー最後の弟子だ。 そう認められるだけあって端々から非凡なる才能の片鱗を見せるものの、少なくとも…… 「ど、どれを着れば……っ」 「ヘリオスー、そっちは任せるぞーい」 「おけおけぴ! とりまトレぴっぴおいでおいでおいでー!」 ……ファッションセンスに関してはド素人であった。 此処は都内のパーティー会場。 「これも社会勉強」と師によって各界の重鎮の中に放り込まれかけた若造達は、兄弟子たるテイエムオペラオー担当トレーナーの手引きで大量のドレスや着物に囲まれていた。 「先生。折角ですからジバンシィなど如何ですか」 「麗しのサブリナじゃあるまいに……黒留袖じゃ、黒留袖」 「畏まりました。 ……ちなみに振袖も御用意しておりましたが」 「未婚の示しなぞ、死んだ婆さんに殺されるわ!」 末の弟子から見た兄弟子オペトレは、随分と師匠に気安く接する人物であった。 あのいつも優しい師匠をからかい倒し、ぷりぷり怒らせては、わざとらしく笑って正解を取り出すのである。 そんな振る舞いながら師からの信頼は篤く、何かあれば常に彼女が呼び出される。ヘリサブから見れば不思議な人物であった。 127二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 21 19 00 「お二人共、決まったかな?」 「い、いえ、まだ……っ!」 「オペトレっぴはどする? デコる?」 「気持ちは嬉しいけれど、私はこれが一張羅なのでね。末弟子をめいっぱいデコっておくれ」 「おけぴ!」 ばさりと燕尾服を靡かせ、「ゆっくり決めていいからね」とオペトレは師の着付け手伝いに戻る。 卒のない振る舞いにヘリサブは思わず見惚れるが、ちょいちょいとヘリオスに小突かれて、自分も選ばねばならないことに気づいた。 「とりま、これとか着てみ?」 「えっ、ええと……」 手渡されたのはミリタリーパンクのツーピースワンピース。 一見すると軍服のようだが、スカートは膝上丈で、少し腰を捩れば臍が顕になる逸品だ。 ファッションに無頓着なヘリサブでも分かる。これはとてもではないが、品格ある宴席に着ていくものではない。 「へ、ヘリオス。これは流石に……」 「んー……だめぽ?」 ヘリオスがテン下げしたところで、ヘリサブはハッと顔を上げた。 自分は何であるか。それは勿論、ダイタクヘリオスのサブトレーナーである。 そのサブトレーナーが担当ウマ娘が選んでくれた服装を、「不適切だから断っていい」などと師は教えただろうか? 128二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 21 19 24 「……ごめんなさいっ、ヘリオス」 「おけおけぴ! ちゃんとしたドレスでガチヨロおけまるだし……」 「いえっ。貴方の選んだとっておきでいいですっ」 「……!」 ヘリオスのサブトレーナーは断固たる想いで胸中の問に答える。 教える訳がない。担当ウマ娘の好意を誇ってこそトレーナーだ。 なら、ダイタクヘリオスの選んだコーデこそ、自分が胸を張って着られる衣服に違いないのである! 「貴方のとっておきで、私をテンアゲにしてくださいっ。おねがいしますっ!」 「……いぇあ!」 ダイタクヘリオスもその意を汲んで、心から嬉しそうに笑う。 取り出したるはメイク用品を詰めたボックス。とっておきでサイコーのメイクデビューのお伴である。 「テンアゲでサイコーのメイクでバリ上げFoo! トレぴっぴのメイクデビューさせてくれんの、あざまる水産よいちょまるじゃん!」 「よ、よろしくおねがいします……っ!」 鏡台の前に座り、ふたりのウマ娘は微笑み合う。 心老いたるウマ娘達は、仲睦まじいふたりを微笑ましげに見守るのであった。 うまぴょいうまぴょい ページトップ part○○~○○はこちら ページトップ
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タグ一覧 目次 概念1基本情報 【備考】 SS 概念2【基本情報(パマトレ先生)】 【容姿(概念2)】 【ウマ娘化した際の経緯(概念2)】 【SS(概念2)】 【イラスト(概念2)】 【担当】メジロパーマー 概念1 基本情報 【備考】 ! 暫定的にスレに挙げられた設定を引用しただけです ≫106 二次元好きの匿名さん22/05/22(日) 10 55 42 【身長】150 【スリーサイズ】100-65-90 【髪の色】銀髪 【髪型】足首くらいまでの長さのポニテ 【瞳の色】青 【年齢】20代前半 【一人称】私 【二人称】〇〇さん 【好物】焼きそば 【因子】不明 【概要】 メジロパーマーのトレーナー。目が覚めたらウマ娘になっていた。性格は真面目な方だが常にゆるく気怠げな口調であり目は眠たげで表情があまり変化しない(尻尾や耳で判断出来る)。勉強熱心でパーマーの為に本や映像で色々調べたりしてるうちに徹夜する事もあるがパーマーにバレて怒られる事もしばしば。特技は射的。 【口調】 初めましてー。メジロパーマーのトレーナーでーす。口調が変ー?いつもこんな感じなので許してほしーなー。基本的に「!」は使わず毎回「ー」が入る感じだねー。胸ー?重いし肩が凝って大変だよねー。これで走れるなんて皆すごいなー。触ってみたいってー?そういうのはちょっとー 【容姿】 足首くらいまで伸びた長い髪を纏めている。 目は眠たげだが眠い訳ではない。 服装は基本スーツだけど暑いので上着はあまり着ない。 おれバカだから言うっちまうけどよぉ… part760【TSトレ】 SS 初出 https //bbs.animanch.com/board/645721/?res=106 概念2 【基本情報(パマトレ先生)】 トレーナー名:パマトレ(カウンセラー)、パマトレ先生、先生 担当:メジロパーマー 身長-スリーサイズ:162-95-56-84 髪の色:緑 眼の色:深い青 年齢:28 一人称 僕 三人称 〇〇さん 概要:メジロパーマーのトレーナー兼トレセン学園のカウンセラー兼スポーツメンタルコーチ。肩書きは長いが実質業務としてはパーマーのトレーナー兼トレセンのカウンセラー。立場としては養護教諭も兼ねている養タキトレに近い。 カウンセラーとしての仕事は個別相談及びフリータイムの相談。フリータイムには彼のカウンセリング室兼トレーナー室に人が沢山訪れる。なお、ウマ娘に限らず教職員やトレーナーなどもカウンセリングの対象のため夜に開いている日もある。 元々はトレーナーではなくカウンセリング専門だったため、専ら「先生」、トレーナーとなってからは「パマトレ先生」などと呼ばれる。 パーマーを担当する事になったきっかけは相談しにきたパーマーに自分を重ねてしまった事と、模擬レースで彼女の走りに可能性を感じた事である。本来パマトレのトレーナー免許はスポーツカウンセリングの為の物だが、ここに来て役立つ事となった。 実は医者の家系の人物であり、過去にはプレッシャーで押しつぶされそうになっていた。スポーツカウンセリングの道へ進む事を考えた時もその事が頭によぎり続け、その事を両親に恐る恐る伝えると、むしろ自分で道を見つけたのだから自分に自信を持って進みなさいと暖かく送り出された。 この経験からメジロ家のウマ娘であろうと型にハマってしまっていたパーマーに自分を重ねている。 学園では基本制服。これは制服を気に入っている……からではなく、生徒に身近に感じてもらい相談しやすくするため。その為私生活では質素で地味な服を着ている。ただしパーマーが買い物に連れ回そうと考えているため少し危ない。 基本的にウマ娘や同僚には気を遣わせないよう気さくな話し方。目上の人間の前や、きちんとした場では敬語になる。 ウマ娘になってからはトレセンの制服を着用しているが、これはカウンセリングの上で出来るだけ身近な印象を与える為。積極的に女の子の服を着ようと思っている訳ではない為、パーマーとの買い物付き合いをどうしようかなあと模索中。 本人は否定しているがパーマーとはしょっちゅう惚気けている強火のクソボケ。ただしパーマーも大概強火のクソボケなので不思議なバランスで成り立っている。ちなみに周りは思いっきり二人の関係性に気づいているので早く自覚しろと思われている。 趣味はカラオケでウマ娘化の前からパーマーと良く歌いに行っている。ボカロ曲が好き。昔若者の間で流行っているというボカロ曲の研究をしていた時にそのまま自分もハマってしまった。ウマ娘化してから初めて歌った時は『なんて歌いやすいんだ……』と感動した。 【容姿(概念2)】 髪はドが付く緑という派手な色。女神の『緑は落ち着く色だから良いよね!』と余計なお世話の考えでこうなった。最初は派手だし恥ずかしいので染めようと思ったがパーマーに『それもイケてるじゃん!』と言われたためそのままにしている。 非常に胸が大きい。一部の生徒からは嫉妬されてしまっている。最も、本人の人徳もあり「まったく羨ましい……」という程度で済んでいる。 【ウマ娘化した際の経緯(概念2)】 夢の中で『ウマ娘の事を理解し手を貸すなら、役に立つでしょう』と言われそのままウマ娘化した。本人からしたら良い迷惑である。 起きてからは過去の例もあり、『カウンセラーとして自分が動揺するわけには行かない』という考えの元落ち着いて行動しトレセンへ向かった。ただし、パーマーからは連絡をして頼って欲しかったと言われており、本人も反省していた。 【SS(概念2)】 ウマ娘化 https //bbs.animanch.com/board/1649127/?res=139 カラオケ https //bbs.animanch.com/board/1649127/?res=176 カウンセラー室の日常 https //bbs.animanch.com/board/1652607/?res=26 【イラスト(概念2)】 https //bbs.animanch.com/board/1649127/?res=171
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タグ一覧 ビコトレ 目次 概念1基本情報 【備考】 SS 概念2基本情報 【概要】 【容姿】 【性格】 【交友関係・実績】 【総括・コンセプト】 【備考】 SS 【担当】ビコーペガサス 概念1 基本情報 【備考】 ! 暫定的にスレに挙げられた設定を引用しただけです ≫38ビコトレ21/10/02(土) 23 57 44 脱字があったので上げ直します ビコトレ ビコーペガサス担当トレーナー 年齢 33歳 身長 3サイズ 169/91/58/87 毛色 芦毛 目の色 ネイビー(ハイライト無し) 一人称 私(素は俺) 目付きが悪いせいで誤解をされがちだが担当のビコーペガサスを始めとするウマ娘達の幸せを願う優しい性格。 ビコペからはもう一人の父親の様に懐いている。ビコペ以外でも子供によく懐かれる 口調はハスキーボイスの男性口調。 口数が多い方では無いが言うべき事はハッキリ言う。ビコペを成長させる為に時には厳しく接する事も厭わない。 まっすぐ育てくれるなら自分は嫌われても構わないと思っている。 過去 元SP(セキュリティポリス) 格闘術、逮捕術、射撃等で優秀な能力持ち信頼も厚かったが、ある要人が襲撃された際に偶然巻き込まれたウマ娘の子供を見殺しにしてしまう。 仕方のない犠牲だったと割り切っていたが、護った要人が犯罪に手を染めていた事が発覚した事で無駄死にさせてしまった事になり、SPの仕事にも身が入らなくなり退職する。 その後は死なせてしまったウマ娘の事が頭から離れず、ウマ娘についてもっと知ろうと思いトレーナーを志した。 おれバカだから言うっちまうけどよぉ… part123【TSトレ】 SS 概念2 【決戦の日】神馬の嘶き、麗らかなる春の風 動力を回してひたすら前へ。前へ。前へ。 果てしない前進が、■をワタシに変身させる。 基本情報 略称案 ビコトレ 【担当】ビコーペガサス 【継承因子】ブロードアピール・ダンジグ 【身長】128→139 【スリーサイズ】64-46-70 【髪の色】主に金。先端が黒色。いわゆる逆プリン 【髪型】羽っぽい感じだとうれしい 【瞳の色】鮮やかな青色。ビコーとおんなじ 【年齢】45 【一人称】ワタシ/僕(家族) 【二人称】~さん(目上・トレーナー)/~クン(生徒)/ビコー(担当) 【口調】大仰。大多数を相手にしているように、よく響き、聞き取りやすい。有体に言えばヒーローショウ。オペラほど上品ではない。「よい子のみんなっ! よぉ~く見ておけ↑ッ」 【概要】 ビコーペガサス担当トレーナー兼、『障害競走』教官。ビコーペガサスの『ヒーローになりたい』という、荒唐無稽にも思える夢に共感し、専属トレーナーを務めることとなった。 「走ることで我々は変われる! ヒーローにだってなれるっ!」 先天性の小人症。筋肉の付き方が歪で、容姿には恵まれず、人並みに歩くことも、笑うことも厳しかったが、とある陸上選手に憧憬を抱き、自らも陸上を志す。走ろうという努力は彼に足を与え、自信を宿らせ、笑顔をもたらした。 競技生活を終えた後、走ることで自らを変えたいというウマ娘を支えたいと思い、中央トレーナーの資格を獲得。元障害走ウマ娘と結婚、三男三女をもうける。子育ての負担を鑑みて、地方トレセンに就職する。子供がそれなりの年齢になったことと、学費と食費を賄うために、単身中央トレセンの門を叩く。 その後はなんやかんやあって教官職を務めるようになり、特に障害競走を志すウマ娘に『怪我をしない身体の造り方・走り方』を叩きこんできた。 「怪我はよくないよ……いやほんとうに」 新人トレーナーの育成にとても熱心な人物。 地方トレーナーから教官、トレーナーというやや特殊な出自から、目標を定められず、正しい努力を行えずに道を閉ざすウマ娘を多く見送っている。そのため、現在サブトレーナーや教官職を務めているような『バッヂはあるし研修もクリアしているが、育成には不安がある』人材を対象に、定期的に勉強会を開いている。講師はトレーナー業務代行会社『あぶみ本舗』を経由して募集しており、賃金はビコトレの懐から全額支払われている。 「という訳で金欠気味だ! つらいな!」 その名の通り、ビコーペガサスのトレーナーであるが、依然として『障害走教官』も兼任している。理由は単純に、自分以外の障害走教官がほぼいないため。マイナージャンル×マイナージャンル×キャリアアップに繋がりにくい点の相乗効果である。 『トレーナーは可能な限り担当ウマ娘の勝利を望むべきである』、『教官は全ての生徒に平等に接するべきである』というふたつの模範解答の板挟みに、ビコトレは日々懊悩している。 「【ビコーを誰かに託す】───それが模範解答なのだろうが。なんとも、ままならないね」 【容姿】 かわいい系。常に『自分を見る誰か』に向けて笑顔を浮かべている。 ウマ娘となる前から、多くの手間暇をかけて身なりを整えている。それは、第一印象を最悪にする程度の容貌であった彼の『人前に立つ最低限の礼儀』であり、ウマ娘となってからもそれは変わらない。磨かれた靴、スーツにアイロン。毛先を揃え、爪を整え、化粧は薄く、肌にはたっぷりと乳液を。最後に普段通りの笑顔を作り、彼女は扉を開ける。 以前は歪な容姿によって生徒を怖がらせないために、ライダーヘルメットを着用していた。ウマ娘となってからもそれは同様だが、現在はメンポやマスクといったバリエーションを模索している。 「仮面付けてるトレーナーもいるし、中央は色々おおらかだよね!」 【性格】 外向的・行動的。そして、とても打算的。 人生をかけた矯正によって陽へと変身した陰の者なので、完全な陽キャとぶつかると笑顔で後退する。 お金への関心がとても強く、お金で釣ればだいたいなんでもやってくれる。もちろん、6児の父親として、ビコーペガサス担当トレーナーとして相応しい自分であることを損なわない範囲でだが。 「なるほどメイド喫茶か! とても恥ずかしい!! 恥ずかしいなこれは!! でも、だが、しかし! 果てしない羞恥を越えて、ワタシは前進する!! ───いややっぱり恥ずかしいなっ……でも給金はいいし……ふむん……」 困難への挑戦によって、自分をより良い自分へ進めることに無上の喜びを感じる。 それが自身をより良い自分へと導きそうだと感じたなら、ビコトレは進んでそれを行うだろう。 迷子の子供がいたなら、喜んでその手を取るだろう。 生徒に不安を打ち明けられたなら、喜んで悩みに寄り添い、激励を贈るだろう。 ビコトレはどんなにくだらない企画にも、喜んで参加する。そうすることで『〇〇トレと友好的な関係を作れる』のなら、値千金である。 誰であれ、何であれ。『やれ』と言われたら、ビコトレは笑顔をひとつ浮かべて、薄い胸を叩くだろう。「やってみせよう!」と笑って、達成可不可に関わらず努力をする。憧憬への邁進が彼に与えた足は、同時に彼女から『しない』道を封じる鎖となっている。やらなければ、自分はかつての醜悪なだけの自分に成り下がる。それを許せなかったから少年は成長し、その積み重ねが今のビコトレを象っている。故に、ビコトレは常に前進し続ける。 「哀れむ必要はない。何故なら、そう! これがワタシなのだから! 常に前進し続けるワタシこそが、ワタシなんだ!」 また、経歴上『自分は常人ほど長く生きられない』という事実と共に40余年過ごしてきたビコトレは、『自分はいつ消えても(死んでも)おかしくないのだ』という意識を常に頭の片隅に置いている。お金集めに執心するのもその影響で、自分が働けるうちに、子供全員分の学費やら生活費やらを用意しなければならないという思考の現れである。 『一晩のうちに人体を変身させるられるのなら、消すことだってできる』という考えから、ウマ娘化によってその考えは強まっており、そのため、誰かと深い仲になることを恐れている。自分のような人間が消えたことで、家族以外の余計な誰かを悲しませたくはないのである。これは現在担当を務めているビコーペガサスに対しても同様であり、前述の板挟みもあって、ビコトレは常に『ビコーを任せられるトレーナー』を探している。 新人トレーナーのレベルアップもその一環であり、将来有望な人材を発掘すべく、ビコトレは目を光らせている。 「……見つからなければいい、だなんて。そんなこと、欠片も思ってはいないさ!」 【交友関係・実績】 ビコーを受け持つ前の『彼』に重賞勝利経験はない。 そのため、三冠やらトリプルティアラやらとってる新人盛り沢山な昨今、ビコトレは肩身の狭い思いを……していない。他所は他所、うちはうちを徹底しているビコトレは、他人に関係なく己が前進しているのならいいと思っているため、あんまり気にしてない。気にしてないったら気にしてない。ほんとだぞ。 それはそれとして、もし他の名持ちのトレーナーと関わる機会があれば、ビコトレは積極的に育成に関して教えを乞うだろう。ビコーのトレーニングに活かすために、ビコトレはマイナスな印象を与えない範囲で貪欲になる。そのようなスタンスのため、ビコトレはトレーナーであれば年下であろうと「さん」と付ける。名持ちのトレなら年下だろうが大抵格上だから問題ないのである。 それはそれとして、ひとりの人間として、格上の年下には気後れを覚える。 覚えるので、名持ちのトレーナーとの交友はほとんどない。逆に、いわゆるモブトレーナーとの交友は広い。 ウマ娘化によって、今まではおよそ関わることのなかった、そういった格上の人々と交流する機会が増加。気後れの感情は未だに拭われないが、ビコトレはより良い自分を目指して、笑顔と一緒に人脈作りに励むだろう。 あるいは、自分の担当を任せられる人物と出会えるかもしれないのだし。 「いやまあだからこそ、もっといいトレーナーに託すべきだって話なんだがね! いやあ全く……いい年したオトナがみっともない! キミもそう思うだろう?」 【総括・コンセプト】 タロットの【戦車】。あくなき前進によって【成功】し、【勝利】してきた人物。 同時に、【焦り】による【暴走】、【自分勝手】な【独断】に走ろうとしている、哀れな人物でもある。 走ることでコンプレックスを打倒してみせた彼は、ウマ娘の『走りたい』という欲求に対し、非常に好意的である。能力の高低に関わらず、その足に懸ける夢に関わらず、走りたいという願いを尊重する。 自分が変身できたように、ウマ娘がレースという迷宮を踏破することで、生まれ変われると信じている。 同時に、彼女は父親であり、奇形の者でもあった。 子を持つオトナとしての責任と、凝り固まった短命思考は、彼女の行動方針に大きな楔を打っている。 いつまでも、挑戦者ではいられないのだ。 困難の踏破を体現する『強い人物』であり、未来への不安に囚われ、ビコーを任せられる誰かを求める『弱い人物』でもある。この現状を憂いた『愛と未来の女神』様の手により、ウマ娘化している。 端的に申しますと、ビコーといっしょに成長してくれたらいいな、というキャラクターです。 【備考】 「各トレの台詞を9つ挙げる」という概念より。初出SSの前に投下。 ≫54二次元好きの匿名さん21/12/12(日) 23 47 50 「『困難』への挑戦! 『憧憬』への邁進によって! 我々は、変身できる!」 「とぉーう! 呼ばれたらしいので参上した! 何か力になれそうかなっ!?」 「必殺☆ペガサスキーック!」 「お金はあればあるほどいい。具体的には食費と学費……ふむん……」 「っ!? すまない、怖がらせてしまったね! 許して欲しい、気を緩めていて、今顔を隠せるものを……何? 顔より身体を隠せ? ……ふむん……」 「追い込みはいいぞ」 「新人トレーナーの育成は急務だ。数が足りない以上、質を上げねばならない。誰しもが、たった独りで、目指すべき理想へ邁進できる訳ではないのにから。ワタシがこの集会に労力を割いているのは、ただそれだけの理由だよ」 「民草が英雄を担ぎあげるように、その小さな背に夢を注ごう。ワタシは確実に、確信的に、キミの『正義』を信じている───これでは、ヒーローを名乗るには不足かな?」 「『憧憬』への邁進は、より良い我々を象るだろう。けれど、どうか忘れるなかれ。憧れの背に勝手な理想を押し付けるのは、横暴で、愚かだ。かつてのワタシと同じ過ちを犯してくれるな」 おれバカだから言うっちまうけどよぉ… part553【TSトレ】 SS "前へ。前へ。前へ。" https //bbs.animanch.com/board/218288/?res=66 『変わる仮面の戦士たち』/バントレさん 書いてくださりありがとうございます! https //bbs.animanch.com/board/218288/?res=101 "ビコトレ、下着をつける"/タイトレさん https //bbs.animanch.com/board/220258/?res=171 "ビコトレ、ごはんを食べる①"/タキトレさん https //bbs.animanch.com/board/225100/?res=84
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あ行 ◎ほぼ完璧 〇プレイにあまり支障なし。ヘッダを追加、設定を変更すれば可能 △動作はするが進行に支障がある ×起動しない ASSAULT SUITS VALKEN 動作 △ 環境 R4 SNEmulDS0.5alpha2 備考 たびたびグラフィックがおかしいがたまに綺麗に動作する そのときステートセーブをすればおk アクトレイザー 動作 × 環境 R4 SNEmulDS0.5 備考 戦闘画面に入るとハングアップ イースⅢ 動作 ○ 環境 R4 SNEmulDS0.5 備考 アイテム欄と装備欄の絵が見えないが文字は表示される。 敵の体力欄が見えないが、他の動作は正常なのでやってやれないとこはない。 イースⅣ 動作 ○ 環境 R4 SNEmulDS0.5 備考 アイテム欄と装備欄の絵が見えないが文字は表示される。 敵の体力欄が見えないが、他の動作は正常なのでやってやれないとこはない。 いただきストリート2 動作 ◎ 環境 m3simply/SNEmulDS 0.5beta 備考 BGMがおかしいがSEに問題ない。 ラッキーパネルが表示しきれていない。それ以外問題なし。 ウィザードリィ5 ~災渦の中心~ 動作 △ 環境 R4 SNEmulDS0.5alpha2 備考 画面の上下を移動させても移動するのは背景だけでウインドウは固定されたまま。 なのでパーティー6人目のステータスが表示されない。 5人パーティーで潜るなら問題なし。 Winning Post2 動作 △ 環境 R4 SNEmulDS0.6 備考 文字がバケる。ゲームをするのには困難。 海腹川背 動作 ○ 環境 R4 SNEmulDS 備考 設定を変更することによりちゃんと動く。 海の主釣り 動作 × 環境 R4 SNEmulDS0.6 備考 起動せず ウルトラマン 動作 ○ 環境 DSTT SNEmulDS0.6 備考 動作は問題なし。 画面設定を上にしないと時間が見えないが、上にしたら今度はエネルギーが見えなくなる。 ウルトラセブン 動作 × 環境 DSTT SNEmulDS0.6 備考 ロゴ終了後フリーズ。 SM調教師 瞳 動作 ◎ 環境 R4 SNEmulDS 0.6 備考 無設定だと最後の文章がちょっと画面外 それ以外は問題なし エナジーブレイカー 動作 △ 環境 SNEmulDS0.6alpha(DSTT) 備考 グラフィックの表示がおかしい。 テキストが表示されない部分があるので実質プレイ不可。 F-ZERO 動作 ◎ 環境 R4 SNEmulDS 0.5beta 備考 発色が一部おかしいが、特にプレイには支障ない感じ。 解像度の関係で、設定ごとに一部見えない箇所があります。 エリア88 動作 ◎ 環境 R4 SNEmulDS 0.5beta 備考 選択画面で化ける程度、ゲームは問題ない 弟切草 動作 ◎ 環境 R4 SNEmulDS 0.5beta 備考 問題なし SDガンダム外伝2-円卓の騎士- 動作 ◎ 環境 R4 SNEmulDS 0.6alpha 備考 プレイに支障は無いが少し変な 部分もある。 ゲーム名 動作 環境 SNEmulDS 備考 h6z
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180~184 うっふん報告:ハムハムさんを養殖するフリをして散歩するのこと まへまへ 2010/12/18土曜日第180回右うっふん会は~ メインでお喋り、最後にちょろっと養殖っぽい散歩 でした~~ あ、第180回だったんだ。角度だったら直線だよ。直線記念~~ 参加者は台風さん、Watcherさん、eiyaさん そんで映画版テレビ放映のワンピースを観終わって、ちゃんじゃさんが参加~~ 22時くらいまでダベって、さあそろそろ何するか決めないと、って言い出してからさらに1時間くらいダベって、なんだろうなあ、ここらへん、私の中学時代の交友関係の仕方がそのまま反映しているかのようなメリハリの利き具合だ。 で、とりあえず台風さんのサブキャラを養殖するという事になった。なったというか、特に賛成もなかったのだけど反対もなかったから、まあすることがないんだったら、って感じだったのだけど、実は私は養殖すると見せかけて和田に散歩に行こうと目論んでいた。つまりこのゲームは、「台風さんのサブキャラを守って和田に行ってみよう」というゲームなのだ。 サブキャラはハムハムさんという名前だった。“台風”の文字がない! ハムハムというのはやっぱりあれかな、日本ハムのハムハムかな。そうだろうな。間違いないな。そんなに日本ハムが好きなのか。 Watcherさんは出発前に抜けてしまったけど、23時を過ぎてしばらくしたらちゃんじゃさんがきた! あー、そうか思い出した、ちゃんじゃさんが来たのは台風さんが「そろそろ落ちる」って言った、和田への川の渡し口のトコだ。 映画のワンピースはエイヤさんによると映画と呼べるほどのクオリティではなかったそうだが、ちゃんじゃさんは泣いたそうだ。しかしこの二つの証言は決して矛盾はしていない。 泣けるアニメの代表作としてよく出てくるフランダースの犬の最終回は映画ではなく、テレビで、映画のクオリティでもなかった。 つまりエイヤさんの審美眼にはかなわなかったが、面白くないわけじゃなかった、という事だ。 しかしワンピースの設定ってよく知らないんだよなあ 「涼宮ハルヒの憂鬱」ならよく知ってるぞ。あと「けいおん!」と 大体こんな感じー、でしたっ! あ、あと、そのチャットの中で、エイヤさんが映画を見れるサイトを紹介してくれて、それが掲示板に掲載されました。私はまだ時間がなくて観れてないんだけど、それが「パンプキン・シザーズ」「ウォッチブレード」「時をかける少女~2010年版~」「完全なる飼育・愛の40日」さすが著作権のない国、中国はすごいねえ。建前は共産主義国家だけど、アメリカより自由な国だ。好き! Re てなもんや欠席届け えいや 2010/12/25土曜日第181回右うっふん会は~ 台風さん watさん とクリスマスなので、参加者が少なく、 砦でグルグル雪集め 後半からスクさんもさんかした。 結局80個集めて、小玉ちゃんに渡すと 幸運は当たらず>< 色々変な巻物がもらえた。 終わり Re あけまして欠席 台風 2010/01/01土曜日第182回は eiyaさんとwatcherと台風(とぱたっちさん)でした。 ただしゃべっただけで10:30前に解散。 うっふん報告:ダチョウ貿易 まへまへ 2011/01/08土曜日第183回右うっふん会は~ ダチョウ貿易! みんな上島竜兵やリーダーのマスクをかぶって「やあ!」と言いながら一歩一歩進むという過酷な貿易だ。 といのは嘘で本当はココルやペリトンのマスクをかぶって「やあ!」と言いながら一歩一歩進むという過酷な貿易だ。 参加者はWatcherさん、台風さん、WANHAIさん、eiyaさん 台風さんは今回も「ハムハム」というハム太郎的なキャラでログインだ。 それと、私のPCがフリーズしてオチた後、再びログインしたら、DCというクレジットカードっぽい名前の人がお初に参加してくれてた。 で なんでダチョウ貿易かって話なんだが、ダチョウ貿易をしようという話になる前に実は、日本ハムという球団が出所のはっきりしない純利益を上げて大儲けしているという話と、日本には共産党と公明党以外は自民党崩れしかいない、という話をしていた。とそんなわけで、エイヤさんがココル貿易をしようと思いつくのもごく自然な流れであった。 しかしどうせ2011年の幕開けなのだから、2011年はどんな年になるかとか、そんな話もしてみたかったね。 てゆーか、別の時空ではそんな話をしていた私たちもいたはずなのだ。 そこで今回はそんな別の時空にスポットをあたてみましょう。 まへまへ「2011年はどんな年になるか予想してみよう」 台風さん「2011年は日本ハムが出所のはっきりしない純利益を上げて大儲けすると思う」 エイヤさん「2011年の日本の政治には共産党と公明党以外は自民党崩れしかいないと思う」 時空が変わっても同じだった。 さて話を元(の時空)に戻そう。 エイヤさんからペリトンのマスクを2つもらった。ペリトンになったワ・タ・シっ いかん、眠くなってきた。 続きを誰か書いて頼むちょーねむい うっふん報告:脳細胞のアポトーシス まへまへ 2011/01/15土曜日第184回右うっふん会は~ 脳細胞は一日およそ10万の割合で死滅しているという。そして夜更かしなどをすると、その死滅する数はドンと跳ね上がるらしい。そのせいだろう、右うっふん会で何をしゃべったかほとんど記憶がない。 言っておくが私はシラフだった。シラフでないのはWANHAIさんだった。 今思い出したが、WANHAIさんはなんだかとてもご機嫌で、おまわりさんに「はーと息を吐いてください」と言われてハーと息を吐いたら何かの数字が跳ね上がるくらいご機嫌の様子だった。 今回の参加者はそんなゴキゲンなWANHAIさんと、eiyaさん、台風さん改めハムハムさん、watcherさん、揚巻さん、ちゃんじゃさんでしたー ちゃんじゃさんは、揚ちゃんがオチた30分くらい後にログインしてきたんだよー だから最初は、ちゃんじゃさん抜きの6人だった。この6人で何をしていたかというと、ひたすらくっちゃべっていたんだが、何をくっちゃべっていたんだっけなあ 内容、ちょっとでも覚えている人がいたら誰かフォローお願いー 私が覚えているのは、スカート。揚ちゃんが「初デートでスカートを吐いた方が男の子は嬉しいか」と言って、「いやあ、そんなものは吐かない方が」という話をしていたような気がする。 ああ、そういえばなんか途中で落とされたのも思い出したぞ。 私は中学生時代は変な人と言われたくて変なことをしようと心がけていた、みたいな事を喋ってて落とされたんだ。なんでそんな話になったんだっけ。たしか揚ちゃんが「変な人」という単語を何かの話の脈絡で出てきて、それで私の中の「変な人スイッチ」が入って「それは俺の事だあああ」と語り出したんだっけ。 ちなみに、今は変な人とか言われたいとは特に思っていないよ? それと私の知らない野球の話だな。ダルビッシュと斎藤裕樹という人がいて、どっちが強いかという話をしていたsような気がする。 どうやら女の子がからんでいないと、私の脳は海馬から大脳新皮質に転記する作業を怠るらしい。今の所、揚ちゃんがからんでない部分の記憶はすごくぞんざいだ。 で、まへまへがいつまでもレベル50にならなくて石窟にいけないのが良くない、という話になった。 セックツでイケない。そういえば花ちゃんすっかりログインしなくなったなあ。CRUSTACIAさんも、もうログインしないのかなあ それはともかく、そんなわけでまへまへをちょっと養殖してやろうという話になった。 なったような気がする。それでなんか蜘蛛探しが始まったのだ。 あれ? 蜘蛛探しは養殖じゃないような気がするな。 揚ちゃんはここで本日の営業終了、お休みなさい~~~。また来てね~~ 蜘蛛は見つからず、その後は砂漠にミミズを狩りに行った。これはもう、正真正銘の養殖だね。まへまへレベル49で、ミミズはレベル61とかだ。空は一天ミミズ晴れ。 しかし夜の11時半を過ぎる頃にはさすがに、もう寝ないとやばいだろう、てか体くちゃい! お風呂入らないとぉぉと思い始めて「そろそろおちるねー」 と言った時に、ちゃんじゃさん降臨! Watcherさんがオチたのはこの頃かな、たしか。もうこの辺になると、脳細胞の死滅がだいぶ進んできているようで不良クラスタだらけだ。台風さんにセクハラ発言をして「ごめんなさい」と謝ったのを覚えているが、どんな内容だったかは、うーむあんまり積極的に思い出そうという気にならない。とにかく気まずい気持ちになったのだけははっきり覚えている。思春期の人に性的な話をしないようにする風潮っていうのには、もしかしたらそれなりに理由のあることなのかも知れないな。私は積極的に話すべきだという立場の人なのだが。 で、0時半くらいで解散したんだっけ?
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おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part302【TSトレ】 ≫33二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 20 57 39 ルート・with マックイーンのいる世界線。メジロガンギマリ。 親愛度ではなく信頼度が上昇する。初手からマックイーンのために全力を尽くす人間として完成されており、恋愛ゲージが存在しない。 基本的に「頼る」選択肢を選ぶと信頼度が上がる。一方、「手伝う」選択肢を選ぶとテンションが下がる。めんどくさいな! さらに信頼度50を超えると「協力する」が正解のパターンが出現しさらにめんどくさくなる。判別は言動の端々から。 マックイーンに関しては「批判する」ではなく「根拠の薄い話をする」ことが信頼度の劇的な低下を招く。批判することに関しては真摯に受け止めるので、問題ない。 信頼度が100を超えると親友判定が出、多くのルートでのヒントの数がなんかめっちゃ増える。やったね。 ルート・without マックイーンのいない世界線。よわよわ。 マックイーンと出会っていないため特徴的なガンギマリ精神が丸ごと欠落している。さらに生きる目的も欠落しているため、死んだ目で課題をこなして生きている。 フェーズによって最適な親愛度上昇速度が異なり、許容値を外れると避けられる、依存される、拒絶される、興味を無くされるなどの結末が待ち構えている。めんどくさいな! ウィザウト似て必要なのは「健全な目的」であるため、適度に頼り、適度に適当な話をすることで心を開いていこう。 一定時間後に親愛度50を超えるとガンギマリが花を開く。よわよわだった彼女は徐々に守ってくれる系の才能を開花させる。最適な選択肢を選び続けると「頼るので、少し頼って欲しい」選択肢が出現するためそれを選ぶとゲームクリア。 ≫53A 1/221/10/23(土) 21 16 38 『このメッセージに気づいたら、学園のコースに来てほしい』 いつものように起床した私は、スマホにそんな着信があるのに気づく。送り主は―、今は私のトレーナーである人物だ。時刻はまだ午前6時を過ぎたばかり。そもそもこのメッセージの送信時刻は午前4時になっている。 何かがあったのは想像に難くなかった。私は急いで支度をし部屋を駆けだした。 54A 2/221/10/23(土) 21 17 24 まだ冬になっていないとはいえ、この時期の朝は冷える。軽く走りながら指定されたコースに着くと、そこにはたった一人でターフを駆けるウマ娘の姿があった。ただ全力で一心不乱に駆けるその走り方は、速度を除けば私のよく知る人に酷似していた。そのウマ娘は、やがて私に気づいたのか、走るのをやめてこちらに近づいてくる。私が声をかけようとするよりも先に、相手が先に言葉を発した。 「来てくれたんだね、ヤエ」 「あれを見て来ないという方が無理です。…やっぱり貴方なんですね」 「うん、中身はね。外見は、もう何もかも変わってしまったけど」 そういって生えた耳や尻尾を動かして見せる。彼、いや彼女は続ける。 「嫌な夢を見たんだ。秘密にしておこうと仕舞っておいたものを、乱暴に踏み荒らされたような、そんな夢だった。そして目が覚めたら、この姿だった。あとは、寮を出てヤエが来るまでずっとここで走ってた。」 言葉は震え、徐々に消え入りそうなほど小さくなり、綺麗な顔は汗と涙で歪んでいた。それでも彼女は無理矢理に笑みを作って、こう言う。 「この身体、すごいんだ。速さも、持久力も、力も、何もかも前と違う。走ってみて、すごく気持ちがよかった。 ねぇ、ヤエ。これが俺の願いなんだって。これが目指してきた場所なんだって。だったら嬉しいはずだよね?なのに…なのにどうして!涙が止まらない、これからどうすればいいか分からない!」 悲痛な叫びが静かな空に響き渡る。こんな姿は10年間一緒にいて一度も見たことはなかった。今目の前にいるのは、義兄でも、トレーナーでもなく、ただの一人のウマ娘だった。 彼女は助けを求めている。答えを求めている。それができるのは私だけだ。じゃあどうすればいい?どんな言葉をかければいい?私は… うずくまって動かなくなってしまった彼女の背中に手をまわし、そっと抱き寄せる。 「まずは、時間が必要です。この現実を受け入れる時間が。そして落ち着いたら、一緒に考えて、一緒に進んで行きましょう。大丈夫です。私たちの関係は、何も変わりません。私はあなたの味方で居続けます。『千日の稽古を以て鍛とし、万日を以て錬とす』。修行に終わりはないのですから。だから今は、ゆっくり休みましょう」 これで正解だったのかはわからない。それでも、私は私にできることをしなければ。 Normal end 『その瞳から意志は失われた』 55B 1/221/10/23(土) 21 18 07 「違う。違うんだよ。確かにあんたの言う通り、捨てきれない願いがあったことは事実だ。でもそれは始まりであって、終点じゃない。もう俺は、誰かに認めてもらいたいとも思っていない。ヤエと一緒に走れればそれだけでいいんだ。たとえ追いつけなくても、敵わなくても、それでもいい。走ることが何より楽しいから、俺は進んで行けるんだ。だから俺は、ウマ娘にはならない。」 『相変わらず貴方はいい眼をしますね。…それを聞けて安心しました。もう大丈夫そうです。どうかその気持ちをお忘れなきよう。その思いだけで、貴方たちは無敵です。これからの歩みに期待しています』 『それはそれとして、えいっ』 「えっ?」 56B 2/221/10/23(土) 21 18 40 「どうしたヤエ!まだまだ、こんなもんじゃないだろ!?」 「当然です!ここから仕掛けさせてもらいます!」 今日もトレセン学園のコースを駆ける影が二つ。そのうちの一つが元トレーナーであると、一体どれほどの者が知っているだろう。 「うおおぉぉぉ!」 「はああぁぁぁ!」 二つの影は並び、競り合い、ほぼ同時にゴールになだれ込む。 「くそー!また負けた!」 「これで10戦8勝1敗1分ですね。今日の晩ご飯はおごってください」 「くっ…こっちから持ち掛けた勝負だから言い返せない…」 息を切らしながら芝の上に横になる。これがまたかなり気持ちいいことを最近知った。まだまだ余裕がありそうなヤエは綺麗な姿勢で俺の横に座る。 「慣れましたか?」 「ああ。正直、身体的な変化はそんなに気にならないんだ。耳の位置がずれたのと、尻尾が生えたこと、あとは胸が少し膨らんだことぐらいで、身長なんかは全然変わらなかったし」 「それは安心しました。失礼かもしれませんが、これでも結構不安だったんです。姿が変わって、貴方が壊れてしまうのではないかと」 「それは、否定しきれないかも」 あの夜、俺は実際に危うい立ち位置にいた。何かを間違っていれば、今こうしてここにいられたかすらも分からない。 「ねぇ、ヤエ。俺、新しい夢ができたんだ」 「なんですか?」 「俺もレースで走りたい。トゥインクルシリーズで、ヤエや、他のウマ娘たちと勝負してみたい。…馬鹿らしいかな?」 「いいと思いますよ。貴方らしくて。でもそうすると貴方と私は、義兄妹でもあり、トレーナーと担当でもあり、仲間でもライバルでもあるということになりますね」 「ははっ。改めて聞くと不思議な関係だな俺たち」 俺は笑うと体を起こし、拳を青空に突き上げる。 「『一念天に通ず』。まずは信念。そして努力!こんなとこで止まってられない!行くぞヤエ!」 「押忍!」 True end『果てしなき挑戦』 57二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 21 19 19 おまけ NGシーン 「そういえば、俺の登録名どうすっかなぁ」 「そうですね…『フタエノキワミ』とかどうですか?」 「漢字で書けばかっこいいのに、カタカナにするとネタ感しかしないのなんなんだろうな…じゃなくて却下却下!いろいろと嫌だそれは!」 固有『雨垂石穿』(あまだれいしをうがつ) レース中追い抜くか追い抜かれる度に速度がわずかに上がる。 初期スキル:末脚、垂れウマ回避、好位追走 覚醒スキルLV2 先行のコツ〇 LV3 ノンストップガール LV4 集中力 LV5 全身全霊 ※なお、Aルートの場合はスキルは一切取得できない。 ≫66二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 21 24 34 キタトレ ノーマルルート 好感度は最初から高く、選択肢も変なものはほぼない。好感度は上がりやすいオマケつき。 地雷が存在せず、ノーマルエンド『これからも』や好感度上限達成でのトゥルーエンド『そばにいたい』も、簡単に見れる。初心者向け。 ちなみにトゥルーでは彼女の重たい感情を知ることが出来ます、中々よかったり。 黒い魔女ルート、攻略は全クリ後が前提 例のバトエン√(ss)の彼女を攻略できる。 まずスタートしてからのランダムイベントで会える。 確率はある程度あるので焦らなくても大丈夫。 ここで選択肢をミスればルート消滅、正しければルートへ。 初期好感度はノーマルの彼女と違って最低。 好感度が上がりにくく、また間違えれば下がるのに加えて好感度の一定値ラインが遠い極悪仕様。 いくつかの選択肢は間違えればアウトで即失敗。また好感度が足りないとバトエン『furioso』or死亡エンド。 また過去に触れるのはタブーで、やった時点で殺害or発狂でアウトとやばい。 よって積極的に関わり正しい選択肢で地道に稼ぐしかない。 その正しい選択肢はトライアンドエラーで探すしかない。 また他のルートに入りかけてもルート消滅と面倒。 がんばって稼いでラインを超えたあとに、彼女に過去を問いかける必要がある。 もちろん一言でも間違えれば即失敗、バトエンである。 最後まで間違えずに行けば、ノーマルエンド『許されたかったのね…』(あのss)が見れる。 トゥルーエンド『救ってくれた貴方へ』は好感度上限達成とゲーム中に手に入れられる彼女の過去の品を全て集めたあと、問いかけで彼女をひきとめる選択肢が出るのでそれでいける。 根気強く攻略した彼女からの言葉はぜひ聞いてほしい ≫70二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 21 27 28 じゃもう一度 マルトレルート 超序盤からルートに入る選択肢 「マルゼンスキーの走りをどう思う?」 が出るがルートに入らない選択肢「栄光を掴めるすごい走り」で貰えるアイテムが有能なのとその後も 「俺のことどう思う?」「お前と遊ぶの楽しいな」等の選択肢自体は出現する為攻略情報が出るまで長らく友人枠と思われていた。 Aマルゼンスキーの双璧ルート マルゼンスキーと共にマルトレを支え栄光を掴むルート。最終的にマルゼンスキーと一緒にマルトレの彼氏彼女面をする。 Bキスブレイズルート 屈指の曇らせルート。マルゼンスキーの様子にメンタルをやられる事請け合い。マルゼンスキーのメンタルケアと人の頃の記憶を失いキスブレイズになったマルトレのケガを防止しないといけない。最終的にマルトレは記憶を取り戻し「キスブレイズでありマルトレ」となってマルゼンスキーと共にターフを駆ける。主人公は二人に感謝され関係を結ぶ。俗称でトレ担当丼ルートとか呼ばれる C◯◯(マルトレの本名)ルート AB攻略後に行けるマルゼンスキーが存在しなかった時のマルトレの病んだメンタルをケアしながら徐々に立ち直らせていくルート。マルトレがメス堕ちする。 D○○(主人公の名前)トレルート C攻略後出現するあなたがウマ娘になってマルトレがあなたのトレーナーになるルート。激マブなムーブをしてマルトレを立ち直らせるかゲロ甘なムーブをしてマルトレと共依存になるかはあなた次第。 ≫98二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 21 42 44 ブラトレルート 基本的には親友から愛情ルートに分岐する。 親友までなら基本的に浮気扱いにもならず、むしろ評判が上がりやすくなる。 基本的には悪口などの本人や周りをけなすことなく、適切な言葉を選べば大体良い。 料理イベントだと体力回復の上ステータスがごく稀に上がる。 お色気イベントに巻き込むと強制的に好感度が20~30ほど下がる。ほどほどにしなさいよ。 親友ルート 一定以上好感度を稼ぐことが条件。1~100なら大体50くらいまで。ただし親友化後は上がりにくくなる。 (普段上がる好感度が4~6なら今後は1~2くらいになる) EDは『これからもよろしく頼むぜ』で、次週以降のブラトレの好感度アップボーナスアリ。(常に+1だけど親友後としては50~100%近く上がる計算、これ以外のアップ方法なし) 愛情ルート 各イベント行事で毎回生徒会として走り回るブラトレを発見する(好感度一定数必要、一回でも逃すとアウト) この下は基本親友ルート後のみ発生 運動後夕方の自動販売機前のイベントでおごる、おごられる(40~60%中確率発生イベント) 野菜選びに唸るブラトレをスーパーで発見する(一人お出かけの中確率ランダムイベント) 誕生日・クリスマスプレゼントを忘れずにあげる(好感度が下がるものでなければなんでもよい) 遊びやランダムイベントの選択肢で意識させることを続け、隠しパラメーターである「もしかしてこいつもしかしてゲージ」を満タンにする ブライアンとの交流(全5回)をこなし、ブラトレの芯の部分を知っておく(ブライアンさんは攻略不能です☆) これらの条件を3年目の誕生日(7月1週目)までにこなしておき、誕生日プレゼントとともに告白イベント。告白時好感度が90以上であれば成立、成立しなかった場合主人公とブラトレ両方がうやむやにしてしまい親友ルートに戻る EDは『せ、責任は取ってやる……』、普段は一切見れない顔真っ赤にして微笑むブラトレが見れるぞ! もしかして略ゲージがプレイヤーたちが思っているよりかなり長いので、タイムアップの可能性が常に付きまとう。ランダムイベを引くのです。ランダムは世界を救うかもしれない。 ≫106二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 21 49 55 フクトレ A.フク存在√ お助け占いキャラのフクの翻訳。攻略不可。 それはそれとしてイベント回収しないとマクトレとかスズトレとかのTRUEにたどり着けなかったりするかもしれない。 B.お前がフク√ あなたはウマ娘です。貴方には優秀だけど夭折した姉がいました。まあめげずにがんばりました(フクのような線香立ててメンタル大国柱にしてるんじゃなくて乙女ゲー主人公特有の真正つよつよメンタル)。 あなたはトレセン学園に入り共通√でフクトレ(男性時代,説明書に載ってるのはTS後)にアタックして見事担当になってもらいました。 個別ルートに入ったと思ったらTSしました。よりにもよって姉の姿です。それまでほぼ確定みたいなもんだったのにフクトレはそれを気にしてあなたに対し現状維持のような態度をとるようになりました。 攻略頑張ってください。たまに姉がフクトレの姿で気ぶります。 大分進んだ後の佳境であなたを抱きしめながら「どうして……こうなっちまったんだろうな」って涙ながらに溢すスチルは必見です C.完全オリジナルシナリオ√ あなたはウマ娘です。トレセン学園に入り共通√でフクトレ(既にTS済み/というか最初から女性でこの性格)に猛アタックして契約してもらいました。 個別ルートでフクトレはあなたの毒親から難を逃れた生き別れた姉(フクの母親も史実で気性難)と判明します。なんとかしましょう。 半姉ならともかく全姉は倫理がヤバイ?うるせぇ!!!!!!! スチルは描こうとして断念した ≫112二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 21 53 58 サトトレ 一言で言うなら核地雷 彼女の精神値は安定しないため、それが原因で事故る 数多くのプレイヤーを地獄に叩き込んだ。 まず攻略だが、好感度が初期は低く、心を開いてくれないのでめげずに関わろう。 ある程度関わるとルートに入れる。 ルートに入った彼女だが、絶対にメンタルケアを欠かしてはならない。マスクデータの精神値が一定を切ると彼女が精神崩壊か幼児退行か発狂する。つまりバトエン『壊れたモノ』三種である。 またメンタルケア自体も正しい選択肢が分かりづらいので返って悪化させるパターンも。 そしてもう一つの問題がメンタルケアをしすぎると彼女がこちらに依存しノーマルエンド『貴方しか』確定となる。 よってなるべく回数を抑えつつ最良のケアで精神値を保つしかない。精神値は彼女の態度から推定できる。 ダイヤやキタトレといった友人の力も借りないと確実に依存するので注意。 ちなみに二人とも好感度を上げれば動いてくれるのでルートを潰さない程度に上げて頼ろう。 初期好感度だと特にダイヤから妨害が来るので注意 サトトレの脆いメンタルをケアしながら一定期間が経つと凱旋門賞へ。 勝てるかどうかは精神値とステータス、運次第。 負ければノーマルエンド、掲示板ならハッピーエンド『夢の終わりに』、そして勝てるとトゥルーエンド『貴方となら何処へでも』が見れる。彼女を推す人にはその後のイチャイチャと合わせて必見のエンドだ。 総じて恐ろしいまでの管理が要求されるやばいシナリオである。落ち着いて攻略しよう。 ≫118二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 21 56 16 グラトレ(独)ルート 物語の最序盤に街へと出掛けて迷子のグラトレと出会う事がルート開放の前提条件 この時物語の開始時から1週間以上経っていると、どうあがいてもAルートにしかならないので注意 Aルート 和風の友達 学園で出会うルート、グラスワンダーと比翼の関係となっており好感度では無く友情度が上昇する友人枠に収まる。 グラスワンダーを褒めるだけでゲージが進む為、チョロいともっぱらの評価。 Bルート 比翼を名乗る 街で出会うルート、グラスワンダーと出会う前に会っている為、武人的な側面が強くなっていて覚悟の決まった言葉や強い意思を示すと好感度が上がる。 好感度が一定以上になると重い独占力が発動して調整しない限りはグラトレエンドへ直行する事になる。 ちなみに街で出会った数日後に、山で一人鍛錬するグラトレに話し掛けて共に高みを目指すと選択すると好感度が大きく貯まるらしい……やっぱりチョロい。 Cルート アナタハワタシノモノ Bルートで独占力が発動した後に他のキャラの好感度を一人でも70まで上げると、こちらのルートに変わる。 内部数値で好感度が10以上有るキャラを片っ端から排除し、最終的に山の洞窟に主人公の手足を拘束した状態で監禁するヤンデレルートとなる。 ≫135二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 22 00 59 ケツ「ゲホッ……なんで来たの……帰りなよ……ゴホッゴホッ」 ケツ「俺が風邪引いてるの知ってんだろ……あ、口調……はは、バレちゃったか……ゴホッ」 ケツ「……他のみんなには言わないでよ……ん……じゃあ帰りな……お前に風邪引かせる訳にはいかないしさ……」 ▷わかった、安静にしててね ▶お粥作るよ、台所借りていい? ≫139二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 22 03 18 ヒシトレはよっぽどのことをしないと好感度下がらないし、頼っても頼られても好感度上がるから楽だよ。 何の種目であれタイマンすると好感度稼ぎやすいよ。なんなら、badendへはヒシアマゾンがいる限り行くことはないよ。 恋愛するにはヒシアマゾンの好感度も稼がないといけないけど。なんらかの方法でヒシアマゾンから離すと告白は簡単だけど、badend行くかもね。 ≫155軽くですがこんなイメージ21/10/23(土) 22 09 10 フジトレ Aルート(出遅れルート) フジと出会っている後のルート どうあがいても友情ルートなのであきらめよう Bルート(先手・ルート) TS前どころかフジに会う前から接触しても、 1,口説いて相手に意識させないと可愛い教え子止まり 2,ポーカーフェイスの滅茶苦茶うまい相手への内心への察しが悪いと距離を置かれる 3,相手の諦念を打ち砕かないと相手にとっての特別なポジションになれない この3つの条件を満たさないとこのルートになる というか2は多分2回までしか選択肢をミスってはいけない(フジは一度もミスらない) バッドエンドはないが教え子の域を出れない Cルート(恋愛・振られルート) 1,2,3の条件を満たしても、安パイな告白の仕方では相手から身を引いてくる 少々気まずい関係になる Dルート(恋愛・成就ルート) 1,2,3を満たして告白を成功させるとゴールインできる ≫162二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 22 13 10 ムントレとか攻略難易度低いけど高いだろうなと思うわ 見える好感度が上がるのが早めなんだけど、本当の好悪の数値はマスクデータになってて見える方を優先すると友人とか同胞とかそういった関係にしかならないの でも時に見える好感度が下がることを覚悟で必死に前を向いて生き続けた上で、等身大の人間としてムントレに接して彼を頼って彼に頼られるように行動すると攻略できる気がするのよね バッドは主人公側がムントレの天才性に付き合えなくなって去って、ムントレがまた独りだけの世界を生き続けるという感じだとおもう。前までの生活に戻っただけなのに、ぽっかりと穴の空いた心を抱えて生きることに1人涙を溢すムントレで〆ですよ ≫163二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 22 14 56 ベガトレ 強制イベントで交通事故に巻き込まれる初見さんのメンタルを殺しに来る系女子。 別の人攻略ルートでも容赦なく発生する。あなた友達が突然瀕死の重傷とか言われてまともに取り繕える? ただしほぼ何事もなく(いやまあ耳としっぽが生えてウマになるのだが…)翌週くらいには復活する。すごいね。 オーソドックスに相手の喜ぶ言葉をかけてあげること、たまにアホやらかしたときに手助けをすると大体好感度が上がる。 当然だけどちゃんとプレゼントは用意しておきなさいよ。 ただしベガがいるときに迂闊なセリフを吐くと威嚇されてちょっとの間ランダムイベントでしか会えなくなる。 友人になっておくとネイトレ他女性トレーナーの好感度ボーナスがちょっとつく。 ベガトレ本人の好感度+アルちゃんの好感度+ベガさんの好感度 このすべてを高くしておかないと愛情エンドに入れないので、地味に大変。 平均値でいいので上がりにくいベガさんはそれなりに抑えておき、アルちゃんとベガトレさんの好感度を上げよう。 必須イベントとしては 夏休み前に夏の大三角形について話す、後日天体観測をする(事故発生前と後の分割イベント) 交通事故後のお見舞い(事故発生前にある程度好感度必須) クリスマスプレゼントをベガさんと一緒に選ぶ アルちゃんにぬいぐるみをプレゼントする(喜ぶものは12種類中3種類。当てたまえよ!星座がヒントだぞ!) ベガトレに意識させる(隠しパラメータ。ブラトレの半分くらいでいいぞ!普通のイベントをこなせばいけるぞ!) ベガさんに認めてもらう(好感度一定値以上、パラメーター要求で5種類のステからランダムに3種類、そのうちの2つを基準値超えで成功) ベガさんは相変わらず攻略無理でーす☆ 親友エンド『煌めく演者の傍に立つ』 ともにベガを応援していく立場に。まあ、戦友だよね。 愛情エンド『やがて星になろうとも』 愛を誓いあう。ベガさんも一緒に家族になる。攻略完了なのではとも思うがベガさんはデレない。つよい。 『輝ける大三角形』 引継ぎアイテム。持ってると毎回スタート時にランダムで、特定のステータスひとつが周回中上がりやすくなる。他効果と重複する。 ≫166二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 22 18 02 シナリオ作れないから 引き継ぎアイテムだけ載せるわ ドベトレ「猟犬の鎖」 真エンド攻略後に入手。 一度だけ死亡ルートに入った場合、 やり直すことが出来る。 そもそも死亡ルート入んないか他のトレーナー ≫171二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 22 19 56 ファイトレ 彼女は少し面白いルートで前提条件として、 彼女とのルートはセットでファインがついてきます。 また、そのためファインを相手出来ないと消されます まず彼女と会うところから。ランダムイベントで会えるので何回か会ってルートを開きましょう。 ちなみに√入った時点でファインが監視をし始めるので下手な行動はしないように。最悪消されます。 √開いたあとは連絡を取り合いつつ、お出かけ等で好感度を高めていきましょう。 選択肢はやや難しいですががんばって。 なお、ここで重要なのはファインとの好感度も合わせて高めることです。お出かけに巻き混んだりして纏めて上げると良いです。理由は後述します。 彼女との好感度が一定を超えると告白イベントがあります。ここでファインに強制発見されるので正しい選択肢を選ぶこと。好感度不足か間違えれば死です。 ここさえ乗り切れると後は消化試合です。 好感度も問題なく上がり、ノーマルエンド『渡り烏は貴方が好き。』は確定するので放置レベルでも良いですが、うまいことファインの実家説得に成功するとトゥルーエンド『幸せな三鳥』が見れます。 クールだけどデレるとかわいいファイトレは男女問わない人気があります。 ≫175二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 22 23 40 最高難易度エンディング:メジロピースエンド このEDに至るためには、マクトレとドベトレの信頼度を期限までに40まであげる必要があります。 条件を満たすと、日替わりで設定される場所を訪れることでメジロバトルが発生します。 この際、ドベトレとマクトレの戦闘力は親愛度に比例します。 ドベトレの親愛度がマクトレより10以上高い場合マクトレがこの後ストーリーに登場しなくなり、ドベトレのテンション上限が普通になります。 ドベトレがマクトレに敗北した場合マクトレ依存EDとなります。 マクトレの親愛度が50以上の場合無限ガッツが付与され勝利不可能となります。 上の条件のいずれも満たさず、かつ戦闘を18ターン以上継続させた場合、「ドベトレを応援するマクトレ」ストーリーが発生しますメジロピースエンドへの道が開かれます。 ≫178二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 22 25 44 マベトレノーマルルート 他トレ攻略時にもモブとして節々にいたり、いつの間にかいなかったりする 他トレノーマル以上を3人以上クリアで分岐開放 好感度50までは非常に上がりやすく他トレを巻き込んだ固定イベントも多く、誤って他トレルートに突入しまうことも 好感度50でストッパーがかかりそれ以上上がらなくなる その状態で他イベランダム曇らせイベントを発生させ、解決することで正式にルート開放 (マベトレ好感度MAXなおかつ曇らせ解決のため、他トレ好感度が一定以上必要)失敗するとBADEND直行ホラー演出あり。初見殺しポイント その後は地道に好感度稼ぎをすることになる掛かり気味の選択肢はNG 好感度80で「天体観測イベント」 好感度90で「マーベラスの真意」が発生それ以降は裏(素)の顔を見せるようになる。エミュ外れた素が可愛いとの噂 好感度100で「総ての仕合わせ」が発生「皆で...」場合ノーマルエンド 「二人で...」の場合フラグ未達成時BAD フラグ達成時うまぴょいEND(未確認)らしい ところどころホラー演出がある ところどころ好感度チェックが有り、他トレの好感度も同時に上げないと連鎖曇らせがある マベトレ三女神ルート(通称) ホラーイベントを全部踏むかつノーマルエンド以上で開放される内容 ホラーを乗り越えながら三女神の起源にまつわる話を解決する話 ここだけ別ゲーとの噂 マーベラス・ゼロ ノーマルルートクリア時に開放 難関コンテンツ マベトレがウマ娘になり自我が失われた状態から復帰させるのが目的 否定しすぎると心を閉ざし肯定しすぎると幼児状態になる複数ものBADルートあり 本編以上の微妙な舵取りが必要になる ≫179二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 22 26 33 タマトレ攻略√(難易度ルナティック) ブラをつけさせたら√に入ります 方法? 2年目の有馬戦後のイベント時に出てくる選択肢で下のブラをつけさせるを選ぼう 成功確率は0パーセントと表示されるが、このゲームでは小数点以下を切り捨てているため、実際は小数点以下の確率で成功する 気が遠くなるほど低い確率だがゼロではない。 十分にレベルを上げ、即死や、吸血を防ぐアイテム類を完璧に揃え、何度も何度も挑戦すれば√に入る事が可能。 ≫200二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 22 33 32 ブルトレさんは...なんでしょうね 攻略自体はそんな難しくはないけど機械を使わせたりして間違えすぎるとバッドエンドで地球が崩壊するんでしょうか ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part303【TSトレ】 ≫8二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 22 35 05 テイトレ A.帝王のために 基本親愛ルート。子供っぽいテイトレと一緒にアホな事をしつつ帝王を輝かせよう!DK組と付き合ってるだけで勝手に親愛度は上がるので他のトレーナーの攻略を失敗してしまった時に適当に遊ぶだけでこのルートに入れる。青春を謳歌して泣きたいならオススメ。 B.雨は降り止まず 心が侵食され自ら足を折ってしまうルート。内部データの侵食度を把握してないとこっちに行ってしまいます。発覚した際の選択肢の「テイオーに頼む」を選んだ時点で攻略不可となります。 なお、「私に任せて」を選ぶとどれだけプレゼントを贈っても、いい選択肢を選んでもそのデータではテイトレは立ち直れません。依存するように、動かない脚を引き摺りながら「見捨てないで」と貴方に縋る姿は曇らせの民に好評です。 テイトレを放置、悪い選択肢を選ぶとある日病室の扉を開けるとそこには誰もいない、彼女の存在などなかったかのように姿を消してしまいます。この時点で凡庸EDとなり、アイテム『しあわせの白い羽根』を入手出来ます。 c.君の杖 Bルートをクリアしたデータでしか選べません。根気強く、辛抱強く病院に通いリハビリに付き合い学生生活を捧げる事でこのルートに。 「君の杖になりたい」で見れる貴方の手を弱々しく握って子供のように泣くスチルとエンディングの「大好きだよ」に対し彼女から愛おしそうに唇を重ねて「…私も」と儚げに、美しく笑う車椅子のテイトレは必見。なおBルートで心が死ぬ者が続出。 ≫15二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 22 37 33 202の投げまーす 202シナリオ グッドとノーマルしかないやさしい世界 高身長俺っ娘ウマ娘と仲良くなろう! 恋愛√はないよ クリア後裏ルート解放 Aノーマル√ 映画 二人で映画を見に行くルート また二人で見に行く約束をして終わり。裏√の鍵が隠されている Aグッド√ 星見 とっておきの場所で流星群を見るルート 夢と目標を語ってくれます。あと友人キャラを変更可能になるよ ≫27二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 22 45 02 頼るということ リウトレ あたしがウマ娘になってから数日経った。まだ1週間経ってないとはあまりにも時の流れが遅く感じる。シリウスに横抱きにされて通勤することも、ランチにカフェテリアに連れていかれることも少し慣れ、瞑っていた眼を開けられるようになった。問題のアプローチに関してはまだどうしたらいいか思考中だ。『頼れ』とシリウス自身にも、相談相手にも言われてしまった。 「『頼る』とは…たのみとする、つてを求めて近づく。または助けとして用いる、依存する……」 困ったときのネット辞書。いつもお世話になっております。身体のことに関しては頼っている、と思う。彼女がいないと通勤はできないし、カフェテリアにも行けるか怪しい。歩く速度が遅すぎて、日常生活がほぼ困難になっている。早く慣れないと、そう思ったときだった。一瞬でも、助けとして依存していいと過ってしまった。戻れるかもわからないこの身体で彼女に甘えていたら、彼女との契約が終わったときにあたしは生きていけなくなってしまう。 「わかんない……」 「何がわかんねぇんだ?」 「きゃああっ…」 シリウスの声に驚き、声のした方へと向くとあたしの肩から顔覗かせていた彼女の顔で視界がいっぱいになった。みるみる顔に熱が集まるのを嫌程感じる。彼女は揶揄うように笑い、視線をパソコンのモニターへと移した。当然モニターに映るのは『頼る』の意味が出ているネット辞書のページだ。 「何よ、その顔……」 「もっと頼る気になったんだなって思ってな」 「ち、ちが…わなくも、ないけど……」 「へぇ…」 「こんな状況よ、助けとして依存するだけよ!!」 彼女に煽られ、勢いだけの発言をして思わずはっとした。あたし、今自分でなんて言った。『依存する』って言ったの。彼女の腕が首に回る。 「やっとわかったか」 「シリウス…?」 「アンタはひとりで抱え込もうとするからな。そう言ってもらうくらいが丁度いい」 「あたし、トレーナーなのに担当のシリウスに迷惑かけてるんだよ?」 「私は迷惑と思ってねぇんだから、そんな面倒くさいこと考えるな」 「あたし、大人なのに…」 「年齢も関係ねぇよ。アンタは私を頼れ、今はそれだけでいい」 あたしは彼女の胸の中で何も言わずに、頷いた。『今はそれだけでいい』という彼女の言葉に何も疑問も感じずに。 ───あたしは今日もとりあえず、耐えた。 ≫57二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 22 57 39 ボノトレ いわゆる友人枠。可愛い。友情エンドがある。 実は誰も何も言わないしゲーム中でも一切触れられないが隠し個別√が存在する。 ボノトレに友好度MAXで絡むとマスクデータの隠し友好度が上がる。一定以上上げて夏合宿で誰とも過ごさずに海岸に行くと遭難する。 遭難先で遭難してるボノトレと出会う。このイベントを起こすと以降ボノトレがやさぐれもーどで接してくれるようになる(ご褒美)。この時の「サバイバル」能力の有無で√が分岐する。 √A.「二人分の大きな愛」 二人してボーノに助けられる。ボーノの友好度を上げられるようになる。ボノトレは最後までマスクデータ。 ある時期にボノトレとの隠し友好度がボーノ以上の場合、問答無用で√が消滅して通常の友情エンドになる。 ある時期に二人の友好度(ボノトレは隠しのそれ)が一定上でかつボーノとの友好度の方が高い場合、ボーノに二人が愛されるようになる。 この状態で「スポーツ医学」能力を駆使してボーノの身体的負担を解消しつつ自身も短距離でいい成績を収めるとボーノの配信にボノトレと一緒に呼ばれるようになる。 その後「料理」能力でルート分岐。不足で隠しgoodEnd「三人分のちゃんこ鍋」、足りていればTRUEEND「三人だけの秘密のちゃんこ鍋」。 58二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 22 57 51 √B「超龍厨士 クッキングファイター への道」 ボーノに先駆けてボノトレを助けることができる。その後もボノトレの隠し友好度を上げるとボーノがかわいらしい独占力の発露としてクッキングバトルを仕掛けてくる。この時の掛け声「クゥゥゥゥゥッキング、バトォォォォル!!!!(cv.檜山修之)」はディープなファンの間にで人気。 クッキングバトルに用いるのは「料理」能力と「賢さを除いた基礎能力値」。その気になれば料理を作らずにクリアすることも可能だ!ボノトレの隠し友好度は下がるけどな! ボーノを撃破すると、熱き料理魂の共鳴によってボーノと友となる。そして同時にトレセンの食を脅かす味魔王、そしてその味魔王を打倒するために作られた超龍厨士の存在を知ると同時にあなたもその一人だということが判明。 そして立ちはだかる超龍厨士たち……いちいち危険な目に合うボノトレ……料理を通じて心通わせ合う超龍厨士たち……謎の覆面超龍厨士、その正体とは……そして味魔王に連れ去られるボノトレ…… 最後にボノトレ、ボーノ、あなた三人の愛の調理パワーが味魔王を撃破するシーンは涙なしでは語れない……! ちなみに突入した瞬間から失敗しても暑苦しいコンティニュー画面が出るようになるのでバッドエンドがない。 以上。酒入れたせいかめちゃくちゃ筆が乗った ≫64二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 23 00 08 フクトレ『本日のゲームは……雑学クイズ解答ゲームだ……」 マルトレ「どしたフクトレ」 スズトレ「さっきスキマ○イッチの雫聴いてたらこんな感じに」 マルトレ「どんな曲だフクトレがこうなるなんて……それより今日はグルトレが来てくれてるぞ」 スズトレ「今日はよろしくねグルトレ」 グルトレ「マルトレさんスズトレさん紹介ありがとう! 今日は頑張るよ! 見ててねグルーヴ!」 スズトレ「私が操作するからグルトレが答えてね」 グルトレ「はーい」 スズトレ「えーと、桃太郎のモデルは? 1豊臣秀吉 2吉備津彦命 3中臣鎌足 4駿川たづな」 グルトレ「2だよ!」 マルトレ「おおー正解よくわかるね」 グルトレ「ちなみに桃太郎は桃から生まれたわけじゃなくて桃を食べて若返ったおじいさんおばあさんが子作りして生まれたんだよ」 スズトレ「生々しいわね」 マルトレ「子供向けじゃねえな。でもよく知ってるな」 グルトレ「グルーヴのトレーナーならこれくらい知ってないとね!」 グルーヴ「たわけ……///」(桃太郎のはぴょい現場で話した知識) ≫72二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 23 05 29 ネイトレ このシナリオにおいて君はナイスネイチャ以外の何物でもない。彼女を振り向かせよう。ポイントは以下の通り。 ウマ娘化によるオープニングイベントではとにかく真摯に。ここでの振舞いがあとあと響くからだ。 とにかく日常会話で彼女と話をたくさんしよう。小さなやり取りでも大きな花を咲かせるための大事な一手間だ。 各種イベントで酷い目に合っているが、君が傍にいる限りは大丈夫だ。ときに軽い口を叩くのも忘れずに。 なお、他エンディングも含めて全エンディングの8割を回収して発生する機能『ストーリー「Another branch」の解放』がされて以降は難易度が強制的に鬼になってしまう攻略対象の一人。まずは解放前の攻略をおすすめしたい。 愛情エンド『雪明かりの下で』 これがノーマルエンド。積み上げてきた過去が今につながるかたちとなる。シンプルに泣かせてくる。 愛情エンドEX『誓いの言葉を』 Another branchをクリアした場合に発生する追加エンディング。いわゆる結婚式エンド。 伊達にトレセン中の噂になっておらず参列者の山。山。山。 エンディングのくせにしっとりなんかしてない。参列者を巻き込んで全力のドタバタラブコメをやっている。 でも間違いなくみんな笑顔。隅にいる庭師も神父も笑ってる。 「真珠の涙」 引継ぎアイテム。持ってると他者を思いやる気持ちが強くなれる。一部シナリオでは正解選択肢が分かりやすく表示されるようになる。 ≫73二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 23 05 34 ドベトレシナリオ投げます!! ノーマルルート「駄犬」 何かが起こらなかった世界線ルートでもある 基本的に兄貴ぶったチワワみたいな奴と 信頼関係を築くシナリオ 信頼度の下がり幅は小さく、 上がり幅はめちゃくちゃ大きい。 「○○!!」とぴょこぴょこ着いて来たり 甘えてくるトコは必見。 真ルート「猟犬」 何かが起こってしまった方のルート ノーマルではなぜか出てこなかった親愛度が出現 1章から3章では素性を隠している為に 信頼度、親愛度が共に全く上がらない。 3章の事件発生時に戦いにいくコトを「引き止めない」選択肢を選ぶ必要があり、「引き止める」を選ぶと 死亡ルート直行。銃殺シーンがキツい。 5章から信頼度、親愛度の上昇が解禁。 温泉イベントや海水浴イベントで死ぬほど稼いでおこうね!!と思ったのも束の間、強制的に存在抹消シナリオが開始され、ここでも死んでしまうことについて「気づかない」選択肢を取らないと、その後の復活フラグが立たず、 強制的に存在抹消エンドに。 すぐ死ぬ癖に適度に死ぬ選択肢を取らないといけないコトが超高難易度化した原因と言われている。 頭おかしいんですかね!! この2つの死亡選択肢を選び、その他の数々の条件をクリアすると第十一章がついに解禁。 銀杏舞い散る黄昏時のプロポーズは必見。ここでやっと侘助の「ご主人様」になれます。一生面倒見てあげてね!!! ちなみにクリア報酬の「猟犬の鎖」が ないとクリア不可能な他トレーナーの シナリオが多いため一番先に攻略すべきシナリオ。 制作者はサディストだった……? ≫94カフェトレ(タバコ)の人21/10/23(土) 23 12 30 カフェトレ(タバコ)ルート 始めた時のポジションが「タバコの過去担当」ではない限り、恋愛ルートに行くのは非常に困難です。 祈りましょう。 Aルート 学園のサブトレーナーのあなたは、体調を崩したタバコの代わりにカフェの担当として働きます。 部屋からとてつもない量のデータと書類が渡されますが、万が一ケガでもさせた場合友愛度0、好感度はマイナスに突入するのでしっかり目を通しましょう。 病気で気が弱くなっているので、結果を残すと「カフェの為にも、あの人が一番合っている」と身を引こうとするので、部屋に突撃して精一杯カフェとの間を取り持ちましょう。 この時点で恋愛ルートに行くためには、ほぼ毎日タバコの部屋に行き介護したりする必要がありますが、カフェへのトレーニングを疎かにしていると最悪部屋で襲われるので気をつけましょう。 この時点でのカフェへの依存度は高いので、少なくとも恋愛ルートに行くには3年待ちましょう。 また、恋愛ルートに行くためにタバコの介護とカフェの担当を並行して行っているとどんどん体力が無くなっていくのでバランスを大事にしましょう。 A−A よろしく、相棒 カフェよりも好感度が低い時でなおかつしっかりカフェを預かりきれた場合、こちらのルートに入ります。 この場合告白もできますが、あなたの唇に親指を当てられて「…ごめん、それ以上は言わないでほしい。…私は、君と相棒で居たいんだ」と断られます。 告白しなかった場合、川辺の車で二人で談笑しつつタバコをふかしながらギザな会話をしてエンディングです。 エンディング曲がとても良いので、これを回収する為だけに来てみるのも良いかもですね。 A−B 君となら 3年間を走り抜けカフェよりも好感度が高かった(必要好感度は90)場合、告白すれば「ん……」といいながら赤らめた頬を隠すようにしてから「…いい、のか?」と不安げに見つめてきます。 手を退けてキスすると途轍もない破壊力の一枚絵がGETできるので是非とも選びましょう。 恋人生活の部分も作り込まれているので是非 95カフェトレ(タバコ)の人21/10/23(土) 23 13 11 Bルート あなたはタバコの過去の担当です。 この場合、タバコに入るウマソウルが変わるので容姿も少々変わります。 この時代のタバコは不健康では無いため、じゃんじゃん連れ出して好感度を高めましょう。 最大で観覧車で軽いキスをするレベルまで上げられます。 ただ、この時点ではまだデビューすらしていないので恋人になる事は断られます。 その後のデビュー戦ですが…そこへ向かう為の途中で、ある選択肢が出てきます。 タクシーでいいぞ〜 送ってくれるか? この場合上を選ぶと事故に巻き込まれB−Bに直行します。気をつけましょう また、何でもない日常会話のようにポンと出てくる選択肢なので、軽い気持ちで引っかからないように気をつけましょう。 B−Aルート 静かなる日曜日 日本のみならず、史実とは逆にアメリカに殴り込みをかけ世界の人々を見返してやる、王道スポーツルートです。 カラッとした関係のまま、破天荒に生きていくルートになります。 他のルートに比べてえっちな一枚絵が少ないですが、その代わりストーリーが爽やかかつ騒がしく面白いです。 休日のソファに腰掛けたタバコに、夕日をバックに噛みつくようなキスをしてからギターのイントロが入りエンディング…の流れが非常に良いです。 是非とも一度どうぞ。 B−Aルート 静かな部屋 事故に巻き込まれ、選手人生を絶たれたあなたは生き甲斐を無くしタバコも自己嫌悪で引きこもってしまいます。 脚を引きずりながら彼女の部屋を訪ねてあげましょう。 ボロボロの泣き顔と曇った瞳があなたを迎えてくれます。 互いに無くしたあなた達はドロドロと共依存の道へ入っていきますが、選択肢次第で突き放すこともできます。 縋り付くように訴えかけるタバコを見れるのでお好きな人はどうぞ。 また、共依存という事でとんでもなくストーリーが重くえっちな一枚絵もとびきり多いですが全体的に暗いので、精神が健康な時にプレイすることをオススメします。 エンディングは…ええ、はい… こんな感じでいいのかな…?考えるの楽しかったです ≫107二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 23 17 32 『どべとれさんとぶらとれさん』 「……」 「ど、どうしたんだよブラトレ、俺の顔になんかついてるか?」 「ドベ太郎お前人間だよな?いや今はウマ娘だけど人間なんだよな?」 「いやちょっと待ってくれ、意図が分からない質問すぎるんだが?」 「いやねー、最近変な夢見てねえ……」 「ほ、ほう。聞かせてくれよ」 「まずドベ太郎が死ぬ」 「ぐっほ!?」 「次になんか生き返った後なんか消滅する」 「いや待って待って待って」 「そのあと突然マクトレの体を乗っ取って俺は大丈夫だからと言ってその後復活する」 「どういう……ことだ……」 「うん、俺もわかんねぇ……なんでこんな夢見たの……教えてくれよぉ……」 「俺に聞かれても知らねェ…!」 「あーもうなんかわかんねえからドベ太郎、ランニングに付き合いんしゃい!」 「どええ!?い、いやまあいいけどいつまで!?」 「昼休み全部、トレーニングコースで走るぞ!行くぞドベ太郎!」 「待って!?まだ食べおわってないんだけど!?」 「ぐへっひゅーぐっひぃぃぃぃ」 「すまん八つ当たりじみたランニングに突き合わせてしまって……」 「はあ、はあ、ま、まあ気が晴れたのだったら……ぐべっふ」 「あ、あとその夢だと最終的にドベ太郎……ドーベルちゃんと結婚してたぞ」 「ごぼっほうふ!」 「おお、とどめになってしまった……ドベ太郎よ、死んでしまうとは情けない……おぬしはちゃんとドーベルちゃんと生きるのじゃ」 「ま、まるで別世界のようだぁ……わけがわからん……」 「……案外それあってるのかもしれないなぁ……?」 ≫115二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 23 22 00 よーしなげるぞー! 裏202ルート シナリオ名「蒼轟巨神」 世界観を放り投げたトンチキシナリオ スタート画面で10分放置で出てくる画面に「GiganticBlue202」と入力で裏ルート開始 〈ざっくりしたあらすじ〉 約束の日から分岐 突如現れた怪獣「カマキリライオンドラゴン」のせいで世界は大混乱! 最終兵器ギガンティック・ブルーに選ばれた二人は怪獣に立ち向かっていく… 後半からはコマンドバトルに変化 無駄に凝った変形、合体バンクは必見 Bノーマル√ 2人の戦い 好感度 親友未満で派生 怪獣を倒した二人、しかし新たな怪獣が現れる 俺たちの戦いはこれからだEND Bバッド√ 終わる世界と蒼い星 Bノーマルの続き、好感度:親友以上で解放 怪獣を倒していく2人の前にすべての元凶、大怪獣が現れる 戦いで怪我を負った主人公を残し、単身大怪獣に挑み自爆という形で相打つ 大きな打撃を受けた世界で、主人公は一人生きていく Bトゥルー√ The,Gigantic Blue Bノーマルの続き、好感度:相棒で選択肢解放、BADから分岐 大怪獣に二人で立ち向かうルート、激戦の末最終兵器「ギガンドライブ・ツインブルー」を起動して撃破 最後は二人でギガンティックブルーの肩で星空を眺めながらエンドロール。 116二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 23 22 14 「1/100 蒼轟巨神ギガンティックブルー」 引継ぎアイテム。無駄に完成度の高いプラモデル ギガンティックブルーのうた(影山ヒロノブ)が解放される なんだこれ(素)な ん だ こ れ 主人公は多分ウオッカです ≫123二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 23 25 25 キタトレ バトエン『furioso』 イタリア語で狂人の意味を示す。簡単な説明をすると過去の罪に耐えきれなくなったキタトレが精神崩壊を起こし、廃人と化す√。後に自殺シーンが流れる。 ノーマルエンド『許されたかったのね…』 簡単に言えば数日前に上げたss。彼女は消息を絶つ。でも彼女は幸せなのかもしれない。 トゥルーエンド『救ってくれた貴方へ』 過去と向き合って消えようとした彼女をひきとめる√。ボロボロになったけど、ようやくまともな心を取り戻した彼女との緩やかな時間を過ごす。 イチャイチャで脳が破壊される人続出。 ≫136二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 23 34 09 バクトレ 基本的に嘘を吐かないこと、噂の検証に付き合うことを意識して選択すれば好感度は上昇する。 また開始時点では全ルート共通で男。ルート開始(契約)後1ヵ月ほどでウマ娘化する。 開始後2週間以内に好感度を一定値稼げないとA(親友)ルート、稼げればB・Cルートへ。 なお全ルートで容姿・言動・選択肢がまるで異なる。ので初見は「誰!?」「何!?」が多発。 A(親友)ルート: プレイヤーではなくバクシンオーと契約した√。どうやっても親友止まり。バッド1つ。 クリア扱いのENDはノーマル(好感度40~69)・グッド(好感度70~99)の2つ。 好感度はグッドクリア水準までは稼ぎやすくそれ以上は極端に稼ぎにくい(好感度100は運が絡むレベル)。 シナリオ自体が短くサクッとクリアできる。ただし好感度を100にするとバクトレが死ぬ。 B(愛情)ルート: プレイヤーと契約した√。こちらはバクシンオーとして契約する。バッド1つ。 クリア扱いのENDはノーマル(好感度50~79)・グッド(好感度80~99)・トゥルー(好感度100)の3つ。 選択肢やバクトレの言動がAルートに似ており、好感度は比較的稼ぎやすく調節もきく。 こちらもクリアが容易。ただし好感度不足で契約を終了することになるとバクトレが死ぬ。 C(真・愛情)ルート: プレイヤーと契約した√。こちらはオリウマ娘として契約する。バッド2つ。 クリア扱いのENDはビター(好感度30~49)・ノーマル(好感度50~79)・グッド(好感度80~99)・トゥルー(好感度100)の4つ。 選択肢やバクトレの言動がA・B両ルートとまるで異なり上昇値も抑えめ。一応好感度上昇の基本的な条件は同じ。 (好感度不足、或いは一定回数(狙わないとキツイ回数)の嘘により)契約終了することになるとバクトレが死ぬ。 引継ぎアイテム: 『お揃いのメガネ(サクラ色)』グッド(A・B・C)、トゥルー(B)クリアで入手。 持っているとランダムイベント遭遇率が5%上昇(小数点以下切り捨て)。Aルートグッドでいいので回収も簡単。 『お揃いのメガネ(寄木細工の箱入り)』トゥルー(C)クリアで入手。 持っているとランダムイベント遭遇率が10%上昇(小数点以下切り捨て)。 163二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 23 50 01 誤解を恐れず簡潔に言うなら「バクトレの中にいるソウルが担当ラブのヤンデレだから」です。 Aルートなら「担当がいながら他の子に現を抜かすな」、B・Cルートなら「こんないい子を担当できないなら」 という理由でバクトレが(自身に宿ったソウルによって)死にます。 でもあくまで担当ラブなので担当やその周りには直接の被害はありません。 ≫139せっかくだから作りました21/10/23(土) 23 35 47 恋愛ルートは考えつかなかったので出来ませんでした。ごめんなさい ウマソウル侵食をブルボンと協力して止める事で開放出来ます 選択肢によっては世界がバグります A.ノーマル 平和な基本ルート。ブルトレさんの体質を手袋で抑えながらクレーンゲームなどをやらせてあげたり一緒に料理を作ったりしましょう。乗り物の運転はさせないように。 選択肢によって最後の展開が少し変化します クリアで裏ルートが開放します B.アナザー トンチキな裏ルート。バグによって迷い込んだ世界。そこは女神を倒す速さを競うRTA世界だった─── ブルトレさんに手袋を使わせないことで覚えるブルトレパンチを使ってメカ邪竜や三女神を倒していきましょう! 選択肢と討伐記録によって帰還ENDか新世界ENDに分岐します(どちらもグッド) 「三女神RTA」 引き継ぎアイテム。セイブルコンボでメカ邪竜や三女神を倒していくミニゲームが開放されます C.バッド よほどふざけないと到達しないです 全ての選択肢で最悪の物を選び乗り物が駄目なのを自覚させブルトレパンチを覚えさせて力の発散を行わず宇宙船地球号説を教えると到達します バグにより全てが狂った異聞帯が出現してしまった地球を崩壊させ何処かに飛ばされ知らない星で一人目を覚ますエンドです 「星のかけら」 引き継ぎアイテム。砕けてしまった地球の欠片。最悪の選択肢を教えてくれる救済アイテム ≫145二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 23 39 28 第二弾いくぞ! サトトレ バトエン『壊れたモノ』三種 精神崩壊、幼児退行、発狂の三種類に合わせたエンド。それぞれそうなった彼女のシーンが流れ、悲しげに見つめる周りの姿で終わる。メカクレロリと幸せを夢見て突っ込んだ人の心を粉砕していくエンド。 ノーマルエンド『貴方しか』 「私」に依存し、頼ってくる彼女と過ごすエンド。 彼女は嬉しそうだが、本当に良かったのだろうか。 ノーマルエンド『夢の終わりに』 簡単にいえば今日の凱旋門賞ss。未来を見据えてまた歩きだす。心残りはあれど、満足した結果だ。 トゥルーエンド『貴方となら何処へでも』 凱旋門賞を勝ち、名実ともに全てを振り切った彼女と笑い合う。彼女からの感謝と告白、そしてその後のイチャイチャで癒やされる人も多い。 サトトレ引き継ぎ「金の天秤」 彼女がつけていた天秤。2つの選択肢からどちらがいい選択肢なのか教えてくれる。 ≫150二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 23 43 01 マクトレ 通常ルート:with 「楽しそうに友人と話している芦毛のウマ娘がいる」 ▶話しかけてみる ▷楽しそうだ から分岐。 基本選択肢は ▶お願いしたい ▷自分でやる や ▷お手伝いしますね ▶すごいですね を選ぶと信頼度が上手く上がる。しかし50以上で、 ▶協力して欲しい が正解になるパターンが発生する。 最終的に学園祭前居残り作業イベントで「頼るので、そっちも少しだけでも頼って欲しい」という選択肢を選んで親友ルート完成。その後、あらゆるルートにマクトレが出現しアドバイスをしてくれる。 「テイトレはなんだかんだ乙女なとこあるので○○には××と答えれば印象はいいと思いますわね」 なおメジロマックイーンに関する批判は受け入れるが根拠の無い話をしてしまうと信頼度が0に戻り変化しなくなる。再プレイお待ちしております。 152二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 23 43 15 アナザーブランチルート:without 初手で「死んだ目をした芦毛のウマ娘がいる」に ▶話しかける ▷気にしない 「…なんでしょう。私に何か用でしょうか」 ▶少し教えて欲しい計算があって ▷手伝おうか? ▷あまり喋ったことないから でルート解放。 親愛度最適曲線・許容曲線と許容イベント数が設定されており、イベント干渉回数により色んな方向に話が吹っ飛びます。 拒絶 低親愛度状態で許容イベント数を超える回数干渉を行うと「わたくしに何か求めてるんですの……?もうやめてくださいまし……」と拒絶されイベントが発生しなくなります。 無関係 親愛度最適曲線を下回り、かつ親愛度50%以下である場合、イベント頻度が激減しマクトレEDに到達しなくなります。 依存 親愛度最適曲線許容を超えると依存ルートから出られなくなります。えっちなスチルがあるので解放する価値はあります。 螺旋 ほかトレーナーのトンチキルートを3つ以上解放していると発生する「螺旋の星」イベントでマクトレの背中を押した場合宇宙が螺旋力でぶっ壊れます。 メジロバトル失敗 マクトレが出てこなくなるか、依存EDが確定します。 また選択肢しだいで強制依存/強制拒絶が発生します。求められる選択肢は、「変化する適度な距離感を徹底して守り、生きる目的を与えつつ親愛度を上げる」。親愛度70を超えると、難易度が低下し超高難易度の中では比較的楽なシナリオになります。ただしそこまでがあまりに難しいため攻略難易度は異常に高いです。なお、基本親愛度は「頼る」「お願いする」選択肢で上手く上がります。 ≫153二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 23 44 02 カレトレ モテなくてヘタレででも優しい凡人。カレンチャンの存在次第で難易度が大きく変わる。カレンチャンが担当バor操作キャラがカレンチャンだとA ルート、担当バではないがカレンチャンが存在しているとBルート、カレンチャンが存在していないとCルートに。 Aルート(担当バがカレンチャンorカレンチャン操作、難易度高) カレトレがカレンチャンの「役に立ちたい」「手伝いたい」と思うとメリバorバッドルートに進む可能性が高くなるのでまずはとにかくそれを回避する。カレトレが選択肢で『それでもカレンを信じる』を選ぶようになれば一安心。ウマソウル浸食状態、操作キャラがカレンチャン以外の場合更に恋敵がカレンチャン(無敵モード)の状態で攻略スタートです。頑張ってください。 Bルート(カレンチャンが存在・操作キャラがカレンチャン以外、難易度中~高) カレトレがカレンチャンと出会うまでに完全に心を自分に向かせる必要があるので時間制限があります。注意点は特にないですが強いて言うならウマ娘化直後は周囲の態度の変化により人間不信に陥るのでその点でフォローが必要な可能性があります。 カレトレの心が完全に向いていればカレンチャンは振り向かせようとはしても無理に奪い取ろうとはしないのでそのまま攻略完了です。ウマソウル浸食も基本的に↑のルートほど激しくありません。 Cルート(難易度低) 特に言うことはないです。選んだキャラ次第ではウマソウル浸食すら発生しないのでなるべく早く出会って普通に攻略していけばその内落ちます。 しいて言うなら学生の間は関係性が一定の所で止まりますしカレンチャンレベルでステータスが高すぎるとカレトレが気後れしたり無力感に包まれる可能性はありますがまず大丈夫でしょう。 以下カレトレエンディング集 トゥルーEND「『好き』は貴方から」 ハッピーEND「また明日/日常は続く」 ノーマルEND1「大切な友人と」 ノーマルEND2「二人のCurren」(カレンチャン限定ルート) ノーマルEND3「競い合うライバルとして」(ウマ娘限定ルート) バッドEND1「カレンストップ」(カレンチャン限定ルート) バッドEND2「私は『───────』」(ウマソウル浸食END) バッドEND3「貴方がここにいてくれるなら」(カレトレ監禁END) END 193二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 00 07 00 カレトレ引継ぎアイテム 『思い出の写真』(トゥルーEND) 説明:存在するはずも無い遊園地で会ったあの日の写真。三女神からの贈り物。 効果:特になし。 『Currenの自撮り写真』(ノーマルEND) 説明:世界一カワイイカレン姉妹の幸せそうな写真。 効果:カワイイ+20。カレンチャンに渡すことで一度だけ無条件に協力を要請出来る。 『壊れた目覚まし時計』(バッドEND) 説明:誰かの覚めない幸福の象徴。夢だったよかったのにと何度願ったことだろうか。 効果:特になし。修理可能。 ≫175二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 23 56 06 アルトレ Aエンド メジロを継ぐもの アルトレとともにメジロ家に迎えられ、メジロ家の発展に尽力するエンド アルダンにまとめて囲われるルートとも 最終スチルは3人で川の字になって眠っている アルトレウマ娘化後にトレーナー契約を結ぶとルートに入る アルトレ、アルダン両方の好感度を基準値以上にするとルート確定 どちらか片方でも足りない場合Bエンドに分岐 アルトレの好感度が上がる選択の一部はアルダンからの好感度が下がるものが含まれているためチャートづくり必須 Bエンド 友情はいつまでも アルトレ、アルダンの友人として2人の中を揶揄ったりと交流を続けている 最終スチルは3人でのお茶会 ノーマルエンド、他のエンディング条件を満たさなかった場合自動でこのエンディングになる Cエンド 私だけのトレーナー アルトレと二人三脚でURAファイナル優勝を目指すルート このルートのみアルダンがかかわってこない 最終スチルはトロフィーを抱えアルトレに駆け寄るシーン 男性時代のアルトレと契約を結ぶと分岐 マスクデータの精神力が基準値以下の場合、アルトレを見かけただけで逃げ出してしまうため出会いイベントが発生しない Dエンド 私より強いウマ娘に会いに行く Aルート攻略中にマクトレとドベトレの好感度を一定以上にすると分岐 突然2D格闘ゲームが始まりメジロの波動に目覚めたアルトレと戦うことになる 勝つとエンディング確定で負けると元のルートに戻る 最終スチルは袖の破れた胴着を着たアルトレとともに強者を求めてトレセン学園から旅立つ 176二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 23 56 30 アルトレ引き継ぎアイテム 『進化の繭』 アルトレがウマ娘になった際包まれていた繭 使用するとランダムで1つののパラメータが50上昇する たまに外見が変化する ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part304【TSトレ】 ≫23ロブトレヒロイン概念21/10/24(日) 00 15 51 過去回想:ロブロイとの出会い第三話「物語の続きを」 ロブロイと契約を結んでから初めてのトレーニング。今までのロブロイのデータを集め、トレーニングメニューをくみ上げ、早めにグラウンドに向かう。グラウンドの確認や器具の調整などを考えて予定よりも早めに向かったが、既にそこには一人のウマ娘、ロブロイの姿があった。 「おはようございます、ロブロイ。もう来ていたのですね」 「あ、トレーナーさん、おはようございます。そ、その……早く目が覚めちゃって……あの、今日から、よろしくお願いします!」 「ええ、こちらこそよろしくお願いしますね。ロブロイ……ふふ、こうして図書室以外で一緒にいるのは不思議な気持ちですね」 「はい。私もトレーナーさんにスカウトされるなんて思ってなかったので、不思議な気持ちですが、それ以上に頑張りたいです」 「ええ、では、まずは軽く流してみましょうか」 そうしてロブロイとのトレーニングが始まりました。 軽く走ってもらうとやはり彼女の走りは基本に忠実で、綺麗なフォームで走っている。 そして何よりもその末脚。途中で足が落ちることが多かったが、足をもっとためればよりその末脚は光り輝くだろう。 あの末脚を使ったら、どれほどの輝きを見せるのだろうか。ロブロイの走りには多くの可能性を感じさせられた。 「はあはあ、トレーナーさん、終わりました」 「うん、良い調子ですね、ロブロイ。基礎となるものが出来上がっているので、タイムもいいものですよ」 「!!あ、ありがとうございます!あ、あの、もう少し、走ってもいいでしょうか?」 予定していたトレーニングをすべて終えるともっと走りたい、と彼女から提案をされる。 だが、先輩も言っていたが、ロブロイの身体はまだ出来上がっていない。走りの基礎は問題ないがそれをこなすための身体づくりが優先されるべきだろう。そのためにも、今はまだ無理をさせ過ぎるわけにはいかない。 24ロブトレヒロイン概念21/10/24(日) 00 16 46 「その気持ちはうれしいですが、あまり無理をし過ぎてはいけませんよ」 「あ……はい、そうです、ね……分かりました……」 「でも、無理をしていないのであれば、もう一周走ってみますか?」 「!は、はい!トレーナーさん、行ってきますね」 本当は無理をさせ過ぎない程度に、と思っていたが、それでも走りたい、という彼女の意思を尊重すると、彼女は嬉しそうに走り出す。 きっとこれなら問題はない。次の選抜レースまでまだまだ時間もある。それまでに彼女の身体を仕上げれるようにしておこう。 そうして、今日のトレーニングやミーティングを終えて、二人で帰路につく。 ロブロイはこちらの方針にもしっかり従ってくれるし、これなら大丈夫。そう思っていました。 「……でも、このままじゃ、まだ英雄の走りには……もっと、頑張らないと……」 ──────────── それからしばらくトレーニングを続けてきた。 図書委員の仕事も手伝いながら、トレーニングをこなしていく。 ロブロイもしっかりトレーニング方針に従ってくれている。だが…… 「予想以上に疲労が蓄積しているような気がしますね……」 ロブロイはいつも通りに過ごしているが、よく見ていると少し顔色が悪くなっている。今日もトレーニングを終えた後、少し疲れている様子に感じられた。 引っ込み思案なところはあるが、彼女は素直な子である。だからトレーニングも問題なく進んでいるように感じていたが、これはもしかしたら……。 「おや、これは……」 トレーナー室の机を見ると、そこにはノートが一冊落ちていました。 確かこのノートはロブロイの…… 「……ロブロイ、すみませんが、少し失礼しますね」 もしかしたら、ロブロイの想いが分かるかもしれない。そう思い、そのノートを開くと…… 「これは……」 25ロブトレヒロイン概念21/10/24(日) 00 17 07 「はあ……はあ……まだ……まだです、英雄の走りには……まだ……」 「ロブロイ、やはりここにいたのですね」 「え、と、トレーナー、さん……」 夜のグラウンドに行くとそこにはロブロイの姿がありました。 やはり、トレーニング後に自主トレをしていた。きっと彼女は毎日夜に自主トレをしていたのだろう。だから、疲労が取り切れなかった。 「あ、と、トレーナーさん……その……」 「ロブロイ、すみませんでした」 「え……トレーナー、さん?どうしたのですか?謝らないといけないのは、私の方なのに……」 「いえ、私は、まだあなたのことを明確に理解していなかった」 そういいながら、先程見つけたあのノートを見せる。 「あ、そ、そのノートは……」 「このノートに書いてあった小説、これは、あなたの理想とする姿、なのですよね」 トレーナー室で見つけた彼女のノート、そこには彼女自身が書いたと思われる小説が書かれていました。 古今東西の英雄を元にした物語やかつてレースを走ってきたウマ娘の物語、そして…… 「体の弱かったウマ娘が英雄へと至る物語……まだ完結していないこの物語は、あなた自身の目指す姿、ですよね」 「……はい、私の理想を書いた物語です。でも、その先が、書けないんです……」 そう、この物語はまだ書きかけのもの、書いては消して、書いては消してを繰り返しているのが見える。 まるで焦っているように、自分自身の理想の姿が浮かばないかのように。 26ロブトレヒロイン概念21/10/24(日) 00 17 31 「あのトレーナーさん、私、やっぱり早く英雄のようになりたいんです」 「私は体が弱かったのに、お父さんとお母さんはずっと私を大切にしてくれました。きっとトレセン学園で素敵な友達もできるって、入学までさせてくれました」 「だから……そんな両親に早く英雄のような走りを、見せてあげたいんです。私が夢見てきた姿になれたんだ、って……でも、その姿がまだ見えなくて……」 それがロブロイの想い……体が弱かった彼女を支えてくれた両親に、早くその走りを見せてあげたい。 そして彼女の中には明確に理想の走り方がある。その走り方ができない今、彼女は焦っていたのだろう。 このままじゃなれない、もっと、もっと頑張らなくちゃ、と……。 そんなふうに考えていたのに、私はすぐに気づくことができなかった。本当に不甲斐ない。 だが、焦ったままでは彼女の身体が壊れる可能性もある。何か、何かできないだろうか……。 ふと、ノートに目を落とす。そこには、まだ書きかけの物語、彼女が続きを書けないでいる物語が……。 「……ロブロイ、確かにすぐにこの物語のようにはいきません。この物語の英雄は一人で戦い続けている。それではいつか壊れてしまう」 「やっぱり、そうですよね……ごめんなさい、トレーナーさん……無理を言ってしまって……」 「ですが、少し失礼しますね」 そう言って、ロブロイのノートに続きを書く。そこには新たな登場人物、英雄を支えるヒロインの姿を……。 「トレーナーさん、これは……」 「英雄にはそれを支えるヒロインがいるもの、王道の物語ではありませんか?」 「!!はい!それは素敵な、王道ともいえる物語ですね」 「私はスカウトの時、一緒に物語を紡がせてほしい、と言いました。そこに加えて、私をあなたの物語のヒロインにさせてもらえませんか?」 「え……トレーナーさんが、ヒロイン……」 27ロブトレヒロイン概念21/10/24(日) 00 18 00 我ながら突拍子もない発想だとは思った。でもこれが私自身の中でもストン、と落ちたものがある。 そうだ、物語におけるヒロイン、ロブロイを支えるものとしてこれほどしっくりくるものはない。 「……良いのですか……私、まだ英雄のようになれていないのに……」 「ええ、いいのですよ。ヒロインと一緒に成長していくのも、物語ですからね」 「……トレーナーさん、私、この先の物語の続き、書けそうです。トレーナーさんというヒロインが入ったら、浮かんできました」 そう言うとロブロイはペンをとる。物語の続きが綴られる。 ヒロインに支えられて、英雄が少しずつ、少しずつ一緒に成長していく姿が……。 「なら一緒に物語を紡ぎましょう。まずは近い未来の話、次の選抜レースまでの道のりをイメージして書いてみましょうか」 「はい、トレーナーさん!」 そうして、二人で次の選抜レースまでの物語を紡ぐ。 実際にはその通りにはいかないかもしれない。 でも、今度は二人で書いていく。一人で無理をせず、二人で一緒に考える。どんな物語にするのか。 そうして二人で紡いでいくうちに夜は更けていく。だけど目の前は真っ暗ではなく、確かな光が、未来が見えていました。 ≫35二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 00 29 06 ちょっと間があいたような気がするので投げるぜぇい バトエン…つまりバトルエンドってことだな! 『やがて朝焼けに覚める夢』 ブラトレEXルート。親友、愛情両方をクリアした場合のみ発生。 好感度をひたすらひたすら上げて、愛情ルートに突入しなかった場合。 3年目終了時に一定以上のステータスを持っていると、ブラトレから模擬レースの誘いが来る。 ハチャメチャに強いがなんとか勝つと、第二形態としてソウルの力を100%引き出したブラトレ(真名: )と戦うことになる。 つまるところ、特訓することがなくあの才能だった名無しのウマに、特訓しまくったブラトレの補正をつぎ込んだ完全体。本来の世界線ではあり得ない、URAに殴り込みに行ったIfの姿でもある。 そちらも先ほどより強いが勝った場合、名無しのウマソウルが完全に覚醒し、自我を持つようになる。 以後ブラトレの中からたまにスタンドめいた形でにょきっと生えてくるようになる。 夢に生きた、夢から覚めた夢は現となり、以後彼らと共に生きるのだろう。 ちなみに第一、第二どちらでも負けた場合はウマソウルの完全覚醒は起こらない。 ただし疲れ果てて眠ったブラトレを膝枕できる。これはこれで僥倖。 朝焼けとともに微笑む、遂に生まれ変わることのできた芦毛の少女のスチルは、単純にステータスを最高レベルまで上げながらブラトレの好感度をマックスにしないといけない最高難易度の一つ。 『名無しのネームタグ』名前が無いこと、それそのものが彼女を表す指標。 無銘の蒼炎を降した君に捧げる、最速の証明。効果は特にない。 ≫42二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 00 34 36 パラシン√ 全キャラ攻略後共通ルート2日目の選択肢に 「他にも新人が?」を選択することで突入 悪友エンド 好感度50以下で突入 二人で先輩たちにいたずらを仕掛けてお仕置きを受けて終了、普通の友人関係 引き継ぎアイテム パラ斗秘伝の書 通常攻撃に確率即死1%付与 コマンド入力で北斗神拳と南斗神拳が使用可能 ミニゲームスロットバトルオブメジロ開放 拒絶エンド 好感度51以上で分岐 母親が死んでおかしくなった父から、的虐待を受けていた事が判明 私は汚れているんです...私は愛されちゃいけないんです! お母さんは私を庇ってウマ娘に轢かれました! お母さんが死んだのも!お父さんがおかしくなったのも!全部私のせいなんです!私を愛さないでください!これ以上!私の心を掻き乱さないでください! 引き継ぎアイテム パラシンのノート 効果 なし ごめんなさいとびっしり書かれたノート一部赤黒く変色している ハッピーエンド 精一杯製作中です、夏頃追加予定 引き継ぎアイテム 笑顔の写真 心のそこから笑ってるパラシンの写真 効果なし ≫46二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 00 38 07 特殊ルート:パラレル・デメルング 条件:マクトレの飲みイベ5回、パラシンの胃腸攻撃5回、トンチキルート5つクリア マクトレの中に住まうグラトニーウロボロスが覚醒、パラシンを飲み込みグラトン・ザインに進化する。 倒すことで引き継ぎアイテム「貪欲なレーヴァテイン」を入手可能。なお討伐には魔剣グラムが必須。 ≫56二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 00 45 33 マーチトレ エンド1 『それでも俺は。』 ノーマルエンド。 選択肢を間違え無かったルート。 マーチが負けてカサマツに帰ってしまうが、それでもマーチを支え続けたいと一緒にカサマツに行き、トレーナーを続けることマーチトレが選択する。主人公には「ありがとう。あんたのおかげでまだトレーナーを続けられる」と言って別れるエンド。 マーチトレは好感度が上がりやすい為、基本このエンドに来る事は無い。 エンド2 『グラウンドフォール』 バッドエンドその1。 「君なら出来る。」「自分を信じて。」などの勇気付ける選択しすぎた場合のエンド。 主人公に励まされ、勝つ為に努力をするが、それでも圧倒的な才能の差に、マーチが負けてしまい、その後、カサマツに帰ってしまう。マーチトレは「あんたには助けられたよ。でも俺には無理だったみたいだ。」と言ってトレーナーを諦めてしまうエンド。 正解の選択肢を選ぶのが難しく、初見だと大体このエンドかエンド3になってしまう。 エンド3 『ホワイトアウト』 バッドエンドその2。 アドバイスや手を貸す選択をしすぎた場合のエンド。 マーチトレを手助けして、マーチを勝たせる事ができる。だがマーチトレは、主人公が居ないと勝たせる事が出来なかった自分に絶望し、「あいつを…フジマサマーチ頼む。」と言ってマーチのトレーナーを主人公に託して、中央を去ってしまうエンド。 エンド2と、同じように正解を選ぶのが難しい。エンド2と真逆の選択肢を選ぶと、このエンドに来てしまう。 エンド4 『山頂の景色。』 ハッピーエンド。 選択肢を間違えず、好感度もMAXで見る事が出来るエンド。 マーチが勝って、マーチトレと共に中央でトレーナーを続けて行く事が出来る。基本イベ終了後、イベントが発生し、マーチトレから告白をされる。受け入れると、「ああ!これからもよろしく頼む!」というセリフと同時に、いつもは見せない様な満面の笑みをしているマーチトレのスチルが出る。 ≫66二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 00 54 58 ドトトレ攻略(幻覚) 出会い:顔見せはありません。狙って動かないとそもそも存在すら知らないままにいつの間にか消えてます。会いたい場合は必ず決まった期間内に学園の屋上をうろついてください。タイミングを逃すと後からでは会えません。 交流:選択肢はありません。基本的には一本道で進みます。好感度も普通に上がります。ただし他のヒロインと会話したりするとフラグが消えるのでそこだけは注意。 交流2:話が進行すると屋上に行かなくても会えるようになります。同時にドトウも登場し、交流が可能になります。ドトトレのイベントは全て見ないとそもそもエンディングに辿り着けませんが、ドトウとどれだけ交流するかが分岐に関わってきます。 分岐:パターンは以下の通り 1.ドトトレのイベント未完走 エンディングを迎える前にドトトレが行方不明になって会えなくなる 2.ドトトレのイベント完走+ドトウのイベント未完走orドトトレの好感度が一定値以下 自分の存在が迷惑をかけていると思い込み、ドトトレが目の前で投身自殺(BAD) 3.ドトトレのイベント完走+ドトウのイベント完走+ドトウがレース敗北 ドトウが負けたのは自分が足枷になっているからだと思い込み、ドトトレがナイフで自殺を図る。間一髪で阻止はするが重傷で病院へ。エンディングの最後で目覚める。(NORMAL) 4.ドトトレのイベント完走+好感度が最高+ドトウのイベント完走+ドトウがレース勝利 三人仲良くハッピーエンド。(GOOD) ゲームの設定:役立たずな子はいらないとドトトレは本当の家族から追い出されています。それを引き取ったのがドトウの家族。ドトウが姉、ドトトレが妹として生活が始まりますが、ドトトレはドトウにだけ心を開きつつも、まだ他の人が信じられずに、自己評価の低さからまたいつ捨てられるのかという不安に悩まされています。そこで主人公が、明るく前向きになれるように交流していくというわけですね(雑) ちなみにドトウがレースに勝てるかは運ですが、ドトウのイベント完走後もドトウかドトトレと交流を続けることでドトウのステータスやコンディションが上がり確率が99%まで上がります。 ≫98二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 01 19 22 まだ俺がウマ娘じゃなくて、担当ウマ娘もいなかった頃、ダイワスカーレットは「気性難」と言われていた。 スカーレットはいつも礼儀正しい優等生の素振りをしているけど、誰よりも「1番」にこだわっていて、ちょっと気を損ねるとトレーナー相手にも威圧していたのである。 そんな態度にタジタジなトレーナー達がもしかして……と噂していたのだが、俺はそんなことはないと思う。 「2着じゃダメなのよっ!! アタシは“1番”じゃなきゃいけないの!!」 ただの気性難なら、毎晩こっそり抜け出してハードトレーニングなんてしない。 誰よりもひたむきに走るウマ娘だから――俺は、スカーレットの走りが大好きになったんだ。 「……ふん、せいせいしたわ! 余計なギャラリーもいなくなったし これでトレーニングに集中できるもの――って言いたかったのに。 ちょっと! なんで1人残ってるわけ!?」 俺とスカーレットしか残っていない夕暮れのグラウンドで、俺は初めてちゃんと彼女に声をかけた。 緊張でちょっとこわばった顔で、がんばって微笑みをつくったのを憶えている。 「君と話がしたくて」 「はぁ? ……ああ、もしかしてアンタ、まだアタシのこと 素直に言うこと聞く優等生だと思ってるのかしら?」 「いやーキツいでしょ」 「ちょっとどういう意味よ!!!」 そうだ。スカーレットとはじめてちゃんと話せたのも、夕暮れ時だった。 俺がダイワスカーレットのトレーナーになったのも、夕暮れ時だったんだ。 99二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 01 19 50 「……ええ、そうよ。ほんとのアタシはこっち! さっきの連中が言ってた通りの、頑固でワガママな気性難よ」 「どう? 幻滅したかしら? じゃ、とっととここからいなくなって」 「どこにも行かない」 あの頃のスカーレットは俺にも心を開いてくれていなかったから、言葉のナイフがすごくトゲトゲしていた。 思えば他のトレーナーにまで強く当たっていた辺り、相当気が立っていたんだと思う。 「……ちょっと。アンタ、アタシの話聞いてた? アタシはアンタが思ってるような子じゃないんだってば! いい加減理解しなさいよ!」 赤く透き通った瞳に睨まれ、俺はちょっと……いや、かなり怖かった。 自分の意見を通そうとするのは本当に久し振りで、自分の言葉が正しいのか自信が持てない。 でも、ちゃんとはっきり伝えないといけないのはわかっていて、微動だにも動かないことでそれを示してしまって、だからこそスカーレットは怒った。 「トレセン学園は速い子ばっかり! そんな中で虚勢張って、でかい態度取って、みっともなく負けたのが今のアタシなの!」 「みっともなくなんてなかった!」 「うるっさいわね!! 慰めはいらないのよ!」 激しい拒絶に、内心で泣きそうになりながら、それでも俺は涙を引っ込めた。 だって、本当に泣きたいのは、きっとスカーレットの方だから。 100二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 01 20 13 「アタシだって……わかってる。 “1番”“1番”って虚しく繰り返して、空回ってばっかだって!」 「1度ウオッカに負けたぐらいで、拗ねてヤケになって、無茶な走り込みをして……自分でもバカなことしてるって思うわよ!」 「でもっ……しょうがないじゃない!! “1番”じゃなきゃ、許せないんだから!! 1番速くて、1番強い! 1番みんなに認められる、1番注目されるアタシじゃなきゃ嫌なの!!」 「そうじゃなきゃ絶対満足できないんだから……そういう風になっちゃったんだから、しょうがないじゃない……!」 「アタシはっ、アタシのために、“1番”だけを取り続けなきゃいけないのよ!」 スカーレットの慟哭のような叫びを、俺はただただ受け止めて……思った。 ひとりでがむしゃらに走っていたから、誰にも甘えられなくて、どう頑張ればいいのかもわからなくて、すごく怖かったんだろうな、と思った。 けど、そんな子を放っておけないトレーナーがいるって伝えたくて、俺は一歩前に踏み出した。 「そんな君を、支えに来たんだ」 「………………は、はァ?」 うろたえるスカーレットに、俺はしっかり前に立つ。 同じくらいの身長だから、そんなに迫力も、カッコよくもないと思うけど……だからこそ、目線だけはしっかりと合わさった。 「ここまで聞いてそれとか、アンタ、ほんとにバカなの?」 「バカじゃないし、本気だよ」 「じゃあ察しなさいよ、そろそろ! アタシは“1番”にこだわることしかできない、ただの頑固なヤツなんだってば!」 「それならいっしょに、“1番”を目指そうよ」 「っ、だからぁ!! なんでスカウトみたいな流れになるのよ!」 掴みかかられながら、俺はしっかりと彼女の瞳を見て、言い放った。 「君をスカウトに来たからだよ」 101二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 01 20 38 スカーレットの頬が赤くなって、けど瞳の鋭さが少し緩んだ。 まだ俺を信じきれていないのだろう彼女は、俺に対して詰問する。 「あのねぇ、アタシはそうやすやすとアンタの言うことなんか聞かないわよ!? 納得いかなきゃ、トレーニングメニューにもめちゃくちゃ口出しするんだから!! その覚悟、できてるわけ!?」 「うん。君が納得いくまで、とことん話し合おう!」 「…………な、なんなのよ、アンタ」 驚いて、信じていいのか迷って、スカーレットはもう一度俺の瞳を覗き込んだ。 俺も決してスカーレットの瞳から目を逸らさない。 「支える、って……いっしょに、って……アンタ、本気で言ってるわけ……?」 願うようなスカーレットの言葉に、俺は頷いて、言葉を返すことにした。 だって、もう決めたんだ。 誰よりも優等生ぶった、本当は普通の心を持ったウマ娘に並び立つために。 「君にとって、“1番”のトレーナーになるよ」 だから、君も“1番”を目指してよ。 俺達は揃って“1番”になるんだ……って、あの夕暮れのグラウンドで、誓ったんだ。 102二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 01 21 21 起きた時、俺は三房の栗毛に顔を覆われていた。 ふたつの房は嗅ぎ慣れたトリートメントの匂いがして、ひとつの房は嗅ぎ慣れない牧草の匂いがする。 「トレーナーっ!」「ボディ!」 「待ってちょっと離れて目がいったい! 目にめっちゃ髪入る!!」 くすぐったいやら痛いやら。髪をかき分けようとして――俺はまだ、俺であることに気づいた。 よかった。まだ俺はダイワスカーレットのトレーナーのダストレさんだ……! 「スカーレットさん、起きました?」 「あ、はいっ」 「じゃあ確認しますね。ダストレさん、自分の性別言えます?」 「元男のウマ娘です……」 「うん、大丈夫そうだ」 養護教諭のタキトレさんに軽い診察を受けながら、俺はここが保健室で、自分はベッドで寝ていたのだと気づいた。 外はもう真っ暗で、けっこうな時間寝ていたのだとわかる。ちょっと申し訳ない気分になった。 隣ではスカーレットと……キンチェムと名乗ったあのウマ娘が、心配そうにこちらを見ていた。 「心労ですね……まあ、無理もないというか、なんというか」 「アンタが変なこと言うから!」 「ヘンじゃないもん! カコがダストレのこと、わたしのボディだって言ってたんだもん!」 「これはアタシのモノなのよ!!!」 「すごい。人権を一切感じない」 「お大事に……」 どうやら俺が寝ている内にスカーレットとキンチェムが大喧嘩していたらしく、学園内にキンチェムの存在は知れ渡っているようだった。 どうしよう。人生の中で一番目立っているイベントかもしれない。 103二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 01 21 52 結局、この突如降ってわいたウマ娘、自称キンチェムは俺の預かりとなった。 ウマソウルだかボディだか知らないが、身寄りのないウマ娘を保護するのはまあ、当然のことだろう。 スカーレットがめちゃめちゃ抗議したが、他のトレーナーさんに預けるわけにもいかないので、必然的にキンチェムは俺の部屋に泊まることとなった。 「わぁっ、この馬房すっごくいいね! 人間の部屋みたい!」 「人間の部屋なんだけど???」 それにしてもキンチェム、キンチェムか。 ウマソウル……というのはよくわかんないけど、ウマ娘に関わっていてその名前を知らない奴はほとんどいないだろう。 “栗毛の宝物 ハンガリーの奇跡・キンチェム”。 かつてハンガリーで生まれ、ヨーロッパ中を駆け回った幸せなウマ娘の物語。 地味で目立たないがそれを補って余りある勇気を持つウマ娘キンチェムと、だらしないがキンチェムにだけは真面目で誠実なトレーナーのフランキー。そして気まぐれな猫の二人と一匹がヨーロッパ中を汽車や船で旅しながら、拍手喝采の連戦連勝を繰り広げるお話だ。 多くのウマ娘達が寝る前に読み聞かせられただろう恋物語は、彼女達に想いと絆の強さを教えてくれた。 同時に、このキンチェムは生涯54戦54勝という気の触れたようなスコアを持つ、実在のウマ娘であり――その名を騙るには微笑ましい若気の至りか、絶対の自負がなければ務まらないのだ。 104二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 01 22 31 「とりあえず……はい、これ」 「んぅ?」 「喉乾いたでしょ。料理は今作るから、ゆっくり待ってて」 そう言って俺が渡したのは、ハンガリー産のミネラルウォーター。 キンチェムは食事のこだわりが強く、水や食べ物は故郷のものしか飲まなかったそうだ。 どこまでが騙りでどこまでが真実かなんてよくわかんないけど、キンチェムと名乗るからにはこのくらい気を遣っておくべきだろうと思って、帰りにいくつか買ってきたのだ。 「……懐かしい味」 「あ、やっぱそうなの。好きな食べ物とかある?」 「タピオセントマルトンの穀物と干し草。あとデイジー」 「草食動物……!?」 驚きながら穀類サラダをご献上すると、キンチェムは神妙な顔つきでドレッシングもかけずに犬食いをはじめた。 食べにくそうなのであーんをしてあげると、存外に気に入ったらしく次を要求してくる。なんだかスカーレットに怒られそうだ。 「で……えーっと、ボディって? ウマソウルってのは?」 「んー? んー……えっふぉね」 「あ、食べてからでいいよ」 口を手ぬぐいで拭ってやると、キンチェムは満更でもなさそうに笑ってミネラルウォーターを飲み干して、語り始めた。 105二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 01 24 16 ウマソウル。それは汎ゆる可能性の世界からやってきた魂。 この世界の可能性でもあれば、違う世界の可能性でもあるそれらは、三女神の管理下に置かれ、様々な想いと願いを抱えてこの地のウマ娘達へ降り立つ。 それはまるで、三女神から人類への贈り物のように。 「でも、今はえーっと、子どもが少なくなってるでしょ?」 「少子化で、ウマ娘が生まれにくくなってる?」 「そう。だからあふれないように、ときどき誰かにおろしちゃうの」 「ああ……」 心当たりはある。 ウマ娘化したトレーナーが、今までとは違う何かに惹かれたり、取り憑かれたように走ったり。 それによって振り回されたり、前へ進んだり、色々なことが起きるのだ。 「最近はねー、もういっぱいいっぱいで、ぎゅうぎゅうになっちゃってるのね。 いろんな世界からウマ、来すぎ! ってかんじ。 わたしと同じだけど違うキンチェムだって来てるっていうし!」 「そっかぁ……キンチェムもいっぱいいるんだ……」 思わず遠い目になる。 何度聞いたって現実らしからぬ話題だ。とても俺に押し付けられていい役割なんかじゃない。 こういうのはマクトレ辺りの役目なんじゃないか??? 106二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 01 24 37 「だいたいは平和に暮らしたいとか、いっぱい走りたいとか、想いだって色々だけど…… その人を助けたいとか、その人のそばにいるウマ娘に用事があるとか、そういう願いがある子もいるよ」 「君も願いがあってきたの?」 「とーっぜん! けっこう長いこと待ったのよ。 でも、ウマソウルはふたつ入れなきゃダメだって、お前と同じ願いを持つソウルがないんだって、ボディはできてるのにずーっと待たされてたんだから!」 ぷりぷり怒るキンチェムに、俺は苦笑しながら頬をかく。 そんな願いを押し付けられても困るというものだが、ウマ娘の願いとなれば叶えることに吝かではない気持ちになってしまうのは、トレーナーのサガだろうか。 「あはは……じゃあ、君の願いは?」 「あなたの身体を得て、新しいわたしになって、フランキーに会うこと」 明るく喋るキンチェムだが、その言葉だけは迷いなく、暗く響く。 呆気にとられる俺を見つめて、キンチェムは言い放った。 「わたしのフランキーに、どうしても言わなきゃいけないことがあるの」 それは強い意思の賜物だと、俺は否応なく確信させられた。 107二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 01 24 58 「……って言われて、はいそうですかって頷けるわけないでしょ!」 「ま、まあねえ……」 翌日。怒り心頭のスカーレットを宥めながら、俺達はいつもどおりトレーニングに勤しもうとしていた。 昨日の大喧嘩で自称キンチェムに興味を持った生徒やトレーナーまで、野次馬根性で集まっている。 いつもは目立たないのにこういう時だけ目立つのはやるせない。というかやっぱりみんな、キンチェムのことは見えてんだね……。 「ダストレさーん、おーっす」 「お、ブラトレさん。おっすおっす」 「おー……あの子がキンチェム? そっくりじゃん」 「そうそう。早くもダストレよりも有名になったキンチェムちゃん」 「元気出せよー。背中煤けてんぞー?」 どうやらキンチェムは学園内で愛嬌たっぷりに振る舞っているらしく、早くも読書家の生徒を中心にファンを作っているようだ。 今しがたもデイジーの花冠をもらって、ご満悦の表情をしている。 「走りには自信大アリらしくて、併走トレーニングに付き合ってくれるってさ」 「……ダストレさんはどう思ってんの?」 「正直、認めたくはないけど」 実はこれは、スカーレットが申し込んだ決闘でもあるのだ。 スカーレットが勝てば、キンチェムは俺のことを諦める。逆に勝てば、キンチェムは望むものを手に入れる権利を得る。 勿論俺の意思なんぞ聞かれていないのだが……俺はスカーレットの勝利を信じたい。けど。 ハンディキャップ 「斤量は、あと21.5kg必要だと思ってる」 斤量76.5kg。その重みは、キンチェムが背負うことを前提としていた。 108二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 01 25 47 ――それは誰もが息を呑む、王者の走りだった。 激しく競り合う中、キンチェムは一切笑みを崩さずダイワスカーレットの一歩前を行く。 スカーレットは勝負根性と速さに優れたウマ娘だ。 当然、ラストスパートは凄まじく速く、俺が基本に則って積み立てたレースプランで得た余力を、全て使い切って抜け出していく。 俺とスカーレットが大好きで、大得意な走り方。俺達の積み重ねてきた結晶だ。 だが、まるでそれを知っていた……いや、実際にこの世ではない何処かで見ていたのかもしれない。 スカーレットの余力を潰し、ラストスパートで一気に突き放す為の足捌きを、キンチェムは見事にやってのけた。 二馬身差。それが勝利の証明であった。 「……マジかよ」 ブラトレさんの呟きが、俺の耳に響く。 いったいどれだけのトレーナーが、その走りを予想していただろう。 俺はとても、決して認めたくはなかった。でも、今の走りを見て理解してしまった。 「はは、は……やっぱり、俺の居場所はなさそうだなぁ」 呑まれる。 あんな強い意思と走る力が俺の身体に入り込んで、俺の自我なんて残るわけがない。 俺は余さずキンチェムとして使われて、どこかに消えてしまうだろう。 それに近いことが知り合いに複数起きている。だからこそ、確信してしまった。 「……一ヶ月あげる。それまでに、したいことを済ませてね」 キンチェムの言葉が、膝をつくスカーレットと、立ちすくむ俺の耳に響いた。 (続く) ≫125二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 01 39 04 デジトレ トレーナーとして修行中の主人公が勉強の為、ウマ娘知識の豊富なデジトレのサブトレーナーになるシナリオ。 ダンス講師もしているので他の攻略キャラのシナリオでもよく顔出しする。 終始主人公に対して好意的だがそれ故に正しいルートを踏めてると勘違いし真ルートにたどり着けない初見殺しキャラ。 イベントを進む順番、主人公のステータス、親愛度、ランダムに変わる選択肢、アグネスデジタルとの友好度等様々な条件をクリアしなければいけない。またクリアの仕方も重要で、一定以上のステータスでイベントを攻略してしまうと真ルートへの道が閉ざされたりと至る所にトラップが隠されている。 Aルート「まだ見ぬ光を求めて」(友情エンド) 友情度が一定の状態でクリアすると行ける。 掴みどころの無い性格のデジトレや振り回されたり、デジタルにウマ娘への想いを問われたりと様々な試練を乗り越えた主人公は、無事同志として認められる。 デジトレ達と共にライブを見ながら自分もいつか一推しのウマ娘に出会える事を願い、二人からもそれを応援される。 時は過ぎトレーナーとしての一人立ちする事を決めた主人公は、デジトレ達に応援されながら自分の担当ウマ娘と出会う為に歩き出した。 Bルート「心地よい影の中で」(バッドエンド) デジトレへの好意を自覚した主人公は「共に歩み、支えたい」と彼女に想いを告げるが、帰って来たのは「キミの事は大切だからこそ、そんな風に見たく無い。今の関係が一番だから壊さないで」と言った拒絶の言葉。 その後は少し壁を感じながらも、仲の良い友人としての関係を維持する。 時は流れ、デジタルはとトレーナーとして再出発。身体が本格化したデジトレはウマ娘アグネスデバイスとしてデビューをする為に特訓中。 主人公のスカウトにスカウトされたデジトレは先約済みと断り、友人としてお互いの健闘を祈る。 別れ際、主人公の背中に「私も好きだった」と伝えるが、主人公もそれが過去の話だと分かっているのでお互いそれ以上何も言わずに立ち去った。 初見殺しと言われる最後の要因。 従来のキャラの様に親愛度を上げ、イベントをたくさんクリアして、主人公の活躍させてしまうとこのルート入ってしまう。 初見で攻略するのはまず不可能なキャラである。 127二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 01 39 54 デジトレ C「照らし、照らされ」(真ルート) 一定のステータスを維持する、イベントをあえて失敗する。アグネスデジタルの画面には見えない友好度を上げる等様々な条件をクリアしないとたどり着けない。一つでもミスるとルートが閉ざされてしまう。ランダムに来る選択肢の内容は他の攻略キャラに関する物が多く、デジトレ以外の全キャラを攻略すれば、難易度は多少下げられる。 時に助け時に助けられてた主人公達はいつしか硬い絆で結ばれる。 デジトレがデビューする日が近付き主人公がトレーナーとして立候補するが、デジトレは主人公に頼りすぎる事に後ろめたさを感じ、断ろうとする。 そんな姿を見かねたアグネスデジタルに「幸せになるのが最大の恩返し」と言われ、背中を押された事で契約を決意。それと同時にお互いの想いを伝える。 そして二人は不器用ながらも担当ウマ娘とトレーナー。そして恋人として支え合って行く。 ≫136二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 01 48 49 マルトレ「そう言えばセイトレって担当に飯作ってなかったか」 セイトレ「スカイに作ってる時はレシピ見てますから、それでも下手ですよ」 マルトレ「でもお前の料理の評判って…」 セイトレ「そりゃ担当が食べるのは別です、他は適当」 マルトレ「例えば?」 セイトレ「取り敢えず目の前にあるもの全部煮るか焼くかすれば食べれる物と」 マルトレ「セイトレお前普段の食事は?」 セイトレ「ヨーグルト、既製品、ゼリーとサプリメントです」 マルトレ「火の番とかは…」 セイトレ「トレーニング後の夕暮れって仮眠取る事多いから眠くて、髪に火がついたら鎮火後服も乾かしていいですか?」 マルトレ「やっぱりお前寝ててくれないか?」 セイトレ「いや一人休んでるのも悪いから何かやりますよ?」 マルトレ「いや気持ちだけもらうから!ほらハンモック!」 セイトレ「なんで???」 ≫142二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 01 56 52 メジロ国歌 作詞作曲 モーリーファンタジー鴎外 我が日の本はメノシロよ ソウルただよう土地に 連なりそばだつウマ娘なれば あらゆるバ場より首位こそ通え さればウマ娘の数多かれど このメジロにまさるあらめや 昔思えば芦毛の煙 ちらりほらりとジャスタの見所 今は弾切れ申し訳 見せるウマ娘よいずこ 果てなく栄えてゆくらん御世を 飾るウマ娘も入り来る屋敷 ≫144 https //bbs.animanch.com/board/118978/?res=144 ≫168二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 06 29 47 折角だから簡単な俺からの個人的な攻略の感想 マルトレ 出たな隠し√。分岐はあるがそこまで難しい訳ではなさそう。良さげなシナリオ。 ブラトレ ランダムが多過ぎで芝。まさかの運ゲー。ブラトレ自体は割と取っ掛かりやすいのが救いか。 フクトレ c√が色んな意味でやばい。b、c√は根気強くアタックするといけそうなのでまともか? グラトレ Cの独占欲!まあでも変なのうたなければ危なくはなさそう。ちょろいかも? フジトレ √入るの難しくて芝。フジ先輩の強さが思いしれる。死亡エンドがないのがいいとこか。 ベガトレ 初手強制イベは折りにきてらぁ。エンドはどちらも良さそうかつ簡単そう。 ファイトレ ファインと纏めてとかおま案件。トレ担当丼は個人的には見て見たかったり。 マベトレ こちらの色々を削ってくる。ノーマル√以外割とヤバそう。後エンドは気になる ≫ ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part305【TSトレ】 ≫8二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 07 18 58 簡単な俺からの個人的な攻略の感想第二弾 タマトレ 運ゲー杉(迫真)。攻略出来る気がしない試行回数要求。フクトレので上げてもきつい。 テイトレ √と幸せさが良い塩梅 B√はそっち方面にも需要とかありそう。いい儚さだ。 202トレ Aのやさしいせかい。裏のこうギャグ具合が面白ーれ枠でいいとこついてる。 ボノトレ 上と同じ簡単な世界(とギャグ)。ノリがまあ流石に酔って書いただけある。(褒め言葉) ネイトレ 細かァい!作りこみヤバそうなシナリオ。結婚式エンドとか行きたい人多そう。後引き継ぎが人権。 タバコトレ 初手お祈りマラソンだぁ!4つのルート全てがいい感じのエンドなので是非回りたい一品。 バクトレ ソウルが過激で芝。こう死なない程度に上げていくのはいい感じにスリルになりそう。 ブルトレ Theギャグ。初見は宇宙猫してそう。引き継ぎの人権っぷりが救いかもしれない。 カレトレ カレンチャンかわいい! 置いておくとしてカワイイを求めるのは修業である難易度。 アルトレ ギャグとほのぼのがいいバランス!D√さんはどうして出来たのか裏話が気になる代物。 パラトレ オマケなのに重たい!何故こうなったのか気になる√だ。 マーチトレ 難易度が良い!初心者にも配慮され、エンドも良さそうな初期にやるべきシナリオ。 ドトトレ 業が深い!イベント完走のために走り回らなきゃいけないみたいだがでも案外楽なのかも。 デジトレ 初見殺し!あえてミスしたりするのは中々大変な代物。他の管理要求の練習にはなるか? 14二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 07 35 35 簡単な俺からの個人的な攻略の感想第三弾 先に言っちまうけど初見殺しやらフラグ管理やら厳しくてクソゲー杉ぃ! ドベトレ 発狂しそうな√、真√が異様に難しい。あえて死ぬとか普通選ばんぞ!しかも恐らく長い!よって初見無理!救いは引き継ぎの神さか。 マクトレ √ウィザウトの管理把握がきついよ!フェーズ変化とかどう考えても難易度爆上げ要因。よわよわの面倒さとマックの凄さが分かる。 キタトレ 通常と魔女仕様の差がやばすぎ!好感度上がらないし心開かないし、しかも好感度上限と過去品全部はキツすぎワロス。トゥルー見れた人少なそう。 サトトレ 心折設計すぎるだろ!ロリを求める人の心を粉砕する圧倒的管理能力要求。お前はロボトミーか。地雷も多過ぎでRTAとか不可能すぎる。 総じて狂気的なシナリオの四天王。ライター出てこい。(なお内二人は私が書いた ≫25ガンギマリ頭スズトレ21/10/24(日) 07 51 33 スズトレ編 基本的に親友か相棒で分岐し、さらに相棒から愛情ルートが分岐する感じ。ある意味多分めんどい 親友ルート 一定以上の好感度稼ぐのが条件、多分70%くらい。一見難そうに見えるがスズトレから絡んでくる回数が多く、なんなら他キャラと友達なったりしても上がる時がそこそこあるので意外と楽。クリアする事で次回以降のスズトレの好感度があがりやすくなるボーナスがつく。 相棒ルート 『復活の逃亡者』イベントを完遂し、かつ好感度MAXが条件。要は不調時のスズトレの相談に乗れるか否か。これが超めんどくさい。10月末までに好感度70%以上にしとかないとそもそもイベント発生しないしイベントがある事に気づくのも難しい。だってこいつ不調なっても様子変わらないからね。強いていえば露骨に崩した11月は一切出てこないからそこでアレ?となるくらいしか判断材料がない(12月には何事も無かったように復活する)。スズトレとだけじゃボーナス込でもキツイためまともトリオや同期、ピックアップ組辺りと仲良くなっておくべし。 10月末までに好感度70%以上になってるとスズカが相談しに来て発覚し、『復活の逃亡者』イベントが発生。計4回で、全部で正しい選択肢を選べば完遂判定となる。別に間違ってもBADにはならないからそこは安心。完遂さえできれば20%近く好感度が稼げるのでMAXは容易。クリアでスズカと組んでアサヒのトレーナーをする裏ルート、「サイレンスアサヒ編」が開放される 26ガンギマリ頭スズトレ21/10/24(日) 07 51 51 サイレンスアサヒ編 スズカと二人でアサヒのトゥインクルを支えるモード。ノーマルとハッピー、さらにトゥルー(愛情√)に分岐する。 今回は好感度は下がらない(スズトレ編は一応下がる可能性はあった)代わりに、若干スズトレ編より上がりづらい。0とは書いてあるけど実質的に100から200にあげるようなもんだから…アサヒやスズカだけじゃなく他キャラとのイベントもしっかりこなしていこう。最終的な分岐は言うまでもなく天皇賞・秋である。 ノーマル『いつか輝く星々のために。』 条件はアサヒとスズカのどちらかの好感度が50%以下で天皇賞・秋を迎える事。沈黙の日曜日。あ、死んではいないよ。少し早くトリオでほかの娘を見始めるだけだよ。 ハッピー『空にて輝く三ツ星。』 条件はアサヒの好感度が50%以上100%未満、かつスズカの好感度50%以上で天皇賞・秋を迎える事。栄光の日曜日。相棒ルートとしての正当エンディングはコレ。 トゥルー『静かなる星より祝福を。』 条件はアサヒの好感度MAXかつスズカの好感度50%以上で天皇賞・秋を迎えること。唯一の愛情、もとい結婚ルート。シンプルに見えて実は必ず起こるイベントの中に必須の選択肢が存在しており、これらをちゃんと選んでおかないとどうやってもカンストまでいけなかったりする。 ただその苦労に似合うエンディングが待ってると思うよ。書けないけど!!!! 引き継ぎアイテム 「逃亡者達のブレスレット」 スズトレ編相棒ルート、及びサイレンスアサヒ編のノーマル、ハッピークリアでそれぞれ入手できる消費型アイテム。三人の絆の証で、アサヒとスズカの尻尾の毛、あと主人公の髪で作られている。効果としては選択肢依存によるBADENDを踏んだ時に一度だけやり直すことができる。ただし好感度依存(アサヒの天皇賞・秋みたいなの)はかなり前からやり直す必要が出てくるため無理。 「アサヒのブレスレット」 アサヒ編トゥルーで入手。消費はなく常時効果型、全キャラの好感度がほんのりとあがりやすくなる。逃亡者達のブレスレットと違いこちらはアサヒの尻尾の毛だけ。その意味は言うまでもない。 ≫31二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 08 02 03 引き継ぎアイテム品評(前スレでまとめてくれてた方感謝) 「キスブレイズの蹄鉄」攻略ではネタアイテム。ただしスズトレルートでスズトレだけが反応する音がマジで収録されていることがわかったなど考察で結構使える。 「輝ける大三角形」攻略時は持っておいて損はない。ただし低ステータスが必要な時は邪魔になるので無効化しよう。 「猟犬の鎖」持っておいて損はない人権アイテムなのだが手に入れる為に最高難度のドベトレ真ルート攻略が必要なのでそもそもこれ手に入れられる実力ならこれが要らない。 「しあわせの白い羽根」実績アイテム。解析情報で何かしらのステータスに影響を与えていることは判明している。 「杖」テイトレルート周回用アイテム。ちなみに何個もゲットでき効果が重複するので周回しまくるとテイトレが超絶チョロくなる。 「妖艶な記憶の小瓶」テイトレがメスになる。謎の破廉恥さでこのシナリオがCEROレートを上げた説まである。 「真珠の涙」攻略人権アイテム。ネイトレルートを最初の頃にクリアした方がいいと言われる理由。 「1/100 蒼轟巨神ギガンティックブルー」ネタアイテム。月間ランキングで一位になった影山ヒロノブの熱唱が聞ける。 「お揃いのメガネ(サクラ色)」「お揃いのメガネ( 寄木細工の箱入り)」それぞれイベント遭遇率を上げてくれる人権アイテム。ブラトレケツカフェトレなどでは無いとやってられない。 49二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 08 20 26 「三女神RTA」ネタアイテム。ドベトレルートをプレイした後に無性にやりたくなる。 「星のかけら」人権アイテム。攻略難度はそこまで高くなくネイトレルート攻略が簡単になる為最初に攻略するのはブルトレが良いと言われるほど 「金の天秤」人権アイテム。ただし良い選択が必ずしも最善と限らないので真珠かかけらと併用したい。 「モノクル」初心者救済アイテム。マスクデータの挙動に慣れてくると使われないが、それまでは必需品に近い 「懐中時計」初心者救済アイテム。高難度だと詰んだ後も選択肢を出してくるなどこれ対策がされてる場合が多く簡悔を感じる。 「穴の開いた桃の葉」ネタアイテム。固定1%上昇の為確定成功ゼロの選択肢を1%で成功させてしまいゲームをバグらせる原因になっている。 「土鍋」料理倍率が上がるあって嬉しいアイテム。メシマズ食った時の反応を見たい時は無効化しよう。 「中華鍋」ネタアイテム。ミニゲームの難易度が上がる。RTAレギュレーションに中華鍋使用レギュがある。 「マックイーンとの写真」マクトレ周回用アイテム。引き継ぎ経験値稼ぎとアイテム回収でよく使われる。 「魔剣グラム」ネタアイテム。ブルトレミニゲームが無双ゲーと化す。 「進化の繭」実用ネタアイテム。ステータスを向上するがたまに見た目が変わるので見た目がシュールすぎて感動ブレイカーすることもあるので注意。ネイトレルートを謎の四足歩行生物が攻略する動画が有名。 59二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 08 32 41 「拒絶されたメロンパフェ」ネタアイテム。カマライゴン道場にマクトレとマックが出現し攻略ルートトレーナーのスリーサイズとカップサイズを品評してくれる。 「補修された水晶玉」ネタアイテム、カマライゴン道場にフクトレとフクキタルが出現し運勢を占ってくれる。そもそもカマライゴン道場に来てる時点で大凶である。 「宇宙地図」好感度上昇badルート確率軽減の人権アイテムなのだがプレイ中に確認するとプレイヤー発狂ルートに強制的に行くので見てはいけない。 「豪華なお弁当3つ」お助けアイテム。体力を三回まで回復できるのでシンプルに強い。 「パラ斗秘伝の書」ネタアイテム。スロットバトルオブメジロ台をぶん殴った時発動した様子は必見。 ≫38二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 08 06 59 ドベトレ アナザールート「ALL END BEAMS」 マルトレの音量解除により 発見されてしまった「ありえたかもしれない世界」 主人公のあなたはメジロドーベルにそっくりな 女の子。そしてこの世界では「猟犬」ルートで まさかの本物のドーベルまで存在が抹消される という事態に。 この結果、思い出してくれる者が誰も居なくなり 復活出来なくなったドベトレが 主人公が偶然発見した手紙を通して邂逅するシナリオ 序盤では守れなかった悲しみから精神が 完全に崩壊し、チワワみたいに甘えるように。 生きる意味を失った結果、 ドーベルの「トレーナー」だった記憶が消滅。 この時に「思い出さない方が幸せ」という選択肢を とることでしかこのルートを続行できず、 「思い出す必要がある」と答えた場合、 「猟犬」ルートに逆戻り。死にます。 その後ドベトレの引き継ぎ「猟犬の鎖」を 破壊することで ドベトレの新たなる生きる目的として 「メジロフィナーレ」として戦う第二章が開幕。 大体ここでアイテムを壊せずに フラグが立たず終了するプレイヤーが多い。 二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 08 07 28 トレーナーになった主人公と競走バとなったドベトレ の二人三脚が始まり、多くのレースに勝利して 好感度を上げていこう。 この時に隠しステータスであるドベトレが持つ 「メジロドーベルとの絆」よりも好感度を 上げる必要があり、ココが無理ゲー。 100よりオーバーしなければならず、 かつドーベルの存在が抹消されているために、 マスクデータ開示が効かない。 ゲームの仕様上、不可能と思われていたが 大量の引き継ぎアイテムの同時使用による バグ技によりギリギリ到達可能に。やったね。 そして三章エンディングに到達し、 ドベトレはドーベルではなく「あなた」を 選んでくれます。チワワから猟犬へと成長し、 あなたに一生忠誠をつくしてくれるように。 主人公の家でのプロポーズの後、 貪るような激しいキスシーンは超必見。 まあ制作者がプレイヤーに到達させないように しているのでその分三章エンディングは とんでもなくえっち。ヤバいですね!! 一枚絵と音声のダブルパンチで 主人公をめちゃくちゃにするシーンは 必見。ゲーム内最えっちなシナリオ。 まあ到達は理論上不可能なんですがね。 引き継ぎアイテム「猟犬の白き鎖」 一度だけルート分岐を強制的に起こすことが出来る ただ一度だけなのでルートが元に戻ってしまう場合は 流石に無理。お労しや…… ≫50二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 08 22 48 ヨシ!ということで私からは 初心者向けのキャラ紹介 マーチトレ 難易度調整がいい塩梅。親切な設計で2,3回でトゥルーいけそうなシナリオ。 キタトレ 簡単かつ地雷なしの初プレイ向け、中確率でもらえる引き継ぎも使えるので周回も。 グラトレ 初手の対処さえ出来てしまえば簡単なシナリオ。ヤンデレもそう発動するものではない。 ベガトレ 最初は驚くがバッドがない上、上げまくってればいけるトゥルーがいいバランス。 ≫65二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 08 38 38 新人ちゃん√ 新人トレーナーの新人ちゃんと交流しながら彼女の担当になってくれるウマ娘を探そう! 全トレーナーと勧誘イベントがあり達成する事で担当ウマ娘ちゃんを見つけられるグッドエンドに進めるぞ! 引き継ぎアイテム 「トレーナー達との交流記録」 今まで勧誘した全てのトレーナーの記録が書かれたノート。 主人公をトレーナーの担当ウマ娘に出来るmodのようなもの ≫72二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 08 45 54 キタトレのワンシーン出来たよ! 「救われたか…ったのね…」 『…』 「ははは…」 『泣かないで』 『私は貴方のことが好き。』 「…?」 『だから、貴方の過去…十字架を背負ってあげる。』 「…ほんとうに?」 『うん、全部吐き出していいよ。これからずっと、隣にいて上げるから。』 「…あり…が…とう。」 以上トゥルーのワンシーンでした、続きは気が向いたら書きます ≫103二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 09 15 25 ウオトレ(親父)ルートが思い浮かんだのでここにメモしておく ※主人公はウオッカではありませんが、ウオトレのことを以前から知っている中の良い友人とお考え下さい A:共に歩む明日 健全に友情を深めながら恋愛関係に至るルート。 時にウオトレ、時にギムレットと交流を重ねながら最終的にはギムレットに背中を押されたウオトレに告白される。 一番平穏。普通な明日が続くことこそ何よりもの幸福。 A :ジンの香りはいつまでも Aの変化形。ギムレットとの友好度を規定値以上積み重ねると発生。 ウオトレとギムレット双方が主人公を好きになるが、妻への愛と自らの境遇が故にギムレットが自らの消滅を選ぶルート。 何かが欠けた明日は少し寂しいけど、誰かを愛した想いは遺り続ける A”:ライムの樹はとこしえに Aの変化形。ギムレットとウオトレの友好度を同時に上げていくと発生。 ウオトレとギムレットとの間で主人公を奪い合うことになり、最終的な選択は主人公に任されることになるルート どちらを選択するにしろ、片方はもう片方を祝福してくれる。 信頼とは重く、重くあるが故にそれは硬く結ばれ離れないものだ B:ギムレットにはまだ早い 上記3ルートを攻略済みで解放される新規ルート 基本的にはAルートの流れに沿いながら進むがギムレットが登場せず、ウオトレの行動が変化している Aルートではウオトレの方から告白されたが、このルートにおいては主人公側から告白を行うことになる。 そして明かされる真実。ウマ娘になった時にウオトレは消滅し、別人格であるギムレットだけが遺された。今主人公の目の前に居るのは自身の想い人の振りをしただけの別人だった。 一度はギムレットのことを嫌悪するも、それでも自身の事を想い接してくれる彼に惹かれていく。 最終的には3女神によりギムレットの魂を2つに分割し、それを触媒にしてウオトレの魂を呼び戻すことに成功する。しかしその代償は重く、ギムレットの身体能力は最早レースでは走れないほどまでに衰えてしまう。 ウオトレを愛した時間を失った主人公、生涯を懸けて培ってきた競走能力を失ったギムレット、これまでの時間を失ったウオトレだが、それでも心は前を向き笑って会話をしながら桜花の中を歩いていくところで〆 完全無欠のハッピーエンドではない。歩き続ける明日はきっと苦難に満ちるものだが、それは完璧以上に幸福なのだ。 113二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 09 21 50 追記 Bルート終盤で3女神に頼むために試練を受けることになるが、その内容は「タニノギムレットに勝つこと」 それは自身の過去との決別。勝利を追いかけ続け、愛する人を得たこれまでの生涯を否定することであり、彼は苦戦を強いられるが最終的に主人公への想いを取って勝利する。 妻への愛情は消えていない。むしろ以前よりも愛おしいと思うからこそ、彼は妻が憤ることだけはしないと決めているのだ ≫114ロブトレヒロイン概念21/10/24(日) 09 21 51 ロブトレルート あなたはロブトレの担当ウマ娘(ゼンノロブロイ)になって攻略をしていきます。 このルートではあなた自身のステータスの調整が非常に重要になっていきます。 善戦を続けないと最後のレースに出ることができなくなります。逆に勝利し続けるとバッドエンドになります。 善戦できるレベルのステータスは最低でも常に必須です。 好感度、および恋愛ゲージの上げ方は少しずつ上げていきましょう。好感度は最初から非常に高く設定されています。 また、好感度を上げると恋愛ゲージも少しずつ上がり、最後のイベントで一気に上がるので心配いりません。 しかし、上がり過ぎてもバッドエンドになるので、お互いに支え合いながら、少しずつ歩んでいくのが重要です。 また、お互いの好感度だけではなく、ロブトレの友人とも良好な関係を築く必要があります。築けないままだとあなたがいないうちに起こるイベントでバッドエンドに直行してしまいます。 イベントはどれも綺麗な関係を築いているが、イベントスチルがお互いに頭サイゲということもあって非常にすごい光景になっていると評判でもある。 エンド集 ノーマルエンド「これからも一緒です」 秋シニア三冠をとれないとこのルートになります。 その後も勝てないままではあるが、あなたにずっと寄り添い続け、支えてくれるでしょう。 しかし、その後も勝てず、そのウマソウルに少しずつ浸食されていくかもしれません。 バッドエンドA「姫君の死は覚醒の元」 ロブトレ自殺エンド。 シニア10月までに好感度が50%以下、ロブトレの友人と友情度70%未満で発生。 ロブトレが自分が足手まといになっていると思い、自殺してしまいます。 友人との友情度が足らないとここで止めてくれる人がおらず、人伝にロブトレが死んだことを伝えられます。 その後はロブトレの死で覚醒、ステータスが全てMAXまであがり、どうあっても秋シニア三冠を達成できます。 しかし、その後は勝てないままになり、一緒にいてくれる人もおらず、あなたという存在は忘れ去られていくことでしょう。 115ロブトレヒロイン概念21/10/24(日) 09 22 01 バッドエンドB「寄生姫」 ロブトレ依存エンド。 シニア10月までにG13回勝利、好感度、恋愛ゲージが100%以上、ロブトレの友人と友情度が70%以上で発生。 今まであなたを支えていた彼の姿はなく、そこにはあなたに寄り添い続けるメスの姿があります。 あなたから離れることができず、一人で立つこともできない、でもそれでいい、となっています。 ずぶずぶに依存しており、あなたが離れればウマソウルに浸食され発狂することでしょう。 イベントスチルが非常にエッチなものになっているので一部の人につかわれています。 ハッピーエンド「物語はこれからも続く」 秋シニア三冠をとったうえで、クリスマスまでに好感度、恋愛ゲージが100%以上だとこのルートになります。 このルートは好感度を少しずつ上げていけば、クリスマス時にずっと一緒にいたいことを自覚するため、恋愛ゲージが一気に上昇するします。少しずつ上げていったのであれば問題ありません クリスマスで想いを告げ、唯一無二の関係になったルートです。 ウマソウルも受け入れ、お互いに支え合い、この先もずっと歩んでいくことでしょう。 最後のイベントスチルには少し先の未来の一枚絵もあり、そこには二人の新しい勝負服でパドックに上がる姿が描かれ、これから先も大丈夫だと信じられるものになっています。 このルートに到達するとイベントアイテム「新しい勝負服」が手に入り、新たなルートが解放されます。 新たなルート「トゥルーエンド」への条件 エンド時に好感度、恋愛ゲージ120%以上(この数値は100%までしか表示されません) ハッピーエンドを見ている。 その場合、追加イベント(帰省イベント)が発生し、そこで彼の過去を知ることができます。 その後、4年目ルートが発生し、有馬記念で勝利するとトゥルーエンドへの道が出てきます。 なお、その有馬記念での勝利にはステータスがオールマックスで覚醒イベントがないと絶対に勝てない相手が出てきます。頑張りましょう。 追加ルートは後日実装予定です。 引継ぎアイテム「新しい勝負服」:このアイテムを使用すると全てのステータスが大幅に増加されます。トゥルーエンドでは必須アイテム。 ≫127二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 09 30 31 ドベトレ真エンドは 実質猟犬の鎖使えないのが辛すぎる 死亡ルート把握とフラグ発生用の二つを 特定すんのマジ時間かかる 数十個ある選択肢からはじき出される 数百レベルのパターンを全部把握して、 かつ、存在復活イベントに 他トレーナー8人以上の親愛度が 合計300以上必要なのマジで鬼畜。 マクトレウィザウトは 通常ルートとのギャップが最高!! なんだけどとにかく面倒。 信頼度と親愛度を許容上限ギリギリを ずううううっと攻め続ける鬼畜仕様。 さらに許容上限が不規則に 変化し続けるのがホントにキツい。 依存エンドに行きたくなる誘惑に 打ち勝つのが一番キツいかもしれない…… メジロピースエンドは マクトレウィザウトの上限攻めと 真ドベトレ並の試行回数が要求される マジでヤバいシナリオ。 四天王が二つ合体したら 大変な事になるのは分かってたはずなのに…… メジロ系の信頼度調整はかなりシビアなんだけど、それを二人同時進行でかつ、一桁レベルで調整して やっとメジロバトル到達!! したのに18ターン継続がガチで無理ゲー。 ラストターンでグラム受けきれなかった時は マジでしんどかった ≫141二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 09 39 29 これってさ、ハーレムルートどんくらいある? 確認出来たのがトレセンちっちゃいものクラブ名誉顧問ルートと性徒会の共用備品ルートとDK組メス化ルートしか見れてないんだけど… DK組ハーレムルートめっちゃよかったよ。アホやりながらもだだ甘でUSJイベント主人公の取り合いで超ドキドキした。マクトレとフクトレが姉属性でテイトレとブラトレが妹属性だからすごいバランスがいいんだよね。 たまにしかないけど妹のように甘えてくる姉属性二人とふとした拍子にお姉さんぶる妹属性二人のギャップでうまだっち棒がずきゅんばきゅんする。 ≫143二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 09 40 45 キタサトトレDLC 「私達の救い」 満を持して出て来た残る四天王二人の超高難易度√ 魔女キタトレと精神崩壊寸前サトトレを同時に攻略する。別名狂人サンド√。 魔女キタトレはサトトレに近づくと排除しにかかってくるし サトトレはキタトレに依存してる救いはない世界。 変更点としてキタトレは更に好感度が上がりにくく、サトトレは精神値が下がりやすいルナティックモード 詳しい説明は後述するがただでさえ高いそれが更にあがっている。 ということで残り二人のDLCです。死ぬがよい。 ≫146完全に乗り遅れた21/10/24(日) 09 42 42 カフェトレ(ケツ)ルート このゲームを買った人はまずこれをやれと言われるほど簡単です。だいたいなにやっても上手くいくのでこれでゲームのコツを掴みましょう。 Aルート『親友』 友情度が一定を超えるとこのエンドになります。 ……と言ってもカフェトレ(ケツ)の友情度はあがりやすく、5つぐらい選択を間違っても達成できます。まさに初心者向け。 Bルート「恋人」 友情度、親愛度が一定を超えるとこのエンドに。 友情度はさっきも言ったとおり上がりやすいのですが、親愛度は序盤は上がりにくいです。 風邪イベントで選択を成功するとその後はうなぎ登り、特に問題なくクリア出来るでしょう。初心者にもほど良い難易度です。 Cルート「依存」 2週目かつ、親愛度が友情度を超えると見れます。 カフェトレ(ケツ)は貴方に甘やかされすぎて、貴方無しでは生きていけなくなりました、あーあ。 責任をもってこれからずっと面倒を見てあげましょう。ちなみにこのルートに入るとめちゃくちゃ甘えてきます。 ちなみにカフェトレ(ケツ)を完全攻略しないとそもそも攻略に挑めないトレーナーが何人かいます。めんどくさいですね。 ≫178侘助21/10/24(日) 10 00 13 フクトレで選択肢確率ねじ曲げて マベトレで友好度上昇速度上げまくって アルトレテイトレで容姿改変して マルトレで音量上限解禁した状態で 202のギガンティックブルーを流す まずこの6アイテムを使用して ゲームをバグらせて キタトレで時間を巻き戻して バクトレでランダムイベントこじ開けて サトトレネイトレブルトレの 選択肢確認アイテムで最適解を弾き出して ヒシトレマルトレで体力消費抑えて 最高難易度イベントを突破して ドベトレで強制的にルート変更と カレトレの協力要請をコンマ1秒レベルで 同時発生させて ゲームのバグを強制修正することでしか たどり着けないエンドが あるって聞いたんですが(解析班) ページトップ part306~310はこちら ページトップ
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【TOP】【←prev】【Wii U】【next→】 NINJA GAIDEN 3 Razor s Edge タイトル NINJA GAIDEN 3 Razor s Edge ニンジャガイデン3 レイザーズエッジ 機種 Wii U 型番 WUP-P-ANGJ ジャンル アクション 発売元 コーエーテクモゲームス 発売日 2012-12-8 価格 6800円(税別) ニンジャガイデン 関連 WiiU NINJA GAIDEN 3 Razor's Edge 忍者龍剣伝 関連 Console Game FC 忍者龍剣伝 忍者龍剣伝 II 忍者龍剣伝 III SFC 忍者龍剣伝 巴 PCE 忍者龍剣伝 Handheld Game GB 忍者龍剣伝GB 摩天楼決戦 GG 忍者外伝 駿河屋で購入 Wii U
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≫170二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 22 37 27 ーーーサトトレはアルバムを見ていた。 「…何をみてるんですか?」 …いつの間にか隣にいたスペトレが問いかけてくる。 僕は笑いながら答えた。 「僕の思い出のアルバムだよ。」 そのアルバムには何枚もの写真が乗り、僕はそのうちの一枚を指差す。 …それは高校生だった頃にキタトレと撮った写真だった。 「懐かしいなぁ…あの頃は。」 『サトトレ、課題は終わっただろう?』 『ん?ああ、そうだね。』 『よし、ゲーセン行こうか。今日もベスト更新しよう。…サトトレもだぞ?』 『ははは…お手柔らかにね』 「いつも僕を引っ張ってくれたのはキタトレだったね…」 「キタトレさんは今も先導してくれるよな。最近も俺を手伝ってくれたし。」 「うん、キタトレは昔からそうだから。」 172二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 22 38 19 ページをめくり、次の写真を指差す。 「…これは?」 「卒業時の写真だよ。」 『サトトレ、何かあったらすぐに言ってくれ』『…いきなりだね。』 『いつでも助けてやるから。…お前は危なっかしいからな。』 『心配性だね、多分僕は大丈夫だから。それよりキタトレはファンクラブはいいの?』 『…ああ、あのクラブの相手してあげないと…』 「キタトレは人気だったなぁ…」 「やっぱり昔もなのか?」 「うん、昔から面倒見が良くて人気があったから。ファンも多かったしね。」 「凄いなぁ…」 「うん、僕の最高の親友で器用な人だよ。」 そっとアルバムを閉じる。立ち上がって言う 「そろそろ行こうかな。さようならスペトレ。」 「サトトレさんもさようなら。」 僕は歩き出す、次のナニカを刻むために 駄文失礼しました スペトレエミュが違ってそうでガクブルしてます。 どこまでも器用なキタトレととても不器用なサトトレの対比です ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part312【TSトレ】 ≫20ロブトレヒロイン概念21/10/24(日) 23 07 31 過去回想:ロブロイとの出会い第四話「物語の最初の1ページ」 「トレーナーさん、次の話ですが、こういうのはどうでしょうか?」 「なるほど、いいですね。ですがそれだと次の冒険に響きますから、ここはこうではないでしょうか?」 「ですが、もっとこうした方が……」 「ならここをこうして、どうでしょうか?」 「はい!これならとてもいいと思います!」 ロブロイの物語のヒロインになると宣言をしてから、トレーナーである私自身が考えるだけではなく、ロブロイ自身も一緒に物語を綴るようにしてトレーニング内容を考えるようになった。 お互いに尊重しあい、また、ロブロイ自身も本当に物語の主役のように感じて、楽しみながら、そしてその熱意を燃やしながら、トレーニングに取り組んでいく。 また、ロブロイ自身もやはり体は弱い方で、保健室に横になることもあったが…… 「トレーナーさん、ごめんなさい……心配、かけてしまって……」 「いいのですよ、それにこれもまた、一つの物語の一幕ではありませんか?」 「ふふ、そうですね……英雄が倒れたのを看病する、というのも、物語、みたいですね」 そういうときはすぐにロブロイのもとに駆け付けて看病をしていた。 保健室の養護教諭でもあるタキトレさんとは保健室に通うようになってからは顔なじみにもなった。 また、寮で休んでいるときはライス経由でお見舞いの品などを渡したりもしました。 そして、少しずつ、少しずつ一緒にトレーニングを行い続け、ついに選抜レース当日になりました。 地下バ道で、選抜レース前にロブロイへと声をかける。 ロブロイは少し緊張してはいるが、それでも以前のような調子の悪そうな様子はなかった。 「あ、トレーナーさん……」 「ロブロイ、あなたの、英雄としての走りを魅せましょう」 「はい!トレーナーさん、行ってきます」 その顔に迷いはなかった。今のロブロイなら大丈夫。そう自信をもって言えるほどに……。 21ロブトレヒロイン概念21/10/24(日) 23 08 04 ガコンッ! ゲートが開かれる。 以前参加した選抜レースの時と同じように、今回も1800m。 以前は見に来てくれているトレーナーさんに私の走りを見せよう、と思って焦ってしまった。 でも、今は違います。トレーナーさんがついてくれている。あの時は見せる相手であったトレーナーさんが、今は一緒に紡いでくれている。 『ロブロイの強みは三つあります。一つは安定した走り。あなたの走りは本当にきれいなフォームで走っています。落ち着いていけばこの距離も問題なく走れます』 トレーナーさんは言ってくれました。私の走り、フォームは崩れることなく、とてもきれいな走り方をしていると。 以前は焦ってしまって早めに出てしまいましたが、今回は差し、序盤は足をためていく。 呼吸が、軽い。走りに乱れはなく、落ち着いて、トレーナーさんと一緒に走ってきたように。 そして…… 『二つ目はその末脚の鋭さです。あなたの末脚は誰よりも早く駆け抜けます』 「やあああ!!」 最終コーナーに差し掛かるところで、今までためてきた足を踏みしめ、一気に…… 駆け抜ける!! 『おおーと!ここでゼンノロブロイ上がってきた!これはすごい末脚だ!』 次々に眼の前のウマ娘を抜き去っていく。そうです、この走りです。 私が目指している英雄の走り。かつての英雄たちのように、誰にも負けない走り方。 でも、まだだ……まだ、前を走る子は諦めていない。あそこから再加速している。 このままだと、押し切られる……あの人も、負けたくない、勝ちたい、という気持ちが伝わります。でも…… 22ロブトレヒロイン概念21/10/24(日) 23 08 15 『そして三つ目。崩れない心。物語の主役になりたいという強い熱意を決して崩れることがないその心です。その心があなたの一番の武器です』 勝ちたい、物語の主役のようになりたい、英雄の走りをしたい、そして、トレーナーさんに私の走りを魅せたい。 その想いが私の足をより熱くさせます。まだ、まだいけます。 負けない。私は……私だって…… 「私だって、物語の主役になるんです!!」 その想いのままに、さらに足を踏み込む。 前へ、前へ、もっと、もっと、前へ! 誰にも負けない英雄のように!! 『ゼンノロブロイ、さらに加速する!ぐんぐん追い抜いていく!ゼンノロブロイ、1着でゴール!!』 その想いのまま、走り切りました。 英雄は、ヒロインである姫に支えられて、大きな戦いを制したのでした。 23ロブトレヒロイン概念21/10/24(日) 23 09 42 「トレーナーさん!」 「ロブロイ、お疲れさまでした。本当に素晴らしい、走りでした」 レースを終えたロブロイが私の元に駆け寄ってきます。 その表情はレース後であるのに疲れを感じさせず、満面の笑みでした。 「あの、私、私が目標にしている英雄の走りに近づけたように感じます」 「ええ、ええ、確かに見えました。あなたは少しずつ、そして確実に英雄へと近づいていますよ」 「はい……それも、トレーナーさんが一緒に物語を書いてくれたおかげです」 そうしてロブロイが嬉しそうに今日のレースのことを語っていると…… 「そう、その人がロブロイちゃんのトレーナーさんなのね」 「え……お、お母さん!」「え……ロブロイの、お母様、ですか!」 「ええ、初めまして、ロブロイちゃんの母親です。ロブロイちゃんがお世話になっております」 後ろから年上の女性の方がいました。どうやらロブロイの母親のようでした。 ロブロイも驚いているのを見ると、恐らく内緒で見に来ていたようです。 そうして驚いていると、お母様はロブロイと嬉しそうに話し始めました。 「ロブロイちゃん、頑張ったのね。お母さん、ロブロイちゃんが嬉しそうに走っているの見てとてもうれしかったわ」 「はい、お母さん。私、走るのが楽しいです。トレセン学園に入れて、よかったです」 「よかった。素敵な出会いをしたのね……トレーナーさん、どうかロブロイちゃんのこと、今後もよろしくお願いしますね」 ロブロイのお母さんから深々と頭を下げられる。 本当に、ロブロイは親にとても愛されて育ったのが伝わる。 そんな大切な一人娘を、これからも預かっていくのだ。改めて、そのことを心に刻み込む。 24ロブトレヒロイン概念21/10/24(日) 23 10 04 「ええ、必ず、ロブロイを、彼女の目指す英雄にしてみせます」 「本当にいいトレーナーさんね。ロブロイちゃん、これからもトレーナーさんと一緒に頑張ってね、お母さん、応援しているからね」 「はい、お母さん、見ていてくださいね。私、頑張りますから」 そうして、突然のロブロイの母親はそのまま去っていきました。どうやら近くのホテルに泊まる、ということです。 後でロブロイも一緒にご飯を食べるとのことで、レース後のミーティングは早めに切り上げ…… 「あの、トレーナーさん……」 「どうしましたか?これからお母様とご飯を食べに行くのですよね」 「いえ、その……私、トレーナーさんが一緒に書いてくれたから、ここまで私自身の物語を、レースができました」 「私ひとりじゃ、きっとここまでこれませんでした。トレーナーさんがいてくれたから、私、走れました。やっぱり英雄にはヒロインが必要なんです」 一呼吸おき、真っすぐに私の目を見る。その瞳には、あの時のように強い英雄への想いが光り輝いている。 「トレーナーさん、これからも、一緒に物語を紡いでくれませんか」 ああ、やはり私はその姿に心の底から惚れたのだ……。 「ええ、私の方こそ、どうかあなたの物語を紡がせてください。あなたの物語のその先を見たいのです」 そうして私とロブロイの物語の最初の1ページは終わりました。 だけどそれで終わりではない。次のページを捲り、二人でそのペンをとる。 私たち二人の物語は、始まったばかりなのですから……。 ≫56二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 23 43 03 『ドべ助、泊まりに来る』 「ブラトレー、来たぞー。案外近いっぽいな」 「おお来たかドベ助。まあトレセンまで軽く走ったら10分程度ってところだな」 「しかしなぁ、いろんなトレーナーのところに泊まらせてもらったが」 「ン、なんか問題あったか?」 「いや、ぶらとれの家の中が思ったより汚くないんだなって」 「──さよーならー」ギィィィィ 「待って閉めないで!追い出さないで!」 「もう秋だぞ、外は涼しくて過ごしやすいぞぉー」 「そういう問題じゃなぁい!野宿する羽目になるじゃねえか!」 「じゃあその俺が掃除ができないズボラなやつのイメージを払拭してから来な!30分間ランニング!」 「うひぃー!」 「ぐへー、戻って来たぞ……うおーい」(ピンポーン) 「おかえりー。ご飯できてるから食べなさーい」 「……まさかこの時間で用意してくれたの?」 「いいから食え食え、出来立てを腹減った状態で食うのが一番うまいぞ」 「あざぁーっす!」 「あ、シャワー先でもいいぞ」 「おなか減ってるからご飯先で!」 「ビーフシチュー良いねえ…濃厚な味わいだ」 「あったかい料理が心にしみる時期だからな。ちょっとすき焼きと迷ったが今日は白菜のいいのが見当たらなかった」 「すき焼きも食べてえなー……」 「ドべ助お前料理って出来たっけ?」 「……あんまり。でもサバイバル能力はちょっとあるぞ?」 「歪だなあオイ!とりあえず包丁くらいはまともに握れるんだろ?あとはまあフライパンや鍋の扱いとかができれば十分行けると思うぞ」 「ぬぬぬ、まあ一人暮らしってなるとそれくらいはできないとな…」 「あと、野菜の皮むきとかを何も全部包丁使う必要はねえんだ。道具を使え!適宜楽をしろ!」 「べ、勉強になる!」 57二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 23 43 13 ~桃〇12中~ 「おいやめろドベ助、考え直せ。今都心に突っ込んだら間違いなくハリケーンに巻き込まれるぞ」 「止めるなブラトレ、今あそこは空き物件の山だぞ。今あさらずに放置してたらさく〇にむしり取られる!」 「行くなぁぁぁ!」 「おらーランドセルタワーだぁぁぁぁああああああこっちくんなそしてギリギリで擦り付け失敗してんじゃねえええええ」 「おいたわしや、欲望に負けたドベ助……」 「待てこらドベ助、そこの物件あと一つで独占なんだ手え出すんじゃああああああ!」 「放置してたブラトレが悪いぜふはははー!」 「呪われろ!呪われてしまえぇい!」 「敗者の負け惜しみはおいしいなぁ!」 「お前次のターン絶対なんか起きるように呪ってやるぞ……」 「今日は調子がいいんだ、そんなことには負けねえ!」 「あ、ドベ助お前行先全部赤マスか黄色マスだぞ」 「んげ、いや、俺は俺の運を信じる!黄色マス!あっデビルカード」 「あっ」 「あっあっ銀二全額スリ……」 「おいたわしや、一文無しのドベ助……いや物件売って一文無しではないな」 「やめろ!悲しくなる擁護はやめろ!」 「け、結局ギリギリ負けた!」 「むしろあれだけ無茶苦茶な被害請け負ってよく2位まで戻ってこれたな」 「運が良かった……それに尽きるぜ」 「最初からその運を活用すれば十分1位だったのにな」 「言わないでくれ……!」 59二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 23 43 23 「さー寝るぞ寝るぞ」 「ブラトレの家ってなんで布団が2セットあるんだ?」 「まあ友人が泊まったりすることもあるしな。いつぞやはブライアンも使ってたと思う」 「嘘ぉ」「あ、そ、そういうことは特に起きてないからな?」 「……まあ知ってたけど」 「むしろお前が大丈夫なのかよ、ドーベルちゃん結構お熱じゃないの」 「ま、まだ俺には早いから……」 「……いやそこはドーベルには早いって言うところだろ」「ぐぬぅ…」 「まあ一人暮らしし始めたらドーベルも遊びに来るだろうし布団ぐらい用意しておきなさいよ」 「……もぐりこんできそう」 「……寝るかぁ」 「そうしよう……」 「おはようございまぁぁぁぁぁす!」 「ごがっ!う、うるひゃい……まだ6時前だぞぉ……」 「さあ新しい朝が来たからさっさと起きてジョギングすっぞドベ助!」 「き、きぼう……二度寝ぇ……」 「そんなもんは無し無し、さっさと起きろ起きろよーい」 「んごごごご……」 「で、どうだった?」 「まあ……悪くはないけど起き抜けのジョギングきつい」 「まあそうだろうなー。朝から運動するのは健康にいいからやっていいと思うぞー」 「そうか……?本当にそうなのか……?」 「ま、とりあえず朝ご飯はおいしくなるな」 「……確かに」 「また泊まりに来ていいんだぜー。歓迎するよ」 「……まあ、楽しかったし考えとく。ありがとさん」 なんだかんだ楽しんでくることができたドベトレさんであった。 ≫64二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 23 56 40 DK組看病ネタ 「鍵いつものとこか?」 「…いや、開いてる」 「不用心過ぎますわ…」 雲が泣いたように雨が降り注ぐ天気の中、三人のウマ娘がドアを開けてとある部屋に入る。その手には食材や飲み物といった見舞いの品があった。 フクトレとブラトレとマクトレがやって来たのはテイトレの部屋。恐らく直前に連絡して一番上に来てたであろうブラトレがメッセージを受け取ったからだ。 その内容は、体調を崩したからテイオーを頼むという簡潔なもの。自分の心配をしろと呆れた三人が各々必要な物を用意して同僚の様子を見に来たのである。 「おーい入るぞー…入ったぞー」 「不法侵入ですわー」 「調子どうだー…あーっとこれは…あれか?」 「…そうっぽい。テイトレ、俺達のこと分かるか?」 入り口を抜け、ベッドの置いてある部屋に入った三人が顔色を変える。ベッドから半身を起き上げたテイトレの瞳が虚ろで光が無いのを確認したからだろう。当の本人は来訪者を見てへにゃりと笑顔を見せる。 「…こんにちは」 「んー…駄目そう」 「はいこんにちは…お名前とお仕事を聞いてもよろしくて?」 「…?えっと、俺は…トレセン学園っていうとこで働いてて…おれは…トウカイテイオーの…トレーナーで…っ!!」 ニコニコと笑っていたかと思うと急に血相を変えて、呼吸を乱し震え出した。 「わっ…私、だれ、だれかの役に、テイオーの役に立た、立たないと…っぁ…!ゔ、えぇ…」 「大丈夫ですわ…っあー…やっちゃいましたわね…」 ぶつぶつと幽鬼のように呟きながら立ち上がろうとする彼をフクトレが押さえ込む。 その際にベッドに置かれていたガラスのコップが落ちて割れ、それを見たテイトレが水分だけで構成された嘔吐をした。 ベッドが、自分の寝間着が、近くにいたフクトレの衣服が少し汚れたのを見て歯を震わせながら頭を下げる。 「ごめんな、さい…ごめんなさい…!」 「おう気にすんな。これ飲め」 この世の全てに怯えるように震えるテイトレは零れ出る涙を拭おうともせず、嘔吐きながらも差し出された水をゆっくりと飲み干す。半分以上をベッドに溢しながら。 一息吐いたのも束の間、一種のせん妄のような状態になったテイトレの声が懺悔から助けを求めるものに変わる。 65二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 23 57 02 「助けて…テイオぉ…父さ…母さん…怖いよ…ひっく…」 「大丈夫だー…大丈夫だぞー」 ぐしゃぐしゃと赤子の様に、幼児の様に泣き崩れるテイトレに吐瀉物や割れた食器を片付けながらそうブラトレが声を掛ける。 心の奥底からの救いの声。彼が彼女になったとしても頼りたい、縋りたい人への願い。 (それにしてもまぁ…親より先にテイオーが出て来るのはテイトレらしいというか…) 全員が苦笑いを浮かべながら各々の行動を取ろうとして、息を呑んだ。 「たすけ、て…フク、トレ…ブラトレ…マクトレ…」 びくりと、三人の動きが止まる。一人は差し出そうとした手を震わせ、一人は拳を強く握り締め、一人は唇を噛み瞳を伏せる。 「テイトレ、ここにいる。いるから…ほらつかまって…大丈夫…大丈夫…」 「う、うぅ…うゔゔぅ…!」 「…ゆっくりお休みなさい…私達が、そばにいますから…」 フクトレが震える身体を抱きしめ、頭を抱える。その背を優しくマクトレがあやす様に叩く。嗚咽混じりの泣き声は数分もしないうちに止まって規則的な呼吸音が部屋に響いた。 「…眠ったか?」 「タキトレに言って貰っといてよかったな…睡眠薬」 くしゃりと潰した薬袋をゴミ箱に放り込む。見舞いに来る前にタキトレから渡された睡眠薬を嘔吐した後に飲ませた水に混ぜていたらしい。 「後は寝間着も変えておきましょうか…失礼しますわよ…っ!」 胃液で汚れたテイトレの服を下着だけ残し着替えさせようとして、顔を顰める。汚れの不快感などではなく、彼の左足を見て。 66二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 23 57 36 白い肌に負けぬ程清潔な包帯は、どす黒く、真っ赤に染まっていた。まるで咎人のように、幸せになる事を許さぬ様に。 「圧迫する。マクトレ頼む」 技術も知識も一流のトレーナー達の手によって手際よく手当とテーピングが施される。そのまま衣服を取り替え清潔になったベッドで横にさせる。縋る様に差し出された手をフクトレが握ったまま。 「…はぁ…」 誰かが吐いた、深い、重いため息。汚れ物を洗濯機に放り込み戻ってきたブラトレがそのまま近くの壁にもたれかかる。 「…最近は、明るかったから吹っ切れたと思ってたわ」 「久しぶりにここまでなったこいつ見たな…」 「…多分、体調不良だけじゃ無くて」 ぽつりと呟くように口を開いたマクトレを二人が見やる。眠り込んだテイトレを眺めながらそのまま言葉を続けた。 「弱ったところを間違いなく蝕まれたんでしょう。私達を変えたナニカ…邪神に」 弱々しい、哀れな犠牲者の頭を撫でながら、もう片方の手は血が滲む程強く握り締める。 「面白半分なんだろうよ。あのクソ野郎共からしたら…俺は、奴等を許さねぇ…未来永劫。何があってもだ」 忌々しそうに言い切ったその言葉に同調するように二人が黙り込み、静寂が包んだ部屋で三人の瞳が一箇所に集まった。 どうか、願わくば幸せな夢を見ているようにと。 67二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 23 58 01 「いやーごめん!覚えてないけど看病してくれたらしいな!」 「…おう、足大丈夫か」 「…覚えてないのか?」 「おー車椅子使う程じゃないから平気…ってそれがさぁ、なんかその部分だけ記憶が抜け落ちたみたいで…俺なんか迷惑かけた?」 「…うう…酷いですわ…私と共に愛しさと切なさと心強さを追いかけたあの日を忘れるなんて…」 「過ちを恐れずに俺は進むから…なんか迷惑かけたっぽいな…今日飯奢るから許してくれ」 「仕方ない…焼肉で手を打とう」 「寿司でもいいぞ。回らないやつ」 「えっ…えっ…?」 「私行きたいバーがありまして…アルティメット高いお酒置いてますのよねぇ…」 「無理!無理だって!お財布が死ぬ!」 「おーお前の財布空にしてやる」 「明日休みだしテイトレの家で二次会するかー」 「…?なんだよー頭撫でんなよお前ら」 ≫74二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 00 14 09 パーラシンシン!お望み通りテイトレ先輩にはえっちな目にあっていただきます! テイトレ「お前は何を言って」 問答無用です!テイッ! テイトレ「ウッ」 恐ろしく早い手刀...私でなきゃ見逃しちゃいますね... さて、先輩をこのコンテナ部屋に寝かして...先輩の携帯からテイオーちゃんにここに来るように伝えて...この紙を貼ればOKですね! 《うまぴょいしないと出られない部屋》 ──────────── 見せられないよ! ──────────── ≫89チヨノオートレSS21/10/25(月) 00 39 49 チヨノオーさん、私と一緒に走ってみませんか?」 ウマ娘になって間もないある日、トレーナーがそんな事を言い出した 私もウマ娘になったトレーナーの走りが気になったのもあり了承した トレセン学園のトラックで待っていると、ジャージを着たトレーナーが現れた 改めて見てみると中々の美少女ウマ娘だ グレーっぽい白の長髪に、紺紫の釣り目。顔立ちは整っている 走りの方はどうかというと 最初は人間との違いに戸惑っているようだったが 今まで収集した知識のおかげかすぐに慣れていった 「それじゃあ、一緒に走りましょう」 大分慣れてきたのか、トレーナーは次の段階に進みたいらしい 並走のスタート地点を指で指示してきた 距離は皐月賞やホープフルステークスと同じ2000m 合図はコイントス 「位置について―――」 打ち上げられたコインがしばし滞空する 「用意」 地面に落ちる瞬間、私は弾かれたように飛びだし―――― 目の前の光景に唖然とした まだ殆ど時間が経っていないのに、トレーナーが数バ身先を走っている いやそれだけじゃない 私との差がじわじわと開いていく 91チヨノオートレSS21/10/25(月) 00 40 57 「くっ」 更にギアを上げようとして思いとどまった 他者に無理に合わせてペースを崩したらいけない 私は自分のペースを守りながら走ればいい。逆転は終盤でも可能だ そう考えてトレーナーの後ろを追随するも 「スピードが落ちない――?」 終盤になって追い上げるも、差が思った以上に縮まらない そしてその差を最後まで維持されたままゴールイン 「はっ…はっ…」 荒れた呼吸を整えながらトレーナーの走りについて振り返る 彼女の走りは想像以上だった 脚質や距離適性は分からないけれど、相当の実力者で間違いない 恐らく今からクラシック級に出ても通用するだろう 今後トレーナーを仮想ライバルにして鍛えるのもありかもしれない そんな事を考えていると、トレーナーが寄ってきた 「チヨノオーさんから見て私の走りはどうでしたか?」 どうやら私の所感を聞きたいようだったので、素直に気持ちを話した 「凄いですッ!!なんならこれからも一緒に走りたいです!」 若干まくし立ててしまった感があるが、私は単純に嬉しかった 2人でこれから走りを作り上げられる気がしたのだ 100チヨノオートレSS21/10/25(月) 00 53 31 トレセンコソコソ噂話 チヨノオートレの適正距離は1800m~3000m 差しも先行もできるらしい チヨノオートレの固有スキル 『DATE CALCULATION』 膨大なデータにより最適の挙動を演算し、凄く抜け出しやすくなる ≫107二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 01 02 55 「楽なんですのよ最近」 「ん?」 時々開くオンライン飲み会も中盤に差し掛かった頃、マクトレの話。 「最近まともな夢ばかり見ますの」 「まとも?まともじゃない夢って?」 「何回かお話しているでしょう」 「あ、うぅ」 いつも見ている夢の話は3人とも何度か聞いていた。それゆえテイトレは顔を赤らめ、フクトレは皺を寄せ、ブラトレは顔を伏せた。 「耐性が低すぎるよ」 「このアホは置いとくとして、いいことなんじゃないか?減るだろ、負担」 「そうなのですけど」 マクトレは頬杖をつき、はぁ、と溜息を吐いて続けた。 「急すぎるんですの。まるで嵐の前の静けさのような」 「なるほどねぇ」 ウマ娘化トレーナーに影響を及ぼす謎の存在。その毒牙にかかり心をおられかけたトレーナーは複数いる。最近はマクトレにやたらご執心でマクトレの夢をうまだっちなものにしていたのだが、ここしばらくそれが消えたということだ。 「となると何が起こるんだろうな?お前自体に何をしてもだいたい耐えるだろ?」 「ま、耐えますわね」 「素晴らしい自信だね……」 「お褒めに預かり光栄ですわ」 「そこは尊敬できるからな。そうだ、今まで何が起きてたかを少し思い返してみるか」 そして3人、途中からブラトレが復活し4人で今まで起きたことについて知っていることを話し合った。ウマソウルの侵食、掛からせ、夢。いろいろあったなと思っていたところで、テイトレがふと思い出した。 108二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 01 03 16 「記憶喪失」 「あー」 セイトレの記憶が飛んでいたことがふと浮かんだのだった。発言により、全員がそのことを思い出す。 「流石に記憶持ってかれたらやばいですわね」 「普通はそこまでされる以前でやばいんだよ?」 「しかしなぁ、アイツら与えることはしても奪うことはしないよなあんまり」 「例のアレが関係ないか、それとも何かとの交換だったり?」 「科学的に訳分かりませんわね……しかし記憶喪失ですか」 「こいつが記憶喪失になったとしてどうなるんだろうな?」 「メジロガンギマリがナニモノガンギマリになる」 「ひでぇ」 「でも確かにそうかもな……や、俺は記憶失っても酒飲んでる説を推す」 「フクトレも充分酷いよね」 「そうだぞー」 「そういうブラトレはどうなんだ」 「そうだな……なんか起きた瞬間マックイーンの顔見て記憶戻りそう」 「そういう話じゃ……マクトレ?」 談義に盛りあがっている中で、フクトレはマクトレが途中から一言も話さなかったことに気がついた。抗議も同意もなく、ただ険しい顔で手元を見ていた。 「どした?」 「──どうなるんでしょう?わたくしには見当もつきませんわ」 「本人がわかんねぇのか」 「わたくしが思い出を全て忘れたとして……どうなるんでしょうね?なんだかどの時期のわたくしも当てはまらない気がしますわ」 「ま、ふつーはそうだよな」 「そもそも記憶喪失になるとわかった訳じゃないもんね」 「ですわね。とりあえず色々考えてみて備えときますわ」 こうしてまた4人はありふれた話題へと戻っていった。 109二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 01 03 33 この数日後、マクトレの記憶は消えた。 ≫131二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 01 41 07 最悪の目覚めだ。頭から突っ伏して床に寝てるなんてどんな寝相なんだ。 体を起こして支度を、そう思った時── 「ッうぉおおわぁああ!!?」 右足が動かず体が床に叩き伏せられる。とっさに掴んだ木製テーブルはバキバキと嫌な音を立て一緒に床に転がった。 ドサドサとテーブルに載っていた本やノートが落ちてくる。 「な、なんで?老朽化でもしてた?」 イヤそんな事どうでもいいと頭を振る。まだ痛い。 取り敢えず右足の感覚が戻るのを待とう。右足を見ているとゆっくりと感覚が戻ってくるのを感じる。 よろよろと立ち上がりこの部屋の洗面台へ向かう。右足はまだ怖いが何かに捕まりながら慎重に歩く。 取り敢えず酷い寝癖がついてなければ良い、位に思っていた。ただ、寝癖で説明のつかない大きな耳二つが頭に載っている。 ポカンと立ち尽くし呆気に取られている鏡の中ウマ娘は、見る見る血の気が引いていった。 「ウマ娘、だったのか?いや…でも、えっ」 「男?女?この服は男物だけど…俺?俺…は、誰なんだ…」 混乱。困惑。──やがて、憤慨。 「ふッッッざけるな!なんなんだお前は!なんで俺の動きを真似る!?」 右手を思い切り鏡へ振り下ろす。右足の感覚が消え前へ倒れるが止まらない、止められない。 割れた鏡が耳に、頭に降り注ぐ。頭に当たる鏡の破片は自分の体だとこれ以上なく主張をしていて尚更腸が煮えくり返る。 「お前はなんだ!俺は誰だ!!答えろ!何か!答えろ!!!」 132二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 01 41 25 鏡が飛び散った洗面台を殴りつける。洗面台を左手で掴み体を支えていたが自分が映るほどの鏡が残ってない。 視線はすぐに転がった鏡の破片に移っていた。大きい破片をすぐさま砕くように殴りつける。 あのウマ娘が映っている、ココにも、そこにも。まだ!まだ!まだだ!!! 細かな破片を握りつぶしていく内に両の拳が赤くなっていた。叫びすぎたのか息が荒い。 鏡の破片を大体砕いた頃、急に不安になったのか今度は泣きたくなってきた。この後何をやればいいのかわからない。 助けを求めるように誰かの部屋…俺の部屋だと思う。に戻る。壊れたテーブルと散らばった本とノート。 そして、アルバム。アルバム?飛びつくように掴む。また右足がおかしくなりベッドに頭を打ち付ける、鈍い声が出る。 パラパラと捲ると知らない男女二組と男が二人写っている写真が幾つも出てきた。コレは俺?俺なのだろうか…。 一枚捲る、わからない。また一枚、わからない。成長している男二人のどちらなのか?わからない。この男女二組の誰か?わからない。 ココは俺の部屋ならなんでわからない?なんで?おかしい、こんな事はおかしい。 「…ぅ、ふぐ…ひっ、ぅう…ぐす、ぁあ…」 気づいたら俺はアルバムの写真を一枚一枚破り始めていた。 なんで破りだしたかはわからない。何時破り始めたかもわからない。 気づいたら破りだしていた。気づいたのに止められない。自分で自分をコントロール出来ない。 ひたすらひたすら、おかしい事でも、間違っていても。今自分で手を止められない。 気づけばアルバムの写真は全て破かれ、気づいたらページも破りだしていた。 なんでページも破っているんだろう、なんて思いながらも手は止まらない。涙も止まらない。本当にこの体は自分の体なんだろうか。 アルバムのページを破り終わり、ウマ娘の力で強引にカバーも破る。それでも涙は止まらない。 「ぅ、ひぐ…ぁ、うわあああああああああああ!!」 ベッドに縋り付き泣いた。俺は結局誰で何者なんだ。思い切りベッドを殴りつける、軋む音がする。 何も答えてくれない、答えになってない。どうすればいい、何をしたらわかる。 涙が止まるまで一発、もう一発とベッドを殴りつける。変な音が響いた気にしない、もう一度、もう一度と殴りつける。 133二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 01 41 34 ようやく落ち着いた頃ベッドもおかしな曲がり方をしていた。 俺は、何をしていたんだろう。俺は誰なんだろう。駄目だ、考えると頭がおかしくなりそうで怖くなる。 別に何か考えるものが欲しい、何か。何かないのか、何か。 目に止まったのはテーブルから落ちていた本とノート。本は、トゥ…何?まあ、競争の雑誌。 落ちた時に開いていたページに何か書いてある。"最大釣果目標"…と。 気になってページを捲ってみる。パーソナリティ以外は見れば多少思い出せるみたいで色々思い出してきた。 トゥインクルシリーズ、クラシック期の特集。皐月賞、日本優駿、菊花賞の特集だ。 余程熱心に読んでいたのか古いのか、メモ書きが多く本は多少痛んでいた。 そして捲ってる内にまた最大釣果目標、と書かれたメモに戻ってくる。赤いペンで皐月賞、日本優駿、菊花賞に丸がつけてあった。 何故か、また涙が溢れる。何故か、この本を破く事が出来ない。 震える手で本を手放し落ちていたノートを拾う。トレーニングメニューや並走の記録を付けているようだ。 ページを捲る、捲る…幾らか前のページで俺の手は一度止まった。 "セイウンスカイは絶対に彼女が求める大物を取れる" 何も疑う事のない様な力強い文字が目に入る。 俺が書いたのだろうか、俺がセイウンスカイのトレーナーだったのだろうか。 ノートを捲る、捲る。前の方に挟んであるメモに携帯のパスワードが書いてあった、不用心だが今は有り難い。 幾つか連絡が来ていたが無視。それより録画データを探す。 全てがある訳ではないがココにも幾らか走っている録画があるはずだ。 あった、芦毛のウマ娘が走っている。此方をからかっている様な楽しそうな言動だ。 だが二つの足でしっかりと大地を踏みしめて、然し回りをよく見ている様に目を奪われた。 戻ってきた芦毛のウマ娘はトレーナーらしき人物と走った感触や並走した相手について話している。 このトレーナーが俺なんだろうか。推定自分、としか言えないが本当なのだろうか。 俺は、"セイウンスカイのトレーナー"なのだろうか。 134二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 01 41 52 今の俺には、コレしか自分を証明出来るものがない。 歯を食いしばれ。震えを止めろ。泣き言は止めだ。コレ以外マトモに生きる道はない。 もう一度レースの映像を見返す。セイウンスカイと自分の言動、行動を見返す。 反芻…俺は今から"セイウンスカイのトレーナー"だ、そう認識して生きる。支える。クラシックを取らせる。 食いしばった歯が震えだすが、頬の肉を噛み震えを止める。鉄の匂いがしてきたが好都合だ。 覚えろ、覚えろ、"セイウンスカイのトレーナー"なら何を言う。見逃すな、全部覚えろ、全部だ。 数回動画を見返した後、息を吸って吐き出す。 俺は今から"セイウンスカイのトレーナー"だ。どうやらレースが好きだったみたいだし俺も多分レースが好きだ。 トレーナーをやる事に文句はない。知識も…資料を見て頭に入ってきている、パーソナリティ以外は無事のはずだ。 少なくとも自分を思い出すまで、そうじゃなくても今の俺が生きる道が見つかるまで。 俺は俺だった誰かとして生きる。口の中の鉄分を飲み込み、連絡を入れる事にした。 ≫139二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 03 29 18 車で移動する際荷物をトランクにいれて扉を下ろして閉めようとした時に胸と衝突して悶絶するタイトレ。何やってんのよとトランクを代わりに閉めてタイトレの方を見るとワイシャツのボタンを開けていたいところをフーフーしているタイトレの姿が。そういえばデカかった頃も痛いところをフーフー吹いてたなと思いつつそこを吹くのは絵面がやばいのだがそれを指摘すると自分がタイトレの胸を意識してるみたいで恥ずかしいので何も言わずに溜め込んだ結果性癖が破壊されるタイシン ≫140二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 03 35 07 曇りの日にちょっと憂鬱なタイシン。気晴 らしにゲーセンに行くが一人は味気ない。 せっかくなので暇人居ないか確認をしてみ るとタイトレが居たので嫌な予感しつつも メーカー品のバチを持っていき太鼓達人と かの音ゲーをやったらバチで連打の時にわ ー胸が小刻みに揺れてる。とタ性壊した。 ≫157二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 06 42 23 「……侘助さん。私に頼むのはさすがに無理があると思いませんか?あと一人暮らしって言葉の意味知ってます?」 「悪いネイトレ。声かけたのは、その……なんかの気の迷いだった」 「バックパッカーみたいな格好してるから何かと思えば……」 「転々としなきゃいけない呪いというか、色々あってな?……てかここ住んでんの?このでかいマンションに」 「はい。まあ入ろうとしたところを見られたから隠しようもないですけど」 「それはただの偶然だって!別に尾けてたとかじゃねえって!」 「そんな事思ってませんよ!?……ああ、会った頃の侘助さんはもっとキリッとしていたのに、今はもうこんなにキャンキャン鳴く子犬になってしまって……」 「そんな哀れむような目で見ないでくれよぉ!悪かった!もう頼らねぇから!今日は野宿でもなんでもする!」 「……そんなことしなくていいですよ」 「……は?」 「そもそもお金があるならこんな事頼まないだろうし、最近は夜も寒いし……あと天気予報で今夜は雨が降るって見たし。一宿一飯ぐらいなら提供してあげます」 「……あ」 「?」 「あぁぁねぇぇきぃぃぃいいい……!!」 「まだ外!まだ外だからね!?泣くなら中に入ってからにしようね!?」 ──────────────────────────────── 「……かなり高い階なんだ」 「正直地震が来たらどうなっちゃうんだろって不安だけど。ちゃんと免震とか制震?っていうのがしっかりしてるみたいで、なんとか大丈夫みたい」 「へぇー……」 (広い家はさておき、こんだけ高い家は初めてか) 158二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 06 42 46 「……さて。ここが私の部屋だけど、入る前に決まり事を簡単に。中の様子は他言無用。あとああしろこうしろみたいな干渉もダメ。いい?」 「……分かった。覚悟する」 「別に汚部屋とかじゃないからね?一応の礼儀として。そ、れ、とーー……あ、もしもしネイチャ?今寮にいる?」 実はね……うん……うん……大丈夫だって……うん……え? 「かわってほしいって、ネイチャが」 「……なんか急に緊張してきた。もしもしぃ?」 『……話は聞いた。ドベトレさんさ、今どこにいる?』 「どこって……あね、ネイトレんとこの部屋の前だけど」 『もうそんなとこかー……。…………』 「お、おーい……ネイチャ?……ナイスネイチャー?」 『そっか』 「!!!!!????」 (痛ってえ!!なんだこれ、「視線」が痛ってえ!!!睨まれてる!?どこから!!?) 『分かってると思うけどさ、手を出さないでね』 「分かってる!んなこと絶対にしねえ!!」 『……トレーナーさんにかわって』 「(痛みが、消えた……)ああ……」 はーいかわったよ……うん……誓います……うん……うん、じゃあね 「よっし。これで半分終わり」 「半分ってなんだよ……すでに大分ヤベェよ 」 「ううん。あとは侘助さんがドーベルから了承もらえば泊めてあげる」 「」 〜子犬説明中〜 「……どうだった?特に私にかわらなかったけど」 「『ネイトレさんに手を出したら兄さんを殺して私も死ぬ』って言われた……」 「……愛だねぇ。とにかく誓約はこれで十分でしょ。それじゃ、入って入って」 159二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 06 43 11 「……なんつーか、女子力をぶちまけてるわけじゃない分落ち着く、でもたしかに女子の部屋って感じだ」 「おっと。お部屋批評は恥ずかしいからそれぐらいにしてね。夕食は適当にパスタ茹でるからー……はい。この箱から味選んで?」 「レトルトの山!?自分でソース作ったりしねぇの?」 「手間がかからないってのは正義なんだよ侘助さん。出来合いのお惣菜コロッケがどれだけの家庭と家そのものを救うのか……」 「その話はわかんねえけど……じゃあこれ。カルボナーラ」 「オッケー。じゃあ私は、ナポリタンで」 「どっちも二人前だけどいいのか?俺は食うけど」 「身体おっきいしね。それぐらいがちょうどよくなっちゃった。あ、手伝いしなくていいよ。ゲストなんだからリビングでのんびりしてて」 「わ、わかった」 (……そうは言われてもやることがねえ。てか落ち着かねえ。だから、部屋を見回す) (大量のネイチャのぱかプチ。大きさ違い、表情違い、服装違い……コンプリートしてんのか) (飾られている学園からの表彰状。ネイチャの戦績を考えりゃこんだけにもなるか……ちょっと待てマイルのG1も取ってんの?) (コルクボードに貼られた写真。意外といろんなとこ行ってんだな姉貴。まりも祭りってなんだ?) (でもほとんどの写真が担当と一緒に写ってるのはさすがって感じ。……ん?) 「……でーきまーしたー。トマトとレタスだけのシンプル野菜サラダ付き……ってあれ?なんか変な写真でもあった?」 「……姉貴。これって」 「どれ?ああ、ネイチャがシニア有マ記念で勝った時のだね」 「一緒に写ってる黒い髪の人は」 「それは私。人間の頃の」 「……こんな顔だったんだな」 「そういえば侘助さんと会った時にはもうウマ娘になっていたっけ?そうです、元はこんなのでした」 「……なんつーか、」 「普通だな?」 「それ!……あ」 「そんな顔しなくていいよ。むしろ褒め言葉みたいなもんだし。……さ、ごはん用意できたし食べるよ」 「……おう」 160二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 06 43 38 「……普通にカルボナーラうまかった」 「よかった。メジロの口になんてものを!みたいな展開はなかったんだね」 「俺も別に純正かっていうと……てか姉貴のメジロ像どうなってんだよ」 「……やっぱり名門・上流階級って感じかなあ。住む世界が全然違うってイメージ」 「まあ……そういう面もあるか」 「あと、金の力で外堀埋めてガンガン人を追い詰める」 「それもう酒飲んでるときの兄貴のイメージだろ」 「マクトレさんを見るたび『あれがメジロなんだ……!』って思ってるよ」 「ちげーんだよ!兄貴のは大体メジロモドキだから!見るならドーベルとかマックイーンにしてくれ!」 「あんまりお兄さんの事悪く言ってちゃダメだよ?」 「自分だってすげえ言い草……ってちょっと待て姉貴。俺と兄貴は実の兄弟、マルかバツか?」 「……バツ」 「よかった、さすがにそこは分かってたか」 「そりゃあね。だって私と侘助さんも本当の姉弟じゃないでしょ?」 「……迷惑だったか?」 「え?」 「姉貴って呼ぶの」 「……逆に聞かせて。なんで迷惑なんじゃないか、って思ったの?」 「……俺にとっては、初めて会った時から姉貴──ネイトレはよく声をかけてくれて。白い髪で瞳の色が黒くて。本当にその程度のことで姉貴って呼んでた」 「うんうん。っていうかそういう理由だったんだね」 「でも元の、人間の頃の写真を見て、」 「……黒い髪の私を見て、自分が姉貴呼びしていることが急に申し訳なくなってきた?」 「……なんでわかんだよ」 「今の侘助さんはちょっと素直だし。こう見えて、学生の頃は現代文けっこう得意だったんだから」 「けっこう?」 「……まずまずだったかな?」 161二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 06 44 06 「とにかく、こちらからすれば『迷惑じゃないし今まで通りどうぞ』って感じ」 「……さっきも言ったけど、あの程度の理由で姉貴呼びはねえだろ?」 「しょうもない理由でもみみっちい理由でもいいよ?」 「うーん……」 「納得いってないっぽいねぇ……まあすでに『兄貴』がいるんなら姉貴呼びにモヤモヤするのも当然か」 「……悪ぃ、多分そうかも」 「……一応補足するけど、私はむしろ全然言ってって気分だよ。一人っ子だったし」 「それは弟分が欲しかったって話じゃねえか?」 「……子犬扱いと弟分扱い、どっちがいい?」 「その二択は卑怯だろ!?」 「まあまあ、それくらい呼ばれ慣れてたってことだから!」 「……そもそも、私からは『侘助さん』って呼んでるよ?会って間もない頃からずっと」 「……そういやそうだな」 「しょうもない理由かもしれないけど、今更呼び方変えないからね」 「そういうことなら……バランス考えて前向きに考えとくか」 「そうそう。でもすぐに決めなくたっていいからね。侘助さん」 162二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 06 44 24 「……変なこと聞いて悪かったな」 「気にしてないよ。……要は愛称というか、呼び方だからね。母さん(ウラトレ)って呼んだり、ママ(フジトレ)って呼んだり、色々だよ」 「かあさん……ああ、そういえば若い義母さんがいるんだっけ?今はもうママって呼んでるのか」 「え?母さんとママは別人だよ?」 「え?」 「え?」 「……その義母さんとネイチャと一緒に温泉旅行行ったんだよな?」 「えええ!?行ってない行ってない!!」 「えええ!?」 ──全ての誤解を解くのに10分を要した。 (終) ≫168二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 06 55 40 ネイチャ「これは?」(ウラトレの写真 ネイトレ「母さん」 ネイチャ「これは?」(ネイトレ母の写真 ネイトレ「お母さん」 ネイチャ「これは?」(ネイチャ母の写真 ネイトレ「うーん、お義母さま?」 ネイチャ「これは?」(フジトレの写真 ネイトレ「ママ」 ≫184二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 07 13 57 スズトレ「ドベトレが料理のさしすせそも知らなくて……」 マルトレ「砂糖、塩、スターバックス、正油(しょうゆ)、味噌だな」 スズトレ「嘘でしょ……なんでスターバックス……」 マルトレ「だって酢使わんし……りんご酢飲んでるくらいだし……スタバでデザート買って食後デザートの方が料理に貢献してるし……」 スズトレ「嘘でしょ……酢の物とかに使わないの……?」 マルトレ「酢の物作らんし……サラダも既製品のドレッシングかけるし……」 ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part313【TSトレ】 ≫7二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 07 35 00 『スネーク、よく聞いてくれ。今回の作戦は破壊工作だ。ただし絶対にウマ娘には見つからないでくれ。今回の破壊目標である三女神像、その主体たる女神はウマ娘と視界を共有している。見つかればどんな妨害があるかもわからない。それに可愛らしい彼女達に危害を加えるわけにもいかないしね』 「ああ、わかっている。所でオタコン」 「なんだいスネーク」 「あそこのダンボール、使えると思わないか?」 『人参運搬用の段ボールだね。お腹の空いたウマ娘の気をそらせるかも。スネーク、君がウマ娘になっても関係は変わらないとは思うけれど、できれば今の君のままで居て欲しいな。無事帰ってきてくれ』 「わかった。作戦を開始する」 ≫8二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 07 36 19 「こちらスネーク。トレーナーバッジを着けた褐色のウマ娘がいるが……」 「その人はフジトレだね。トレセンでやりてのベテランだよ」 「あれでベテランなのか?あんなにほんわかしてるのに?」 「ああ見えて気難しい子や中々目が出ない子ばかり担当しては実績を出している。派手ではないけど間違いなくトレーナーとしては実力者だ」 「そうだったのか……人は見た目によらないな」 「まあ性格の方は見た目通りに心優しく、トレーナー業の合間合間に新人トレーナーたちにご飯を作ってあげたり掃除をしてあげたりしてあげてるらしい。ウマ娘になる前の不健康だったころからしてたらしいから驚きだよね」 「なるほど……だからママと呼ぶ奴が結構な数いたのか」 「ただ気を付けてスネーク。くれぐれもその人を怒らせちゃいけないよ。なんせトレセンで一番怒らせちゃいけないとも言われることもあるからね」 「普段優しい人間ほど怒ると手が付けられないものだ。気を付けるとしよう」 ≫9二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 07 37 58 「オタコン!空を何か飛んでいるぞ!」 『ああ、あれはイロボケカマキリライオンドラゴンだよ」 「なんだって?」 『だからイロボケカマキリライオンドラゴン。いやぁこの目で観れるとは思わなかったな、あれを刺激すれば一時的にウマ娘達は行動不能になるはずだ。タイミングを見て活かしてみてくれ』 「いやだからオタコンイロボケカマ……なんだって?」 『じゃ切るよスネーク』 「オタコン!!」 ≫16二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 08 09 55 「オタコン、あの帽子を被った男装のウマ娘は?」 「ああ、あれはVトレだね、最近ウマ娘になった探偵だよ」 「探偵?なんで探偵なんかが学園に居るんだ?」 「学園の依頼で調査中にウマ娘にされたみたいだね。色々あって今ではサブトレを兼任してるそうだよ」 「そうか・・・おいオタコン。何か猫の真似をし出したぞ」 「あんな風になって猫を探したりするのが得意らしいね。学園が平和なのもあってくる依頼は大体ペット探しだそうだよ」 「そうなのか・・・服装はカッコつけてるがあれでは台無しだな」 「でも探偵としての能力は高いらしいよ。勘づかれたらまずいから気をつけてスネーク」 ≫72二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 09 31 09 トレ公が倒れたと連絡があった。幸いにもただの風邪のようで、今は自身の家に帰っているようだ。 ふと不安がよぎる。アイツ、ウマ娘用の薬を買ってないんじゃないかい? ずぼらなアイツのことだ。間違いなく買っていない。 「よしっ!見舞いがてら、薬やら何やら届けてやるかね」 薬局やスーパーに寄り、アイツの寮へ向かう。 ──ガチャッ 合鍵を使い、部屋へ入る。 「トレ公!調子はどうだい?」 トレ公はベッドの目の前で倒れていた。 「うわあっ!?トレ公!?しっかりしな!」 慌てて抱きかかえると、トレ公はひどく熱くなっていた。 「ヒシアマ……ゾン?……トレーニングは……?」 ぼんやりとした目でアタシを見つめてくる。意識はあるみたいだ。 「トレーニングが始まる前だよ」 「なら、良かった……」 こんなときまで、アタシのことかい。それにトレ公の服から察するにまたトレーナー室で寝たんだろう。風邪ひいた原因はそれじゃないだろうね。 「ひとまずベッドへ行くよ」 抱き上げ、ベッドへ寝かせる。だいぶ汗をかいているようだった。汗だくな服は変えちまったほうがいいだろう。 「まずは着替えようか。体起こせるかい?」 トレ公はこくりとうなずくと、起き上がろうとする。しかしベッドへと倒れこんでしまう。 「汗かいたままだと冷えるから、脱がしちまうよ」 「……頼む……」 服を脱がしていく。アタシより一回り小さい体が露わになる。苦しいのか汗が滴り、呼吸音と共に豊な胸が上下する。タオルで汗を拭いていると「……んっ」とくぐもった声が聞こえてくる。熱で顔を赤らめ、潤んだ瞳でこちらを見つめるトレ公……。何を考えているんだい、アタシは。 汗は拭き終わった。改めて体を見ると前より筋肉がついている。並走トレーニングの成果だろうか。感心している場合でもないね。 今度こそ新しい寝巻を着せる。 73二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 09 31 42 「薬は飲んだのかい?」 「……家にあるの、人用だった……」 やっぱり、なかったか。 「買ってきたから、これ飲んじゃいな」 水と共に渡す。 「ありがと……」 ごくりと薬を嚥下する。 冷えピタを貼り、掛布団をかける。 「アタシの相棒が倒れちゃ困るんだから、しっかり寝てさっさと直しな」 「うん」 トレ公はふふっと小さく笑って「アタシの相棒」とつぶやいた。そんなにうれしいなら、今度からもっと相棒って呼んでやろう。 アタシが頭を撫でていると、穏やかな寝息が聞こえてきた。 買い込んできたスポーツドリンクを冷蔵庫へしまい、食材を取り出し消化に良いものを作り、これも冷蔵庫へしまう。薬も飲んだし、起きたころには食べられるだろ。 枕元にメモを残し、学園へ戻ろう。 「ヒシアマ……」 ふと声がし、振り向くと、どうやら寝言のようだった。寝込んでるときに出る名前が親御さんでもなく、アタシなのは喜ぶべきなのかねぇ。 さて、トレ公を心配させるわけにもいかないし、今日のトレーニングもこなさないとね。 トレーニングが終わるころ、トレ公から電話があった。 「元気になったかい?」 「おかげさまで。ありがとね」 「その声はだいぶ元気になったみたいだね」 「うん。明日には治ってると思う」 「じゃあ、また明日だね」 74二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 09 31 54 翌日、トレ公はいつものようにトレーナー室へ来ていた。 「昨日は助かったよ。ごはんもおいしかったよ」 「それならお見舞いに行ったかいがあったってもんだい」 元気な顔を見てほっとする。それはそれとして…… 「そういえばトレ公。一昨日はどこで寝たんだい?」 「ナンデバレタンデス……?」 さすがに反省したのか、しばらくの間トレ公はトレーナー室で寝ることはなくなった。 ≫85二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 09 46 57 耳飾り リウトレ シリウスのトレーニングが終わり、着替えてくる彼女をあたしはトレーナー室にて待っていた。寮の門限については事情が事情のため、特別免除らしい。今日の夕食はどうしようか、スマホでレシピサイトを見つつ冷蔵庫の中を思い出す。決めかねていたところで相変わらずノックもせずに彼女が入ってくる。帰るぞ、と言いあたしを横抱きにした。 「今日はカレーがいい」 「時間がかかるじゃない、却下よ」 彼女と夕食のメニューについて話しながら、自宅に帰る。良さげなメニューも特に思いつかなかった為、シンプルに肉野菜炒めと味噌汁となった。休みにカレーを仕込んでおこう。それでいいだろう。夕食を済ませ、皿を洗いながら考えていると彼女が声をかけてきた。 「渡したいモンがある」 「ウィスキーボンボンはやめてよ?」 「食べ物じゃねぇよ」 ウィスキーボンボンはじめ、アルコール度数が少しでも入っているものであたしは簡単に酔ってしまう。なので少し身構えたが、そうでもないようだ。あたしは洗った皿を片付け、ソファーへ彼女の隣りへと座る。彼女はあたしの肩を抱き寄せ、長方形の箱を差し出した。開けてみろ、と言われるがままにきれいな包装を丁寧に取り、開封する。細長い貴金属だ。植物のツタのようなデザインのそれは見覚えがあった。ちらりと彼女の方を見る。 86二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 09 47 10 「アンタの耳飾りだ」 「ありがとう…ところで、このデザインだけど」 「当然私と同じデザインだ。流石にそのままだと、その兎みたいな耳には合わねぇから伸ばしてあるが」 「兎って言うな」 彼女は箱から耳飾りを取り出し、あたしの左耳へとつける為に手を添えた。妙なくすぐったさに肩がぴくりと震えた。彼女の手が一瞬止まるが、耳飾りをあたしに付けた。思ったより気にならない。耳を動かすが、不快感がない。耳を気にしていると、頬に彼女の手が添えられる。 「こっち見ろ」 「っ……!」 「よく似合ってるな」 顔に熱が集まり、心臓が大きく跳ねる。移動の際に横抱きにされることには慣れたが、彼女のアプローチには慣れる気がしない。あたしの反応を見て、彼女はにやりと笑みを浮かべた。 「やっぱり…こういうのは慣れてないんだな」 「う、うっさい…」 「そういう反応をするのは私を意識してるってことだ。悪くない」 言い返す言葉も出ない。意識しているつもりはなかったが、意識していなければ、こんなことをされても顔は赤くならないし、心臓が大きく跳ねることもないだろう。 「ちが…」 「違わなくないだろ?そんなに顔を赤くして言っても説得力ねぇよ」 嬉しそうに彼女は言った。アプローチをするということはそういうことだ。あたしは彼女にされていることの意味を改めて理解した。呆けているあたしの髪をもみくちゃにして彼女は寮へと帰った。 ───あたしは今日も頑張って耐えた。 ≫164二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 12 03 03 ーーーキタサンの実家にて 広い家の一角では… 「色々用意してくれるのは助かるわね…」 「トレーナーさんは私の家族みたいなものだからね!」 居間でそう喋るのはキタトレこと私とキタサンだった。 「トレーナーさんもここに住んだら楽だと思うよ?」 「気持ちは嬉しいけどまだいいわ。住むならキタが卒業してからかしらね。」 「…うん、待ってるからね!」 そんなことを話しながら時間はゆっくりと流れていく。 ふとキタは私に話しかける。 「ねえトレーナーさん。私、皆に優しくしてるけどこれで本当にいいのかな?」 キタが悩むそれは最近あった出来事が原因だ。 いつものように優しく接した時、真っ向からそんな世話焼きなんていらないと言われたのが刺さっているのだろう。 だから 「…そうね、でもそれでいいと思うわ。」 「…」 「私とキタでも違うように、その子とキタの価値観や感じ方が同じな訳がないわ。」 「だからお互いに妥協するの、落とし所を探して決める。正直、そっちの方が大切よ。」 「トレーナーさんはそっちの仕事だもんね…」「それもあるけど、私も昔貴方と同じ悩みを持ってたからね。否定される気持ちは分かるわ。」 「だからキタはそれでいいの、いくらでもぶつかりなさい。そしたらきっと分かるわ。」 「…うん。」 一旦言葉を切り、改めて向き直りながら言う。 「傲慢なのかもしれないけど、私は手が届く範囲なら全部すくって上げたいからね。」 「例え全部拾えなくても、なるべく沢山拾いたいから。」 「キタもきっと同じでしょう?」 「…うん。」 「ワガママなくらいでいいと思うわ。…それに、キタには笑顔が似合うわよ。」 「…ありがとうトレーナーさん!」 二人で笑いあった。悩みを吹き飛ばすように。 ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part314【TSトレ】 ≫14二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 13 28 23 マフラー 「へっくしゅっ」 「マーチ、大丈夫か?」 「ん?ああ、大丈夫だ。ただ少しだけ寒くてな。」 「最近急に寒くなってきたからな。 うん…そうだな。マーチ、これをするといい。」 「…それは、マフラーか?」 「そうだ、男の時に使っていた物だから少し大きいが…無いよりはマシだろう。」 「でも、それだとトレーナーが寒く無いか?」 「そんな事気にしなくて大丈夫だ。それに、マーチが風邪でも引いてしまったらその方が大変だろ?」 「…むぅ…貴様はいつもそうやって… いや、いい事を思いついた。トレーナー、少しこっちに寄れ。」 「え?どうしたんだ…ってうわっ」 「このマフラーならトレーナーと一緒に巻くことが出来る。 こうすれば二人ともあったかいだろ?」 「だ、だがマーチ…これは少し…近すぎないか?」 「そんな事、今更気にするな。」 「う、うぅ…」 あったかくなったマーチと、 顔が熱くなったマーチトレであった。 ≫18二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 13 35 01 フクトレ『今日のゲームは太鼓の◯人〜だドン〜』 スズトレ「なのに何故コントローラーを……?」 フクトレ『用意できなかった』 スズトレ「嘘でしょ……」 デジトレ「ゲームは初めてだけれどよろしくお願いします」 マルトレ「デジトレ上手いな。初めてでもダンスやってるやつは違うな……スズトレ仇は頼んだ!」 スズトレ「ふふ、任せて」 デジトレ「負けませんよ」 フクトレ『曲も終盤だがここまで完全に互角、最後の連打地帯が勝負を分けるか?』 デジトレ「んん……連打速度で負けてる……そうだ!」 マルトレ「そっそれは⁉︎」 デジトレ(カチカチカチカチカチカチカチ) マルトレ「爪連打!?」 スズトレ「くっ……!」lose デジトレ「よし、勝てました!」 フクトレ『おめでとうデジトレ!ただその連打はコントローラー摩耗するから次は禁止だ』 デジトレ「えっ」 ≫31二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 14 52 55 フクトレ『さぁ今日プレイしているのはホラーアクションの金字塔だぁオグトレとスズトレの協力プレイをお届けしていくぅ(若本の真似)』 「グオオォォ!」 マルトレ「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!」 バンバンバン!グァァァ! オグトレ「よくやったスズトレ、よく見えている。助かったよ。次は向こうのレバー操作をしてきてくれ。その間に私がこいつの相手をしておく」ギシャァァシュラァァ スズトレ「グロテスクだし音が気持ち悪いわ……」 「ジュルグルピャァァァ!」 マルトレ「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!」 オグトレ「いいぞマルトレ、そのままクッションを減音機がわりに使うんだ」 スズトレ「レバー動かし…「グオオォォ!」きゃあ!?」 オグトレ「フォローしよう」バンバンバン スズトレ「あ、ありがとうオグトレ」 フクトレ『ホラーに強いのもあるがゲーム上手いな』 オグトレ「ゲームは大体学生の頃やっているだろう? それの応用さ」 フクトレ『たしかにテイトレとかもモンハン普通にできたしな』 ≫42ガンギマリ頭スズトレ21/10/25(月) 15 07 43 「…あ、そういえばなのですが、スズトレさん。」 「ん、どうした?」 一緒に昼食を食べてる最中、思い出したようにアルトレが手を叩く。 「実は先日、リャイトレさんに筋トレの誘いを受けまして。走りに関わる筋肉を…という事でしたので、スズトレさんもいかがかなと。」 「ふーむ…それは気になるけど飛び入りってありなのかな?」 「まだ予定日は先ですし、リャイトレさんもみなさんと一緒の方が喜ぶ方ですので、おそらくは快諾されると思います。」 「…なら参加させてもらうとするかな。」 「はい、分かりました。では日程なのですが──」 「おはようございます!!スズトレさん、今日は来てくださってありがとうございます!!!」 そして何日かの時を経ての当日、リャイトレの朝とは思えない大音声が私を迎える。 「おはようリャイトレ、ただちょっと音量抑えてほしいかな…朝だから頭に響く。」 「あ、ごめんなさい!!スズトレさんが耳いいの忘れてました!!これくらいでしょうか!!」 「うん、そんくらいなら平気。気使わせてごめんね。」 「いえいえ!!スズトレさんの引き締まった筋肉にはいつも安心感を与えてもらってるので!! アルトレはもうついてます!自分達も行きましょう!!」 …毎回思うけど筋肉で安心感を得るって、どんな感覚なんだろう。そんな事を考えながらジムの中に入る。 「スズトレさん、おはようございます。」 「おはよう、アルトレ。改めて誘ってくれてありがとうね。」 「お礼なら企画してくださったリャイトレさんに。今日は一緒に頑張りましょう。」 「うん。リャイトレ、お願い。」 「はい!!ではまず今日のトレーニングメニューとそれによって鍛えられる筋肉について話していきたいと思います!!」 眠気も吹き飛ぶような元気な声とともに、三人のトレーニングが始まった。 43ガンギマリ頭スズトレ21/10/25(月) 15 08 09 「まずはスクワットです!!足は肩幅程度でつま先は正面を向かせてください!!」 「このような感じ、でしょうか?」 「はい!!そして手は頭の後ろで組み、その状態で腰を真下に落としてください。このとき、腰を反ったり目線が下に向いたりしないように気をつけて!」 「分かった、よっと…」 「おお、いい感じ!!じゃあ数え始めますよ!!いーち、にーぃ…」 「…これって腹筋じゃないの?」 「上体起こしとも言いますが、専門的な用語だとクランチが主流ですね!!誰かに足首を抑えてもらうとより効率があがるのでこれは1人ずつやっていきましょう!!」 「分かりました。スズトレさん、お先どうぞ。」 「ありがとうアルトレ。」 「あーむれっぐくろす…何???」 「アームレッグクロスレイズです!背筋を鍛えるのに有効なトレーニングなんですよ!!こういう風にですね…」 「あ、このポーズ…高校の時にストレッチの一つでやったやつではないでしょうか?」 「あー…言われてみれば。」 「はい!ですがアームレッグクロスレイズはこのポーズを取るだけではありません!!まず息を吸いながら────」 「ふぅ、疲れたねー…」 「そうですね…ですがその分、お弁当が美味しく感じます。私の分まで作ってきて下さりありがとうございます、スズトレさん。」 「私が作りたかっただけだからいいよ。」 一旦トレーニングが終わって訪れた食事タイム。 体を動かして減ったお腹に作った弁当はドンドンと吸い込まれていく。 そんな時、ふとアルトレの箸が止まる。 「…アルトレ?大丈夫?」 「…すみません、大丈夫です。ただ、少しある人が頭をよぎってしまって…」 「…タイトレ?」 「分かります?」 「だって二人、最近はあまり一緒にいるとこ見ないし。」 44ガンギマリ頭スズトレ21/10/25(月) 15 08 28 アルトレはウマ娘化現象の前後関係なく、大人しく優しい性格の、トレセンの中でも上から数えた方が早いくらいには温厚だ。しかし、198cmもの長身、鬼かと見間違うほどの強面、性格と反して溢れ出る威圧感の三重奏のせいで、大抵の人に怖がられ、避けられていた。しかもウマ娘化してなお186cmだったり、目つきが鋭かったり名残が残ってる筋金入り。私やブラトレみたいに気にしない人も当然いたけど、それでも辛かったはず。 そんなアルトレにとって、同じく長身であり発される威圧感を全く気にせず話しかけてくれるタイトレは大事な友人の1人だった。 「…タイトレさんがウマ娘になってから、私は彼と距離を置きました。ブラトレさんの時のように、いやそれ以上に周りを勘違いさせ迷惑をかけてしまうのではないか、と。 それが申し訳なくて。ウマ娘化して勘違いさせることの無くなった今、謝罪したいと考えてるのですが…」 「…まあ、正直私も後輩だから「お、凄い子来たな…」で済ませれたけど、先輩にいたら敬遠しない自信ないからなぁ、男時代のアルトレ。」 「やっぱり、そうですよね…」 「でもさ。タイトレはそんな先輩のアルトレにも全く臆せずに話しかけてくれたんだよ?」 「…あ。」 「だから大丈夫じゃないかなって、私は思う。」 「自分も同じ意見ですね!!」 そう言いながらリャイトレが後ろから歩いてくる。 「タイトレとは同期なのでウマ娘になってから何度も話しましたが、彼が持っていた筋肉の燃焼のような熱い思いが健在でした!!きっと話せば分かってくれますよ!!!」 「…お二人共、ありがとうございます。 私、頑張ってみますね。」 アルトレが微笑む。柔らかな、優しい笑顔。 これを見られただけでも言う価値はあったと断言できる。 「リャイトレはもうご飯食べ終わったの?」 「はい!!なので先にジムに戻っていますね!!」 「分かった。私達もササッと食べきってトレーニング再会しよっか。」 「そうですね。」 三人のトレーニングはもうしばらくの間、時折断末魔に近い声をあげながら続いた。 ≫51二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 15 19 57 よし来た、任せろ。 トレセン学園の一室で 何人かのトレーナー達によるお茶会が開かれていた。 キタトレ、スイトレ、フジトレ、オグトレの四人で何を話してるかというと… 「体重が増えたことでセラタプラタが少し悩んでいるのよね…」 「ははっ、それは災難だな。」 「ダイエットには付き合ってるんでしょ?」 「…色々と大変そうだねぇ。」 ーーー茶会というよりはママ会だった。 「そういえば、三人は最近何かあったかしら?私は入り浸る子が更に増えて、そろそろトレーナー室が手狭なのよね…」 「また増えたのかい、罪づくりな女とでも呼んだらいいのかな?」 「否定はしないけど、オグリちゃん以外にも時々差し入れとかいってご飯作ってる貴方も大概よ?」 「すぐに相談に乗って手伝ってくれるお前さんもだよ。また落としてただろう?」 「そうだね、キタトレは皆に優しいからね。」 「さも当然というけど貴方もよフジトレ?何人か貴方の部屋に押しかけてたでしょう。」 「バレてたか、昔世話してた子が何人か連れてきてね。」 「でしょうね、反応が分かりやすかったもの。…スイトレはどう?」 「ひぇ、私は…」 「そういえば最近、公園で子供に囲まれてたね。何してたの?」 「遊び相手になってたんだろう?お前さん楽しそうに見えたし。」 「そうです…可愛かったです…」 「縮こまらなくていいのにスイトレ…」「ひぃ…」 ーーーその後、担当達が呼びに来るまで四人は楽しんだのであった。 ≫60二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 15 42 01 咲かせたい グルトレ 乾燥し始め、冷え込みを感じるようになり、グルーヴと手入れしている花壇に色鮮やかな花々が咲き乱れる。梅雨の時期に種蒔きしたプリムラだ。紫、黄色、ピンク、赤、花びらだけ色が違うものや少しシックな色もある。トレーニングや生徒会業務の合間に手入れしていたものだが、問題なく綺麗に咲いた花々に彼女と見とれる。 「すごく綺麗に咲いてよかった~」 「そうだな。しっかりと応えてくれた」 「頑張った甲斐があるね……くちゅんっ」 「全く……」 彼女は巻いていたマフラーを取り、私の首へと巻いた。彼女のぬくもりが残っている為とてもあたたかい。長いマフラーだったので、私は彼女にぴたりと身体を密着させる。 「こうしたら、もっとあったかいよね」 私はマフラーを彼女の首に巻き、ふたりでマフラーを共有する。彼女の腕に抱き着き、指を絡めるように手を繋ぎ、尾を絡め、彼女の肩に頭を寄せる。寒さのせいか照れているのか、ぼそりとたわけがと言った彼女の頬が少し赤い。きっと私の頬も赤いだろう。 「ずっとこうして居れたら良いのに」 「私はそう思わない」 「え、グルーヴなんで~?いや?」 「私はこれからも貴様ともっと様々な花を咲かせたい。冬のままでは困る」 「グルーヴ…」 彼女の言葉に思わず、頬が緩む。 「ああ、その顔やめろっ」 「ふふん~、卒業して同棲したら絶対ガーデニングしよ。毎日ふたりで手入れしてこうやって綺麗な花咲かせたい!」 「それならもう少し大きい部屋か一戸建てがいい」 「勿論、ふたりで暮らすんだからちゃんと選ぶよ。落ち着いたら、不動産で色々見たいね」 花が彩る鮮やかな景色の中で、私は彼女と近い将来を語り合った。家のこと、家事のこと、家具に、ペットは飼うか、その時また変わってもいい。ただただ、彼女と約束した将来をより明確にしたくてたまらなかった。 ≫74二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 16 10 25 カレトレ「こんにちはみんなー⭐︎……スズトレお姉ちゃんもいい芦毛ですね……」 スズトレ「カレトレ? あ、様子が変だったらこの紙を渡してってゴルトレが」 [お前芦毛だったら誰でもいいのかよ] カレトレ「ち、ちがゴルシ聞いて……はっ! ごめん変な感じになっちゃった! 今日はよろしくねスズトレお姉ちゃん♪ところでなんでマルトレお姉ちゃんは? いつもはお姉ちゃん二人でやってるのに」 フクトレ『本日は視聴者CCさんからの熱烈なリクエストによりぃ、カレトレはどこまでカワイイなのか実験を執り行うぞぉ。マルトレ入場ぉ!」 マルトレ「んーーー!んんーー!」(台車で椅子に縛られて運ばれてくるマルトレ) スズトレ「えっ猿轡ってことは……えっ聞いてない」 フクトレ『本日行うのはテイトレの時にやった最恐ゲームの続編だぁ』 マルトレ「んんんんんん!!」 スズトレ「いやー⁉︎」 カレトレ「大丈夫お姉ちゃん達⭐︎私に任せて!カワイイは無敵だよ♪」 カレトレ「わー⭐︎すごいお化けだぁ♪(震え声)すごいのがきたから逃げないと♪(震え声)」 マルトレ「………」(気絶) スズトレ「………」(気絶) カレトレ「お姉ちゃん達起きて♪(震え声)私一人だと心細いのカレンお姉ちゃん助けてぇ♪(震え声)かっカワイイは崩れないんだ俺のカワイイは絶対に崩れないんだ……(ウマソウル侵蝕の剥離)カワイイはカワイイ!」 フクトレ「……ふむ」 ────お兄ちゃんは耐えた。 ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part315【TSトレ】 ≫9二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 18 14 29 『ていとれさんとぶらとれさん』 「はちみーをかけるか、かけないか……それが問題だ」 「何悩んでんの?そんなオペラオーみたいな顔して」 「いやそんな顔はしてなかったと思うが?っていうかなんだテイトレか。急にどうした」 「いやどーしたもこーしたも知り合いがクレープ屋のメニューを見てうんうん唸ってたらそりゃ声かけるでしょ」 「げっ、もう10分も悩んでたのか!」 「そりゃ人だかりもできるわけだ!さっさと決めて一緒に食べる!」 「うむ、かけて正解だった。はちみーうまし」 「そりゃ結構なことで。一応ブラトレも有名人の類なんだからあんまり変なことしないでよね」 「あー、なんかあれなんだよ……俺ってあくまでブライアンやブラックヴォルフのサポートがメインなわけだろ?乙名氏記者も言ってたと思うけど、陰に徹するその姿!ってやつよ」 「うーん、それは……確かに?」 「俺が目立っても大したことはないだろうし……あ、でもそれでチームに迷惑かかると駄目だな。反省しよう」 「ああそこなのね、基準。よく考えたらなんも考えてないアホがチーム経営できるわけないね……」 「ナチュラルな罵倒は置いておこう。俺はチームのためならいくらでも仮面をかぶってやるさ」 「記者会見の時のブラトレって大体真面目系オーラ出してたよねえ。まあ今でも出てるけど顔がほら、子供っぽくなっちゃったからほら……」 「うぬぬぬ、まあそれ言うなら大体のトレーナーがな。むしろ美人系!って感じになったほうが少ないしな」 「そうだよねー、ほんのちょっとうらやましいよねー」 「……お前もその括りに入ってんの気が付かない?」 「……うぇっそうなの!?え、えっぇえ!?」 「おー、見る見るうちに食ってるいちごクレープより真っ赤になっちまった……おーい大丈夫かー?」 「ダァ、ダイジョウブジャナイィー」 「ほれ、フード付きのパーカーやるから顔隠しとけ」 「アリガトー」 「……そんな話をトレーナーから聞いた。色々な意味で破壊力があるな、お前のトレーナーも」 「まあ、そうなんだよねぇ。無敵のテイオー様としても参っちゃうよね。ブライアンのとこのは?」 「あいつの場合はどちらかというと動物…ああ、犬だな」「いぬ」 「犬。まあ大型犬の類だがな」「あー、だからわしわし撫でてるの?」 「……」「図星?あーちょっと!どっかいかないで!謝るからさー!」 ≫25二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 18 31 53 『プリンじゃんけん戦争』 ここはトレセン学園購買部、食事時は人ウマの群れでごった返すが食事時を除けば、 人気がなく普段はたまに、備品を買いに来る客がまばらにいる程度の静かな場所であるが、このときは違った。 足にまで届く巨大なポニテを持った小さくで大きいウマ娘と セミロングの白色の髪を持ったややヤンキー気質の背が高めのウマ娘が言い争いをしてた。 「これは、私が先に手を付けたものなんだー☆。」 「いーや俺が先だ。」 「ちがうものドベトレは私よりも遅かったよー。」 「遅かったのはマベトレだ。」 二人のウマ娘が何やらを求めて口喧嘩をしている。この騒ぎをなんだと思い新たに、いつもつるんでいる4人のウマ娘が顔を見せ始めた 「お二人でなにしてますの?」 「騒がしいったらありゃしないぞ」 「そうだそうださわがしいぞ」 「珍しいね喧嘩してるなんて」 4人の仲裁と質問に対し、一旦口喧嘩を終えた二人は指を指し示し理由を話す 「理由はこれだよー☆」 「「これ?」」1/6 26二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 18 32 18 そこには幻のDXプリン入荷しましたのポスターがあった。 「あーこれは!幻の購買部の数量限定DXプリン!いいなー」 「マクトレ説明を」 「幻のDXプリンそれは厳選されし材料、そして職人芸ともいわれる絶妙な手ほどきによって作られるここトレセン学園購買部の名物とも言われる幻のプリン あまりの人気から予約なし不定期日不定期時間に発売されるという。そしてわたくしは本日分は購入済みですわ」 「おい、お前」 「そして、その最後の一つをマベトレとどっちが先に手を付けたかって話だ。」 「ねー皆信じてよー、私が先に手に入れようとしたのにドベトレが後から取っていっちゃたんだーこんなのマーベラスじゃないよね。」 「チッチッチ、嘘はいっちゃいけないなー、俺が先お前が後だ!なあそうだろ兄貴。」」 「見ていないのでわかりませんわね。」 「ううそんな、痛いとこをつかれた。」 「素直にじゃんけんで勝負をつけたらどうなんだ?それなら公平だろ。」 「そうだねー仕方がないけどそれならマーベラスだー☆」 「しょうがねえなあ。」2/6 27二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 18 32 32 ブラトレの提案に乗り、決着はジャンケン勝負となった。 そこへマベトレは突然ニヤリを笑みをこぼし言った。 「じゃあ、私は最初にパーを出すね☆」 「ああ、わかった。ってなに!?心理戦だと!?」 急に不意を突かれたドベトレしかし、中止を言い渡す前に言った言葉によって了承と受け取られたのか、 マベトレからじゃんけんの掛け声は止まらない 「いっくよー☆じゃーーんけーーん☆」 「うおおおまてええええ」 (何を出す?何を出せばいいんだ?考えろ) (マベトレの手はなんだ?いきなり心理戦を仕掛けてそのまま始めるということはそのままパーか?) (それを逆に取ってチョキを出せばいいか?いや更にそれを読んでのグー?) (よく考えろ普段のやつの行動を ドベトレの脳内のマベトレを見聞きした記憶が駆け巡る (マーベラス☆)(マーベラス☆) くっっそおおおわからねぇぇぇあいつは何を出す?俺は何を出せばいい?) (仕方がないここは直感に頼るしかねぇパーだ!) 「「ポン」」 出された手は 3/6 28二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 18 32 51 ドベトレ:パー マベトレ:パー あいこであった 「あいこかー」 「あぶねえぇぇつーか卑怯だぞいきなり心理戦じゃんけんとか。」 「そのほうがマーベラスかなーと思って☆」 「マーベラスじゃねえぇぇ」 「じゃあ次行くよ次からは私も本気だからねー」 「本気ってじゃんけんに本気も何も。」4/6 29二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 18 33 06 「宇宙(そら)は我が瞳の中に」 瞬間マベトレの星のような瞳が光ったのをドベトレは見た。 マーベラス・タイム 領 域 ☆ 展 開 【偽・不天驚奇術】 マベトレの茶色の瞳が青くなりその中に黄色い星が浮かぶようになる青い瞳の奥に数え切れぬ星々が現れ拡大していく 青い瞳は辺りを飲み込みはじめ次第に周辺は青い宇宙の星々と黄色の月の大地へ置き換わる 「これは領域展開!?これほどの使い手がここにもいたのか!?」 「知っているのかフクトレ」 「ああ、心の中の風景を何らかの方法で映し出す技だ。この中だとマベトレの言いなりだぞ注意しろ。」 「注意しろって言われてもどうすればいいんだ。というかどうやって会得したんだ。」 「マベに教わったんだー☆私じゃあまだまだマベには及ばないけど、この世のマーベラスを一緒に味わおうー☆」 (ドレイクの方程式って知ってる簡単に言うと宇宙にいる知的生命文明を計算する式なんだけどねこれでいうとね…… …………… ………… ……… …… … …それはとってもマーベラス☆だよね) (ほかにもほかにも……) 「うわあぁぁぁ…………、こうなればあれをつかうしかない」 「この空間から脱出することはできないよーさあ負けを認めようー☆」 ───面を上げろ、侘助 「………マーベラス☆」5/6 30二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 18 33 25 星々でかたどられたミニチュアの宇宙が割れた。 4人が見守る中、二者の影が現れる パーを出すマベトレそして、チョキを出すドベトレの姿であった。 「やったぞ、俺の勝ちだ!!」 「うわーー負けたーーーーーー」 ドベトレを勝ちを喜び、マベトレは大粒の涙を流す ひとしきり、両者は勝敗を噛み締めた後 「でもお前の戦い方、マーベラスだったぞ」 「ドベトレもいいたたかいっぷりだったよ☆」 二人はなにか通じたように拳を突き合わした。 「さあ、お目当てのプリンはっと」 「お買い上げありがとうございましたー。以上でDXプリンは完売となりますー」 「え」 「え」 「―――嘘でしょ。」 後ろで大騒ぎしてる間にすんなり購入してたスズトレの姿がそこにはあった。6/6 ≫37二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 18 37 17 チョコレート リウトレ 今日は特にトレーニングもない日だった。私はチョコレートアソートの箱とバッグを手にし、トレーナー室へと足を運ぶ。私のトレーナーがウマ娘になり、数日。歩くことが人並みもままならい彼女を横抱きにして移動することが当たり前となっていた。素直になれずとも自分を頼る彼女が愛おしくてたまらない。いつも通り、ノックなしにトレーナー室へと入れば、その愛おしい彼女は兎のような長い耳を動かしながら、ノックをしろと騒ぐ。動くたびに、同じデザインの耳飾りがキラキラと輝く。 「やるよ」 「ハロウィンには早いわよ」 「貰ったモンだが、食べきれねぇから手伝え」 「いいけど、甘いもの好きだし」 知っている。だから持ってきた。私はソファーにかける彼女の隣りに座り、箱を開ける。様々なひとくちサイズのチョコレートが並ぶ。それなりのメーカー品で上品なデザインだ。ひとつ取り、彼女の口元へと運ぶ。 「じ、自分で食べるわよ」 「これも『頼る』だぞ?」 「違うでしょ!絶対…」 「ほら、私を頼れ。それとも口移しが良いのか?」 「うぅ…」 私の手からチョコレートがなくなる。しぶしぶでもなんと可愛いものだろうか。頬を赤くさせながら、チョコレートをほおばる彼女を見て頬を緩む。彼女はチョコレートを手にし、目線を逸らしながら私へと向ける。 「なんだ?」 「シリウスも、食べるのよっ!」 「いいぜ」 私は彼女の手にしたチョコレートを口にする。赤かった彼女の顔は更に赤くなる。まるでゆでだこだ。これだけのことでも彼女には大ごとのようだ。私は適当にチョコレートを取り、彼女の口へ運ぶ。 「ん…もう……んっ」 「どうした?」 「シリウス~~」 39二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 18 37 28 勢いよく彼女に抱き着かれ、そのままソファーの上に倒れる。むすっとした表情はなく、とろかした表情で私を見る彼女がいた。どうやら食べさせたチョコレートはアルコールがあるものだったようだ。 「えへへ~~、あったかい~~」 「あったかいな」 頭を撫でてやれば、また頬を緩ませる。素面でもこうさせたい。何も気にせず、私を頼り、私に愛され、私を愛せ。必ずそうさせる。 「シリウスはなんれ、あたしのことだいじにしてくれうの?」 「そりゃアンタのことが好きだからな」 「あたしおんなのこだよ」 「関係ないだろ、そんなこと」 性別なんて些細なことだ。アンタがアンタだから私は好きだ。それだけだ。 「それに……寝やがった」 放課後は始まったばかりだ。寝ても問題ないだろう。私は自身に覆い被さったまま眠る彼女を抱き締めながら、仮眠をとることにした。 「あぁあああああああああ!!」 「うっせぇなぁ…」 彼女の悲鳴で閉じていた瞼を開ける。顔が赤いが酔いが冷めて思い出し、悶絶しているのだろう。 「ねぇ、忘れて…忘れて…」 「無茶言うな」 彼女はこのあと、私が寮に帰るまでの間もいつものテンションに戻ることはなく、顔を赤くさせてしおらしくしていた。 ≫71二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 19 02 26 俺ことダイワスカーレットのトレーナーは、来月にいなくなる。 いや、より正確に言えば、キンチェムというウマ娘に取り込まれるのだ。 そうして吸収されて、何も残らない。そうなる。 そうなっても習性というものは厄介で、どれだけ塞ぎ込んでいても、求められれば飯を炊き、出勤してしまうのである。 翌日には何ら変わらない様子で……。 「……おい、大丈夫か」 「え」 「いや……こんな時にふざけてるとは思われたくないが、ダストレ…… ……煙草、逆さだぞ」 「あっ」 ……何ら変わらない様子でいられなかったようで、俺は百均ライターをぽけーっと握りしめながら、逆さに火がついた煙草を咥えていた。 それをフクトレさんに指摘されてようやく気づいて、元に戻そうとして……口を軽く火傷して正気にかえった。 「あっつい!」 「あーあーあー……落ち着け落ち着け。新しい煙草出せ。火ぃ点けてやるから」 「あい……」 自然な動作でシガレットキスをされて、別の意味で動揺したことで、ようやく落ち着いてきた。 怪我の功名……というには、ちょっと間抜け過ぎるかもしれない。 72二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 19 02 47 「で、煙草吸いに来たのは、お前なりの反抗か?」 「いや、マジでなんとなく……休憩時間だし」 「じゃあ、あんまり煙を肺に入れるな。走れなくなるぞ」 それはそうだ。俺は煙を口で燻らせて、肺に入れずに吐き出した。 この身体は一ヶ月後、キンチェムのものになる。 そうなれば傷物にするのは、トレーナーとして褒められたことじゃないのだ。 どうせ譲り渡すなら、きれいな身体を渡すべきだ。内心で反省しながら、人生最後の煙草を揉み消した。 「ごめん、けどありがとう……気遣ってくれて」 「気にするな。似たような立場だ、同情くらいする」 それってどういう意味、と聞くに聞けないのが俺の弱さだ。 フクトレさんはそれを責めず、薄く笑って俺を送り出す。 「どうするにしたって、挨拶回りしてこい」 気軽な言葉。 それが今の俺にとっては、何よりありがたかった。 73二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 19 03 16 いろんな人と話してみて、わかったことがある。 俺はけっこういろんな人に存在を知られていて、いろんな人が親しく思ってくれている。 努めて気楽に話してくれたり、別れを悲しんでくれたり、励ましてくれたり……普段よりずっと、親身にしてもらえた。 「だ、ダストレさん……」 「あぁ、チヨトレさん。おはよう」 「おはようございます。……あの、聞きました。貴方が、キンチェムさんの……」 「うん。明日から引き継ぎ資料作らないとって考えてる」 チヨトレさんもそのひとりで、理路整然としながら脆い心を抱えたこの人が俺の身を案じてくれるというのは、少し申し訳ないような、嬉しいような気持ちになる。 (それ以上に自分を大事にしてほしいとこあるけどね!) ここで無理に離れて気に病ませてしまうより、少し手伝ってもらった方がいいかも。 そう考えた俺は、スカーレットのトレーナーとしての引き継ぎ資料をチヨトレさんに見せる。 「良ければ、手伝ってくれる?」 「……いいんですか」 それは決して、資料作りを手伝うことだけじゃないだろう。 わかってる。でも、俺は敢えて深く考えてない振りをして、手を合わせた。 74二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 19 03 37 「たのむよー。俺、見直しとか苦手でさ」 この通り! そうおどけて頼んでみれば、チヨトレさんも重苦しい気持ちが少し抜けて、元の優しい無表情を取り戻してくれた。よかった。これで一安心。 「ご無理は、なさらないでくださいね」 「もちろん。何事もほどほどに、が地味なダストレさんの持ち味ですとも」 ゆらゆらしていた気持ちも解けて、ゆるやかな諦めと共に俺は状況を受け容れた。 うん。何も恐れることなんてない。ただ俺がいなくなるだけなんだ。 俺ができることは、それをできる限り、悲しいものにしないようにすること。 そう決めると――心が少し、楽になった。 後日、俺は樫本理事長代理に一ヶ月後には辞める旨を伝え、辞表を提出した。 誰にも。スカーレットにも内緒で。 75二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 19 04 02 諦めれば色々楽になる。 聞こえは悪いけど、思いつめてブッ壊れるよりはマシだと思っていて、現に今の俺は楽な気持ちで普段どおりの暮らしをしていた。 「はい、キンチェム。お豆腐サラダだよー」 「……ウマソウルに食事はいらないのよ、ボディ」 「体つくりの為のごはんは大事なんだよ、キンチェム。 なんとスカーレットのボディはこのごはんで出来てるんだ!」 「あのボディが……これで!?」 「ホッホッホッ……わしがそだてた」 「食べなきゃ……!」 今現在も成長中のスカーレット・ボディに惹かれてか、キンチェムはお豆腐サラダを熱心に食べている。 ……ここ一週間はこういった菜食主義だから、ちょっとウェストが絞られ気味だ。 そもそもこの身体が本格化や成長期を迎えているかどうかもわからない(生理は来ていない)ので、この食生活が正しいかがわからないが、いずれ本格的に走るのなら、鳥のささ身くらいは食べておくべきかも。 ……いや、わかってる。わかってるんだ。自分でも、スカーレットを避けていることは。 けど、今だけはどう向き合えばいいかわからない。それを考える時間が、少しでも欲しいだけ。 そう言い訳をしながら、久し振りに栄養学の本からレシピを紐解いていると、キンチェムがそういえば、と聞いてきた。 「来てからそんなに生活が変わらないけど、やることないの?」 「ん……一応、色々やってるよ。終活みたいなこと」 俺はもしキンチェムとひとつになった時、俺の知識も残らなかった場合に備えて、トレーナーとしての知識は勿論、生活に必要な知識をチヨトレさんとまとめたり、困ったら誰に頼ればいいか、連絡の仕方などもまとめていた。 見る人が見ればまるで遺書のようなそれを、キンチェムはしげしげと眺める。 76二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 19 04 30 「フランキーはこんなの書いてなかった」 「そうなの?」 「そーだよ。フランキーはわたしに飼い葉をくれたり、優しく洗ってくれたり……。 シラミっていうかゆかゆの虫がわかないように、櫛で梳いてくれたの」 愛しげに長い髪を撫でるキンチェムの顔は、まるで遠い昔を懐かしむようで、それでいてつい先程まで櫛で梳かれていたようで。 愛の歌を奏でるように、キンチェムは甘い声でフランキーへの想いを語ってくれた。 「お酒が大好きでひげもじゃの、ちょっとだらしのないお腹をしたフランキー。 レースで勝つ度に酔いどれマデンやブラスコヴィッチのおじさまと乾杯をしていたけれど わたしにだけは誠実で――わたし達はいつも同じ夢を見ていた」 こうしてね、とキンチェムは手近なブランケットを手にして俺の背を包む。 恋と愛の熱が肩から背骨に伝わって、なんとも甘い寒気が俺の背筋を伸ばした。 「フランキーったら、寒い夜に何もかけないで眠るものだから、わたしの衣をかけてやったの。 寄り添って同じ星を見上げたわ。言葉がなくたって、想いが通じていた」 年老いたお婆さんのようで、うら若き乙女のようで。 命ひとつが紡いだ思い出の歴史が、すぐ後ろから囁かれる。 「――あの人といつまでもいっしょにいたかった。名前だけじゃなくて、終わりまで」 彼女の深い愛を知るには、それで充分だった。 77二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 19 04 54 「……ねえ。怖くないの? わたしのこと」 「怖くないよ」 「でも……消えちゃうかもしれないのよ、あなた」 「あ、うん。それはめっちゃ怖いかな」 努めて朗らかに答えると、キンチェムは申し訳無さそうに俯いた。 君にも願いがあるんだから、気にしなくていいのにと言ってやると、彼女はぶんぶんと首を振る。 「誰だって大事な、あなただけの身体だもん。それを奪おうとしているのはわたし。 憎んだり、恨んだりして、当然なのよ」 「そんなことしないよ」 「どうして……?」 「だって、俺はトレーナーだもん」 それは消えてなくなる俺を支える、ささやかな矜持。 トレーナーはウマ娘の為に身を粉にして働く者。そういう役職を全うする為のプライド。 要は、俺なりにカッコつけることで自分を保っているのだ。なんかこう言うとダサいけど。 「君の願いが本当に胸を張って成し遂げられることなら、俺だって手伝うよ。 ……ときどきでいいから、スカーレットのことも気にかけてやってくれると嬉しいな」 「…………うん」 その言い淀んだ沈黙の中に、どんな逡巡があったのか。 俺が踏み込もうとする前に、ポケットの携帯電話が鳴り響いた。 77二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 19 05 15 思わぬ人の呼び出しに、キンチェムにごめんねしてから慌てて俺は夜のトレセン学園へ向かう。 こういう時に夜だからと断れないのがなんとも俺らしい……と自嘲するも、月夜に照らされるトレセン学園は仄かに白く光っているようで、見慣れた石畳さえどこか綺麗だった。 「おお、来たか。夜分にすまんの」 「い、いえ! 呼んでもらえて光栄でっ……!」 「ホッホッホッ。まあまあ、座りなさい」 呼び出したのはヘリトレ大先生――ではなく、マクトレだ。 「御爺様が呼んでるからなる早で」とマクトレに言われた時にはどんなお叱りがあるんだろうと戦々恐々としていたが、ヘリトレ大先生は優雅に月見酒を楽しんで待っていた。 学園内は飲酒禁止ですよとかツッコんじゃダメなやつだろうかこれ。 「どうじゃダストレ君、一杯いっとくかの?」 「御爺様、学園内は飲酒禁止ですわよ」 「なんじゃ堅いのう。おぬしもストゼロ舐めるくらいよかろ?」 「いえ、ダストレの前だと安心して三本イッキしてしまうのでナシですわ」 「いや箍外れすぎじゃろ」 「あーごめん、カブで来ちゃった。 公道にレインボーロード敷くのはマックイーンちゃんのイメ損だよね?」 「イメ損ランキング堂々の第一位としてヒットチャートしてしまいますわね……」 「そんなオリコンランキングみたいなノリで担当ウマ娘への風評被害を刻むでないわ」 最初は緊張で頭がいっぱいだったが、マクトレのいい感じのボケとヘリトレ大先生のまっとうなツッコミで気持ちが落ち着いてきた。 うーんやっぱリフレッシュにはコントが1番だな! マクトレがいてよかったぁ!! 79二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 19 05 39 「呼んだのは他でもない、君の進退についてじゃ」 「……退職届は、もう出しましたけど」 「うむ。実はの、儂が預かっとるんじゃよ」 ヘリトレ大先生が袖から取り出したそれは、密かに俺が理事長代理に提出したものだ。 強権で握り潰すつもりなのだろうか。けどそうされても……と俺が色々困っていると、ヘリトレ大先生は寂しげに微笑んで語り始めた。 「諸君ら……いや、儂らかのう。奇妙な身の上に置かれながら 今もどうにか担当のウマ娘と向き合えておる。幸運なことじゃ」 そう、幸運なことだ。 当たり前に続くと思っていた日常は、ある日あっさりと終わる。 それに気づくのは、もう取り返しがつかない時なんだと、最近になって俺も知った。 「じゃが、どうしても別れの時は来る。別離の慰めとなるのは、いつだって思い出だけ…… 歳を取るほど蓄財に励むのは、そうした思い出を一欠片でも取り零さんようにするためじゃ」 まあボケて忘れるんじゃがの、と笑うヘリトレ大先生だが、その人生にはいったいどれだけの別れがあったんだろう。 そんなことをぼんやりと考えていると、先生は鈍色の瞳をすいと俺の瞳と合わせた。 「それで、ダストレ君。 御主は担当のウマ娘へ、充分に思い出を遺してやれたかのう?」 心臓が跳ねる。 それと同時に、俺は肩を掴まれた。 (続く) ≫106二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 19 24 23 手作りご飯 「出来たぞ、マーチ。」 「おお、これまたとても美味しそうじゃないか、トレーナー。」 「最近フジトレさん達に料理を教えてもらっていてな、難しい物で無ければ作れる様になったんだ。」 「それで最近資料室から出ている事が多かったのか。トレーナーが外に出るようになって私は嬉しいぞ。 それはそうともう食べてもいいのか?」 「ああ、大丈夫だぞ。」 「感謝する。いただきます。」 「…!美味しいな、トレーナー。」 「なら良かったよ。」 「?トレーナー、そんなじっとこっちを見てどうしたんだ?」 「いや、随分美味しそうに食べるなぁと思って。」 「そうか、それなら見ててもいいがトレーナーも早く食べないと冷めてしまうぞ?」 「それもそうだな、いただきます。」 「…うん、上手く出来てる。」 「弁当の時もそうだが、どんどん料理の腕が上がっていくな。」 「あの人達の教え方が上手なんだよ。」 「でも頑張って覚えたのはトレーナーだろ?ならトレーナーも十分凄いと思うが。」 「そ、そうか?でも、マーチからそう言ってもらえると…嬉しいな。」 「……あの、マーチ…?」 「どうした?」 「…俺が見てたのが気に障ったのなら謝るから…その…食べるところをずっと見るのはやめてくれ…恥ずかしい…」 「別に腹を立ててやってる訳ではない。 ただ、トレーナーが随分美味しそうに食べる姿が、少し愛らしくてな。」 「うぅ…からかわないでくれよ、マーチ。」 「からかっている訳でもないのだが…」 ≫119ガンギマリ頭スズトレ21/10/25(月) 19 31 49 28歳組とスケート取材 「…ねえ。」 「どうかしたかスズトレ?おっと危ないぞルドトレ。」 「これ、前に集まった時に言ってた二人宛の雑誌取材だよね?来てほしいとこがあるって聞いたからついてきたけど…」 「そうだよ〜。あと助けてくれてありがと〜オグトレちゃん。まだスケート慣れてなくて…」 「ルドトレは体型変化1番大きいしバランス取りづらいのは仕方ないでしょ…じゃなくて。なんで私も?」 「う〜んとね〜、実はこれから1時間くらいしたら小学生たちが見学に来るんだって。」 「それでその子らがスズカの大ファンなんだと。んで急遽予定変更、同期三人の会談、ってことになったわけだ。」 「記者の人の柔軟性が高すぎる…でも何してあげたらいいんだろう。私ひとりでのファン対応は初めてだからなぁ…」 「じゃあスズトレちゃん、もし私が同じ状態だったらどうしたらいいと思う?」 「日常の話して親しみを持ってもらいやすくするとか、あとスマホで写真見せてあげるのもいいんじゃない?当然内容は選ぶ必要あるけど。でもなんで急に?」 「だって、それが答えでしょ?」 「え?…あっ。」 「毎度思うがお前さん、ファンとかメディア関連は自分限定で一気にダメになるな…」 「…未だに実感が湧かないんだよね、正直…担当持ってない期間長すぎたからかもしれないけど。経験の差かなぁ、2人には一生追いつけそうにないや。」 「イタチごっこだよね〜。でも、サブトレとかのスキルに関しては私もオグトレもスズトレにはかないっこないんだよ?」 「互いに足りないとこ補う、それでいいだろ。焦る必要はないさ。」 「うーん、それもそうかぁ…よし、分かった!ありがとね二人とも!!早速だけど私実はスケート経験者だったりするから少し教えよっか?」 「お、マジか。それは助かるな。」 「スズトレちゃんすごい!!今そっち行くね〜!!」 「あ、待ってそんな急に動いたら体制崩すって…」 「あっ…」 ────ルドトレはスズトレに倒れ込んだ。 しかもたまたま写真に撮られた。 さらに見栄えがよかったので雑誌に掲載された。 ────ルドトレは監禁された。 スズトレは頭を抱えた。 ≫127二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 19 40 54 練習終わりの穏やかな時間、トレ公が聞いてきた。 「ヒシアマ~、耳飾りってどんなのが良いと思う?」 「それ聞くの、今日で何度目だい。アタシが決めてやろうか?」 「ん~、お願い。この手の物選ぶの俺は苦手だから」 トレ公がつける耳飾りか、ヒシアマ姐さんの腕の見せ所だね! 数日後。 「ヒシアマ!耳飾り届いたよ!ありがとう!」 トレーナー室に入ると、右耳に耳飾りを着けたトレ公が笑顔で迎えてきた。 黒い髪に太陽をモチーフとした耳飾りがよく映える。アタシの目に狂いはなかったね。 と、悩んでいることがあるのか、トレ公は何か言いたげな顔をしている。 「何かあったのかいトレ公?」 「えっと、昨日いっしょにショッピングモール行ったじゃん」 「行ったね」 「そこで、髪飾り見つけたんだ。つい衝動買いしちゃったんだけど、耳飾りと合わせると飾りが多いかなって思ってさ」 「ひとまず、付けてみたらどうだい?」 「それは……そうだね」 納得したのかトレ公は鞄から赤い髪飾りを取り出した。 不器用な手つきで左耳のとなりに髪をまとめ、髪飾りを着ける。 「この髪飾り、ヒシアマが勝負服のときに着けている耳飾りに似ているなって思って…… それで、髪をこうやってまとめるとヒシアマみたいになるかなって」 トレ公は不安そうに耳を揺らしながら、上目遣いで見てくる。 「……よく似合ってるよ」 「ほんとか!」 嬉しそうにトレ公の尻尾が揺れる。 「これでヒシアマとおそろいだな!うわっ!?」 満面の笑みになったトレ公を見て、思わずわしわしと頭を撫でちまった…… ≫139ドベトレ、クリトレの世話になる21/10/25(月) 19 53 09 インターホンを鳴らしながら、かつて誰かが言っていた言葉をふと思い出す。 『知ってるか? トレーナーと担当ウマ娘の極まった関係は3つに分けられる。戦友、恋人、親子。この3つだ』 その当時のオレは、多分バカバカしいと思ったはずだ。今は……残念ながら、理解できてしまう。 何故か? 戦友は星の数ほど例がある。恋人も、まあ覚えがある。親子はまあ、恋人よりは分かりやすいか。 親元離れて寂しい生徒が、親身になってくれるトレーナーを親代わりにする。こういうケースが多い。 いやまあ、それにしたって── 「はーい。あ、ドベトレさん! そっか、もうそんな時間か。どうぞ、入ってください!」 「ん、おお。よろしく頼むわ、ちっこい方のクリトレ」 ──目の前のコイツ……小さい方のクリトレとその担当との関係は、ちょっと特殊が過ぎる気もする。 お邪魔するなり鼻腔をくすぐったのは、作りかけだろう様々な料理の香り。 「あー……いい匂いがする」 「えへへー。もうちょっとで出来ますから、手を洗って待っててくださいねー」 「手伝わなくて大丈夫か? ちまっこいのがちょこちょこしてるの、見ててちょっと心配だが」 「ふふん。大丈夫ですよドベトレさん! これでも普段は自炊してますからね」 「そうか、んじゃあ大人しく待ってることにする」 そして言われた通りに食卓で待っていたオレの前に運ばれてきたのは、 「へえ、こいつは美味そう……お、こっちも中々……ん、おい待て。ちと多くねぇか」 2人分というにはあまりにも多い料理の数々。多分5、いや6人分くらいあるぞコレ。 「普段お屋敷住まいのドベトレさんをおもてなしするんだから、これくらいは、と!」 「いやいや、いくらメジロの屋敷ったってウマ娘1人分の量は世間と変わらねえよ」 「んー、でも聞いた話、ドベトレさんまだお若いし、もりもり食べるかな、って」 「確かにオレはそこそこ食うしまだ22だけどよ、にしたってアンタと2つしか変わらねぇっつーの!」 「まあまあ、冷める前に食べましょう! 大丈夫、残ったら朝ごはんとかお弁当にすればいいんです!」 「……ま、それもそうか。んじゃ有難く。いただきます」「はーい! ふふ、召し上がれ!」 ちなみに味はフツーに良かった。聞けばオグトレさんに教わってるらしい。納得。 141ドベトレ、クリトレの世話になる21/10/25(月) 19 53 21 「はー……いやもう腹いっぱいだわ、ごちそうさん」 「はい! お粗末様でした。片付けは僕がやりますから、先にお風呂どうぞ」 「あー、いや流石にこの量を家主ひとりに片付けさせるのは気が引けるからよ、手伝わせてくれ」 「あ、ははは……そうですね。じゃあお手伝い、お願いしてもいいですか?」 「はいよ。にしても、結構食べたつもりなんだが、それでも2人分くらい残ったな」 「お客さんが来るからって、張り切って作りましたから。お弁当、楽しみにしててくださいね!」 そんなことを話しながらある程度片付けたところで、後は僕だけでも大丈夫だからっていうんで風呂へ。 寝間着は以前のクリトレのを貸してくれるらしい。おまけにまとめて洗濯もしてくれるという。有難い。 ご厚意に甘えて服を洗濯籠に放り込み、風呂場へ。シャワーを出そうとして、オレの耳が物音を捉えた。 「ふふん、ふふん♪ふふふふふーん♪かゆいところはございませんかー?」 「……ハイ。ゴザイマセン」 ──いやホントどうしてこうなった! 落ち着け、いや落ち着けるかよ! なんでクリトレがオレの髪を洗ってるんだ!? さっきまで洗い物してたクリトレが、いつの間にか服脱いで風呂場にやってきて、んでこの状況だ。 ……ダメだ。わかんね。つーか何故そんなに楽しそうなんだ。 「ふふん、ふふん♪ふふんふんふんふん♪よし、次はお耳ですねー」 「あっ、ちょ、耳はいいって! ていうか別にオレはどこも洗って貰わなくても……」 慌てて振り向いたオレが見たのは、耳をぺたんと倒し目を潤ませるクリトレの姿だった。 「そう、ですよね……迷惑ですよね、ごめんなさい。お世話が楽しくて、つい調子に乗っちゃって……」 「……だぁーっ! 勝手にしてくれ、耳と尻尾以外な!」 「……! はいっ! えへへ、頑張ってお世話しますね!」 何となく、だが。多分オレはコイツに勝てないんだろうな、と思った瞬間だった。 「いいお湯ですねー……そんなに緊張しなくていいんですよ、ドベトレさん」 「……その、恥ずかしい話なんだがオレ、女性に慣れてないんだよ」 「? でもドベトレさんだって、今はウマ娘、つまり女性じゃないですか」 「や、オレ自身の体はまあ、いいんだよ。置いとく。でもその、アンタのは、なんつーか」 「僕の体がどうかしましたか?」 「だあああヤメロ見せるな押し付けるなウワーッ!」 142ドベトレ、クリトレの世話になる21/10/25(月) 19 53 32 嫌な汗をかいた気がするが、とにかく湯浴みを終えて後は寝るだけ……なんだが。 「なあクリトレ、オレはどこで寝りゃぁいいんだ? 見たとこベッド一つしかないんだが」 「あ、ご心配なく。僕の体、小さいでしょう? だからベッド一つで足りますよきっと!」 まさかの添い寝。いきなりの添い寝。しかも聞けばもともと寝具は一人分しかないらしい。 あーだこーだとオレが考えているうち、クリトレはさっさと布団に潜ってこっちを見ている。 「さあどうぞ! 遠慮なさらず!」「いやどうぞ! じゃないんだが」 「大丈夫ですよ、クリークはよく『抱っこすると温かいです~』って褒めてくれますから」 「そういう心配はしてないっつーの。いや待て、その口ぶりだとアンタ、担当とよく寝るのか」 「よく、かどうか分かりませんが、時々一緒のお布団で寝ますよ」 ……もう駄目だ。脳がバグる。諦めてベッドに入ってさっさと寝よう。 「しょ、っと。失礼しまーす……うん、ドベトレさんも温かいですね」 「……そっすか」 予測可能回避不可能とはこういう事だろう。寝転がったオレの懐へ、クリトレはすっぽり収まってきた。 なんかもう色々一杯一杯だ。そしてそんなオレとは正反対に、クリトレはどうやらもうおねむらしい。 「ドベトレさんもあったかいですけど、クリークのあったかさとは、なんだかちがいますねー……」 「そうかい……あー、今聞くのも変だが。クリトレ、アンタ何でそんなに世話焼きなんだ?」 「うー……んー……みんながえがおだと、うれしいから、でしょうかー……」 「……そうか。わかった、ありがとな。おやすみ、クリトレ」 「はーい……おやすみなさい、どべとれ、さん」 後になって考えると、朝までグッスリ眠れたのは案外、クリトレを抱っこしてたからかもしれない。 朝。昨夜の残り物を詰めた弁当をクリトレに持たされ、いよいよ出かける時間。 「一晩とはいえ、世話になったな。今度お礼させてくれ」 「いいえー! 僕こそ、沢山お世話させてもらえて楽しかったです! よければまたいらしてくださいね!」 正直、世話を焼かれすぎると一人暮らしのとき大変そうなんだが。それでもまあ、 「おう。そのうち、な」 このお日様みてえな笑顔を前に、断りきれるヤツなんかきっといないだろ? (了) ページトップ part316~320はこちら ページトップ